一葉です。いつも本当にありがとうございます♡
実は先日、連載本格始動をするにあたり今まで書き溜めていた妄想メモを整理しようと、重い腰を上げました。…と言っても今年のみのブツですが…。
放っておくと資料と一緒に山積みになってしまうので定期的にこれをしているのですが、やはりというべきか埋もれていたSSを発掘。
とはいえ、本編に関しては既に某所にてお付き合い下さったお嬢様方が若干名いらっしゃって恐縮ですが。
一葉が発掘してしまったのは対のお話でして、そちらを捨てるのは惜しい…と思い、本日一緒にお届けいたします。
もちろん一葉が大好きな原作沿い両片想い蓮キョ、秋妄想です。
お楽しみ頂けたら嬉しいです。
■ あなたのぬくもり ■
少しの肌寒さが募って来て、上に一枚多く着込みたい気温の日が多くなった。
学校帰りのLME。
ラブミーツナギもそろそろ冬仕様にしなくちゃと思い、私はラブミー部室に向かった。
そこには誰の気配もなくて
けれどイスの背もたれには誰かの上着が置きっぱなし。
それが誰のか…は判らなくても、色合いと大きさから男物だってことはひと目で理解が及んだ。
「 ……あ……れ… 」
予感はもちろんあったけれど、上着を手に取り私はすぐに気付いた。
「 これ、やっぱり敦賀さんの上着だわ 」
もしかしたらここでこっそり休憩して、忘れて行ってしまったのかも。
既に冷たくなっていたその上着は、あの人の温もりを私に伝えてはくれなかったけれど、瞼を伏せてより鼻先に近づければ鼻孔をくすぐるあの人の香り。
……まるで、敦賀さんが私の目の前にいるみたい。
そんなつもりはなかったのだけど、でも誰の気配も無かったから。
ちょっとだけ、ちょっとだけ…って思って袖を通して上着を羽織った。
温もりなんて感じないはずなのにまるで抱きしめられているみたいで笑みが浮かぶ。
加えてミニスカワンピみたいな丈の長さに思わず私の口元が大きく崩れた。
「 やっぱり凄く大きい。……ふふっ♡ これが敦賀さんサイズかぁ…… 」
小さく呟いたはずだったけれど
それと同時に何かが激しく扉にぶつかる音がして
驚いて振り向くとそこには敦賀さんが立っていた。
慌てていたのだろうか。
敦賀さんはドアにおでこをぶつけてしまったのか、扉に額を預けたまま私の前でうずくまるように沈み込んだ。
「 ……っ?!!え? 敦賀さん、大丈夫ですか? 」
上着を羽織っていたことも忘れて敦賀さんの元へ駆け寄ると
敦賀さんは顔を上げずに床へ何かを囁いた。
「 ……なんで、そういう可愛いことをするんだ、君は… 」
「 え?すみません、良く聞こえないです。大丈夫ですか?? 」
「 大丈夫だけど平気じゃない 」
「 えええっ?!ど、どうしよう!!どこか打ちどころが…。敦賀さん、顔を上げて下さい!! 」
「 ………っ… 」
「 ……っ?!! 」
私の掛け声で従順に顔を上げてくれた敦賀さんは、なぜか信じられないほど照れくさそうな顔をしていて
それが本当に可愛くて
思わずギュッ!!…って
敦賀さんを強く抱きしめたい気持ちになった。
E N D
このお話を読んで下さった某お嬢様から、「キュンッ♡」という感想を頂いたの、本当に嬉しかった♡(〃∇〃)
…で、発掘したのはこの続きの蓮くんsideです。
拍手の中でお楽しみください。表にするのが憚られたので(笑)
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