おはです♡ (。-人-。) いちよーです。
短編の場合はいつも頭にSSが付きますけれど、連載もののタイトルはSSを付けておりません。当たり前っちゃ当たり前ですけど。SSってショートショートって意味なので。
さて、本日のお話は一葉都合連載です。
セーちゃんからプレゼントされたドボン予約№214消化分(`・ω・´)キリッ
いつまでも宿題を残しておくのも何だかなーってことと、内容が季節に合っているので。いつやるの?今でしょ!…みたいな(笑)
連載をするにあたり、魔人sei様のリク罠№160 をお題として頂きました。
内容を事前に確認したい読者様はこちら↑リンクでご確認下さい。ちなみにこのお話の目次はパラレル連載 に収納です。
一応、基本的なことだけ。
現代設定パラレル蓮キョです。(←聞かなくても判るわ・笑)
同級生になった二人をお楽しみいただけたら幸いです♡
■ 恋する生徒会長 ◇1 ■
俺の耳に予想外なセリフが届いたのは
茜たなびく放課後だった。
「 …は?もう一度言ってもらえます?社さん 」
自分が生徒会長を務めるLME高等学校本校舎に併設されている、特別棟3階の生徒会室で
恒例の秋の学園祭について話があるというので
副会長である社さんの話に耳を傾けた直後のことだった。
「 何度聞いたって同じ事だが希望通り言ってやる。もうすぐ秋だ。秋と言えば学園祭だ。そんな訳で3年に一度の合同学園祭を開催するにあたり、LME女学園の生徒会長とお前が付き合う事になった…と言った 」
いたく真面目な顔つきの社さんを見れば、どうやら聞き間違いではないらしいと判るのだが
なぜ俺が隣接校の生徒会長と付き合う話になるのだろうか。
「 …不服って顔をしてもダメだぞ、蓮。お前、生徒会長だろ? 」
確かに俺は生徒会長ですけど…?
「 それと学園祭とどう関係があるんです?合同学園祭について話し合いの場を設けるから付き合え、という内容だったら俺も聞き返さなかったと思いますけど、この耳に届いたあなたの言葉は俺の聞き間違いですか?隣の生徒会長と俺が付き合うって…。ああ、もしかしたら言葉省略形でした? 」
「 省略はしてないぞ。言葉通りの意味だ。それで、初カレカノ記念に両校の生徒会長同士で合同学園祭の内容を詰めて来てくれ 」
「 …あなたね… 」
淡々と話を進める副会長を冷徹な視線で見下ろして、俺は憮然たる面持ちを浮かべた。
俺、敦賀蓮が生徒会長を務めるLME高等学校は男子校である。
そして、小さな川を挟んで隣接しているLME女学園とは兄妹校という間柄だった。
小川…と言ってものどかにせせらぎをみせる風景がある訳ではなく、用水路並みの機能しか持たない取るに足らない小川である。
さきほど社さんが言ったように、この兄妹校には合同学園祭という行事があった。
この催しは3年に一度必ず開催される歴史あるものであり、当然この件に関してはもうそろそろ本腰を入れなければ、と確かに思ってはいたのだが…。
寝耳に水とはこのことだ。
「 …――――― だから、どうしてなんです?これは互いの生徒会同士で会議を開いて決議すべきものでしょう?百歩譲って生徒会長同士で…っていうのでもいいですよ。いいですけど、さっきからその前に冠される言葉は一体なんなんですか?! 」
社さんの胸ぐらをつかみそうな勢いで詰め寄ると、副会長席からチラリとこちらを見上げた社さんは眼光鋭く俺を見据えた。
「 蓮…。お前、現状を認識しているか…? 」
「 認識…? 」
「 そうだよ。お前が入学してからこっち、俺は校門前に女子高生を見なかった日に遭遇したことは一度も無い 」
「 それは隣が女子高だからじゃないですか 」
「 うちの学校の校門前の話をしているんだが? 」
「 …それが俺のせいだって言うんですか? 」
「 お前目当てで集まっているんだ。従ってお前に責任がある 」
「 ちょっと!なんでそういう言い方。それは俺のせいじゃないですよ!向こうが勝手に群がっているだけじゃないですか 」
「 それは一見、正論のように聞こえるが、そうじゃないんだよ、蓮 」
「 またその話ですか、社さん… 」
「 そうだよ。女の子たちがお前に群がるのは、お前が彼女を作らないせいだ。お前に特定の彼女が出来ればあの数は間違いなく激減するんだって何度言えばお前は判るんだよ 」
「 理屈は判らないでもないですけどね。世の中そう想定通りには動かないものですよ。それに…あなた、女性の代弁者ですか?絶対にそうなるとどうして言い切れるんです?俺から言わせればそれは非常に確実性に乏しい対応策としか思えませんよ 」
ピシャリと言い放った俺の言葉に触発されて、眼鏡の縁を妖しく光らせた社さんはそこでほの暗い笑顔を浮かべた。
「 ほう…?言ったなお前。じゃあそれを証明してくれ。お前に彼女が出来ても校門前の賑わいが変わらなかったら俺もそれを認めてやるから 」
「 結局そうなるのか… 」
「 いいから聞けっ!!蓮っ!! 」
指を一本ビシッと立てて俺の言葉を遮った社さんは
年上張りの凄味をきかせて俺を睨み上げた。
この人は昔からこうなのだ。
幼なじみだから…というだけでなく、実際本当に俺より1歳年上だということもあって、この人が俺に怯んだ事はただの一度も無いのだ。
それどころか、温厚そうな外見とは裏腹に、実は驚くほどの頑固者でもある。
一度でもこうと決定を下した彼には何を言っても無駄なのだ。
社さんは鼻の付け根に指を寄せて眼鏡をクイッと持ち上げると、イスの背もたれを軋ませた。
「 LMEは互いに歴史のある学園だ。特に合同学園祭の時は小川に橋を架けて両校が行き来できるようになるし、この時ばかりはOB、OGも数多く足を運ぶ事が判っている。なのに、さらにお前目当ての女の子がたんまりと押し寄せたら生徒会役員達は人員整理で手一杯になるんだよ。お前、それでもいいって言うのか?役員たちが疲弊しきるのが判っていて、なのに俺たちにそれを強いるなんて生徒会長の名が泣くだろ? 」
「 あーそうですか… 」
「 そうですか、じゃない!幸い向こうも同じ事情を抱えているからダメ元で打診してみたんだ。そしたらやっぱり…だ。そんな訳でもう話は通してあるからな。一応言っておくが、蓮… 」
「 はいはい、なんですか… 」
ため息交じりの俺の返事に、ハイは一回だ!と恫喝した副会長は、これは決定事項だからな、と低い声でうなりを上げた。
⇒2話 に続く
隣接校の生徒会長はもちろん、キョコちゃまです♡
しかし、学ラン姿の蓮様の姿が思い浮かばない。きっとLME高等学校はワイシャツ・ネクタイ・ブレザーなのだろう。
ところでこのお話、6話で完結させるつもりでいるんですけど(笑)
出来るだろうか…。 ←書く人間が不安に思っててどうする。
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