いつでも両片想い萌え一葉でーす♡(@^▽^@)ノ
なんだか短編を書くのが久しぶりな気がして凄く新鮮![]()
ええ。両片想いスペシャリスト一葉がお届けする訳ですから、当然、本日のも原作沿い両片想い蓮キョ♡
そして、これも本当に久しぶりの他者視点蓮キョ。
本日はヤッシーsideです。お楽しみいただけましたら倖いです。
■ 君のナイト ■
あっ…と小さく
誰にも判らないぐらい本当に小さく、キョーコちゃんが息を呑んだのが判った。
蓮より2歩、後ろを歩く彼女のさらに後ろを、俺は歩いていたから。
何があったのかはすぐピンと来た。
…たとえば男がこんな時
さりげなく好きな子の異変に気が付いてやれたなら
本物のナイトになれるかもな…なんて小首を傾げて蓮の背中を見つめた矢先、あいつの頭の後ろには普通の人間には決して見ることの出来ない目が付いているに違いない、と俺は要らぬ感心を覚える。
「 最上さん、大丈夫? 」
「 え…っと、はい、大丈夫です。小石が靴に入っただけだと思うので… 」
「 見せてごらん?どっちの足? 」
「 へ?右足ですけど…って、わっ!!きゃっ! 」
平均よりかなり大柄なくせに蓮の動作はこんなとき誰よりも機敏で、そして感嘆するほどさりげなくスマート紳士。
キョーコちゃんの足元にすぐさま跪いたかと思うと彼女の右手をさりげなく持ち上げ、それを自分の左肩に素早く導きあっという間にキョーコちゃんの右足を浮かせて革靴を手早く脱がせた。
制服姿に良く似合う、学生らしい革靴。
「 わわっ!敦賀さんってば、自分で出来ます、それぐらい… 」
「 気にしないで。自分だとバランスが取れないだろうから俺に寄りかかっていいよ。じゃないと君、きっと簡単に倒れるから 」
「 倒れません。…じゃなくて、そんな簡単に天下の敦賀蓮が事務所の後輩に跪くなんてやめて下さい! 」
「 また訳の判らない事を…。それを言ったら君もいま天下にいるでしょ 」
「 それとは全然違います!私が言っているのは外にいるって意味じゃないですよ 」
―――――― うん。本当にこれはどこか見慣れた押し問答。
そして普通の人なら多分ここで、手にした靴をひっくり返して中に入っているだろう異物を取り除く所だろうけど、蓮は手にしたキョーコちゃんの靴を傾けると踵に転がり寄って来た小石をわざわざ拾って取り出して見せた。
「 最上さん、当たり。確かに小石だったよ。はい、もう大丈夫。足をどうぞ、シンデレラ。この靴はたぶん、君にぴったりだと思うよ 」
「 ぷっ…!!そりゃそうですよ。…ありがとうございます 」
微笑ましく騎士を見下ろすお姫様と
お姫様を命がけで守る騎士のように
さりげなく寄り添い小さく微笑み合う二人を、少し離れた場所から見守った。
つい目を細めてニンマリと笑いながら、二人をからかいそうになる自分をマネ魂一つで何とか押さえつけて黙っていた俺は、こんな大人な対応が出来た自分を褒めてやりたい。
……いや、だけど、本当に、ときどき凄く不思議に思う。
二人の雰囲気はとても自然で
その光景がごく当たり前のように俺の目に映るところが…。
「 いい?平気かな? 」
「 はい、大丈夫です。本当にありがとうございます、敦賀さん 」
「 フ…どういたしまして 」
さりげない会話を繰り広げながら、スックと立ち上がった蓮の左手が何かをそっと握りしめたままズボンのポケットにしまわれた。
その動きは余りにさりげなさ過ぎて、きっとキョーコちゃんは気付けなかっただろうけど…。
なぁ蓮?
それ、可愛い彼女をおイタした罰をあとで与えてやろうって言うより、愛しい彼女の柔肌に触れた特別な小石として自分が引き取る…とか、そんなつもりだったりするのか?
そういう所が、蓮にはある。
どうかするとキョーコちゃんより蓮の方が、ときおりすっごく乙女な行動をするんだ。
道行く人は蓮を見るなりカッコイイ…と頬を染めて呟くけど。実態を知ったら絶対に俺と同じことを考えるだろうという確信がある。
「 社さん、行きますよ?考え事ですか? 」
「 ん?ああ、まあ、色々と思う所があってな… 」
「 はあ?LME事務所に向かう道すがらに、ですか?何かまたどうでも良い事に思考を傾けていただけ…とかじゃなくてですか? 」
「 どうでも良くはないだろ。お前のイメージ戦略についてだよ 」
「 ええっ?こんな瞬間でも社さん、敦賀さんの事を考えているんですか?ある意味、ラブラブ… 」
「 キョーコちゃん、それはヤメテ…。俺はただのマネージャーだから。敦賀蓮の… 」
ふふふ…と3人で笑みを漏らしながら
だけどいつか、伝えられたらいいな、と思った。
もしいつか
たとえばこの先
この二人が無事、パートナーとしてまとまったとき
自分より2歩後ろにいるキョーコちゃんの異変だって感じ取れるほど
蓮は君のことを、ずっと想っていたんだよ…って。
E N D
微笑ましい両片想い蓮キョ♡ヤッシーside
うふふ( ´艸`)♡…実は先日、近所の公園を横切るとき、敷き詰められた砂利石の一つが自分の靴にジャンプしてきた時にふと妄想をかまして誕生したお話です。
いつでもどこでも蓮キョ妄想。健在(笑)
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