SS Loving you ~おまけ~ | 有限実践組-skipbeat-

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こちらは蓮キョ中心、スキビの二次創作ブログです。


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 どうも。(。-人-。)一葉でございます。

 本日お届け致しますこちらはタイトルでご理解いただけると思いますが、先日UP致しましたLoving you のおまけです。


 本編を思いついた時に一緒に妄想できていたら一度にお披露目できたのですけどね。

 けどおまけの方が長いってどうだろう(笑)


 とにかく、お楽しみいただけましたら幸いです。



■ Loving you ~おまけ~ ■






 敦賀さんと離れていたのは3日間。



 たった2泊3日の外出だったというのに、いざ仕事を終えてこのマンションを見上げたら、やっと帰って来られたと思った。



 どこよりも早く戻りたかった、あなたがいる場所。



 玄関ドアを開けた途端、敦賀さんが顔を出した。





「 キョーコ……ッ!!おかえりっっ!!! 」


「 た……ただいま、です 」



 激しい抱擁が私を包んで

 優しい香りが私を取り巻く。



 敦賀さんの声に応えるように口にした挨拶言葉で、そのあとに続いた助動詞が気に入らなかったのか敦賀さんは私をぎゅっと抱きしめたまま不服そうに囁いた。



「 ……キョーコ。どうしてかしこまった言い方するの? 」


「 だって、照れくさくてっ。敦賀さんのお家に『ただいま』って言って帰るなんて… 」


「 もうここは俺だけの家じゃない。君がただいまを言うのは当たり前だろ。

 それより、どうだった?軽井沢ロケ。ダークムーンのとき以来だろ 」


「 そう。そうなの!!あの時とは季節が違うから予想通り勝手は違っていたけど… 」


「 けど? 」


「 やっぱり、私の中の軽井沢っていうと白い日傘と白いワンピ。そして白いワンコを連れたお嬢様ってイメージだなぁって実感しちゃった 」


「 クスッ。……うん。それ、君らしい。

 じゃあ、お嬢様。君がいなかった2泊3日を懸命に耐え抜いた君のワンコにご褒美くれる? 」


「 ここ、軽井沢じゃありませんけど… 」


「 イメージ。イメージトレーニングだよ、キョーコ。そう思って? 」



 子供みたいにやんちゃな笑みを浮かべてそう言った敦賀さんは、ワンコというよりまるで騎士のように凛々しい様で私の足元に跪いた。



「 ……イメージトレーニング。なんの? 」


「 取り敢えず、俺、犬っぽくしてみせようか? 」


「 え?やんっ!!どこに顔を近づけているんですかっ!敦賀さんっ!! 」


「 そりゃ、自分の目の高さにある君の体に。そこは同時に最も君らしい匂いがする場所でもある足の付け根あたり…を、犬だから当然、嗅ぐ 」


「 やあっ!!やめて下さい!! 」


「 じゃあ、嗅がないから触るならいい? 」


「 はっ?ちょっ…いいなんて言ってません!だいたい、ここをどこだと思っているのぉ!! 」


「 やだな、キョーコ。玄関だよ。そんなこと確認する必要ある? 」


「 判っているならやめて下さい!こっ…こんなこと、玄関先でしていい事じゃないでしょ! 」


「 付き合い悪いな、俺のお嬢様は。耐えに耐え忍んだ俺にご褒美をくれない気? 」


「 ぎゅええぇぇぇ…!!敦賀さん、重い!重いですぅぅぅ!圧し掛かったら重い~~~~。

 もう!私がさっき言った白いワンコっていうのはこう…抱っこできる可愛い犬のことです!こんな大きな犬のことじゃなぁい! 」


「 何言ってるんだ。君が俺を抱っこ出来なくても俺が君を抱っこ出来るんだからいいじゃないか。こう…だろ 」


「 はわわわっ???!! 」


「 でも確かに。玄関先ですることじゃないよな。君の言葉に従ってご褒美は寝室でもらうことにするか。室内犬なら当然の成り行きだ 」



 思惑ありきの笑顔を浮かべ、私を抱っこしているというのに敦賀さんはスタスタと足を進めた。


 お土産が入った荷物は当然、玄関先に置き去りのまま。



「 誰が室内犬ですか!…っていうか、犬にこだわる必要がどこにあるんですか 」


「 犬?なに言ってるんだ。俺が犬の訳ないだろ。

 俺はこんなにも君の全てを愛しているだたの男だよ。だから…君が恋しくて仕方がなかったんだ…… 」




 そう言って、優しく降ろされたキングサイズのベッドシーツは敦賀さんの香りで満たされていて



 切なく瞼を伏せて近づいて来る甘いキスを

 私は抵抗なく受け入れた。





 ――――――― …ねぇ、敦賀さん……




 そんなの、私だっておんなじよ……?





 用意されたホテルの一室で

 皺ひとつなく整えられたシングルベッドに横たわったとき



 真っ先に思い浮かんだのはあなたのこと。




 あなたの香りに包まれたかった。

 あなたの温もりが欲しいと思った。



 あなたが私を想うよりずっとずっと強く

 私はこの腕が恋しいと思っていたの。



 本当よ?

 そればかり、ずっとずっと ――――――― …






「 キョーコ…… loving you …… 」


「 …私…だって…… 」





 この人から離れていたのはたったの3日。




 他の人から見たらたったそれだけ?…って、笑われるかもしれないけど



 私のこれまでの人生の中で、一番長く感じられた3日間だった。










     E N D


そして泊まったホテルは絶対、メンフィス(笑)


ただ単に死ぬほどイチャベタする二人が書きたかった…。野望を達成できて大満足♡

ちなみにキョーコちゃんが敦賀さん呼びなのは一葉的萌えの影響です。


実はLoving youがUPになったあと、宿泊ロケで思い出すって言ったら一番は軽井沢よねぇ…なんて考えたら急に14巻が読みたくなりまして。

…で、読み返したらワンコになる蓮君の姿が脳裏を過ぎったっていう。


もしかしたら前話の蓮くんとギャップを感じるかもしれませんが、一葉はキョーコちゃんに対してだけはとにかく積極的になる蓮君が大好きです。なのでご容赦頂けたら嬉しく思います。



⇒Loving you~おまけ・拍手

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■ おまけのおまけ ■



 やっと触れることが出来た君のことが本当に愛しくて

 だからちょっと調子に乗り過ぎたのかも知れない…と翌朝、ベッドの中で眠りから目覚めた俺は、隣にいる彼女を見つめて苦笑を浮かべた。


 いつもの時間に目覚めた君。

 だけど昨夜の余韻が残っているのは火を見るよりも明らかで


 まだ相当眠いのだろうに

 俺を起こさないようにと気を使いながら静かに身を起こしたベッドの上で


 キョーコはまどろみながら目をこすっていた。



 ……まるでネコみたいな仕草。

 眠いなら素直に寝ればいいのに。



 どうしても眠いのだろうけど

 どうしても起きなきゃダメだと自分に言い聞かせているのか


 抱き上げた枕に何度も顔をこすりつけている仕草は本当に可愛くて


 寝ぼけている君も相当クるよな…なんて

 溢れる愛しさで満たされた。



「 キョーコ、おはよう。いいよ、起きないで。もうちょっと寝よう? 」


「 だっ…めです、起きないと!! 」


「 まだ眠いだろう?あと10分だけ俺の腕の中で寝て。ほら 」


「 そんな、ことしたら…10分で起きられないですぅっ!! 」



 …うん。そうだよな。

 じゃあ今度仕事のオフ日を合わせて、君とそんな風に過ごしてみようか。



 END(お粗末っ!)



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