そして何もなかったような顔でお話記事をUPする奴。
そう、私はこんな奴です。お話書くしか取り柄がないのです。
成立後蓮キョでお楽しみください。
■ 愛しいマグマ ■
「 うわぁあぁぁあぁぁぁんっっっ…… 」
まるでこだまするように声が響いた。
ポタポタとこぼれる涙を見て胸が張り裂けそうに辛くなる。
震える肩に手を添えて
出来るだけ大きく君を包んだ。
「 ……っ……うえっ…えっ……くぅ……っ…ん……っ…ふぃぃぃ…… 」
思えば、子供の頃から俺たちはいつもこうだった。
心細さに苛まれ、巨大な寂しさに飲み込まれそうになったとき
大地の下で常に熱を滾らすマグマのように泣き叫ぶ君を、俺は抱きしめてあげることしか出来なかった。
その熱さ
この切なさ
何より愛しきその涙
君の中からときおり爆発したように溢れるマグマの雫に
無条件で触れることが許されている自分に俺は喜びを覚えている。
ごめんね、俺
こんな男で……。
「 ……っ……コ……ン……っ…ごめ…… 」
「 ん? 」
「 ごめんね、私……っ……いつも甘えて…っかりで…… 」
「 なんで謝る。そんな遠慮は欲しくないよ 」
だって俺は嬉しいから。
君が持ち得る弱さを見せてもらえる男でいられることが嬉しい。
君に甘えてもらえる男でいられることが嬉しい。
「 …ホント、に?…っ…じゃ……も、少し……甘えても、い? 」
俺にすべてを委ねて
大きく見開いた瞳が細く滲む。
眉尻を落として
困った風で
無言のままで
微かにはにかみながら君を抱きしめたら
俺の腕に応えるように君も俺を抱えてくれた。
「「 ぎゅ~~~~~~っっっ 」」
愛しさだけがただ溢れる。
「 いいよ。もっといっぱい甘えて 」
出会った頃からそうなんだ。
だから、これからもずっと俺たちはこのままでいよう。
E N D
怒ったり泣いたりするのってエネルギーが必要ですよね。
だからでしょうか。いい大人と称される年齢に至っている私では、自分のための涙は一粒もこぼせませんでした。
⇒愛しいマグマ・拍手
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