SS 増える野菜 | 有限実践組-skipbeat-

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こちらは蓮キョ中心、スキビの二次創作ブログです。


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 おはようちゃんです♪(=⌒▽⌒=) いや~…関東地方、もうすっかり秋ですなぁ~


 あっはっはっは……はぁ~…(*´Д`)=з

 季節の巡りはえーよ!!


 はてさて…。昨日、一人・蓮キョ愛捧げちゃう…などと呟いていたボーナスの行方シリーズ♪

 見事なセーちゃんの寝転がりローリングで捧げあいに昇格致しました♡


 本当は今日、違うお話をUPする予定だったんですけどぉ( ̄◇ ̄) …

 昨日、夜間鍛錬中にセーちゃん曰く「お気楽適当コメント劇場」を読んで、セーちゃんのお尻をぺんぺんしちゃったので入力している時間がなくなっちゃったのです(笑)


 だから予定外なんですけど入力が済んでいたこちらを先にUPしちゃいます~♪

 見直したから誤字脱字は無いと思われます。はい。


 本日は番外編です。ええ…番外編です。( ̄∀ ̄)ノ

 だってキョコsideだもん。このシリーズは全て、蓮さま中心で行くと決めたので ←頑固

 時間軸的にも全く進んでおりませんしね(当たり前だけど。キョコsideだから)


 ボーナスの行方シリーズ前話こちらです~

 ①月夜の晩に (リ作)

 ②一緒にお休み (リ作)

 ③冷蔵庫の中身 (リ作)

 ④彼の計算【 前編 後編 おまけ (リ作)

 ⑤冷蔵庫の野菜 (リ作)

 ⑥彼の要望 (セ作)

 【番外編1】田中さんの憂鬱 (くりくり様作)

 ⑦補給権謀(リ作)

 お楽しみ頂けたら幸いですо(ж>▽<)y ☆


蓮キョ愛捧げあい~ボーナスの行方シリーズ~番外編

■ 増える野菜 ■ ※補給権謀/sideキョコver.





 実は、少し前からちょっと疑問に思っていたことがあった。

 それは、敦賀さんちの冷蔵庫にある野菜について…。


「 あれ…?ピーマン…は私が買ったけど、ほうれん草…がどうしてあるの? 」


 確かに使った野菜たちが、増えているような気がしていた。


 でも、さすがに冷蔵庫の中で増えるはずもないし…と。

 気のせいだと自分に言い聞かせて、台所に向かったこと過去数回…。


 けれど今日のは明らかに違う。

 確かに前回、ほうれん草を買った記憶がない。


 使おうと思って持参した野菜と冷蔵庫の野菜を交互に見比べ、思考の波に閉じこもる。



 …魚介スープと温野菜サラダ。それと混ぜご飯にしようと思っていた本日のメニュー。



 何度も何度も見比べて、どうしようかと肩を落とした。


 どう考えても、やっぱり余ってしまう。

 そして、心なしか元気をなくしているほうれん草を手に取った。



 ――――― 胡麻和え…なら、朝に食べてもらう事も可能よね?



 組み合わせを考えて

 野菜の鮮度を考慮して

 出来うる限り飽きることなく、無駄なく野菜を食べてもらいたい。


 それでもやっぱり残るだろう野菜を見て、困ったな…なんて思ったふりをしながら私は静かに頬を緩めた。




 本当は、無駄を省きたいなら、食材の冷凍保存という手がある。

 だけどその手は使いたくなかった。


 何故なら、その技を使ってしまえば、きっと敦賀さんはその理由に気付かない。

 そして、ようやっと綺麗になった野菜室を見た途端、きっと爽やかな笑顔を作って私にこういうに違いないの。



『 最上さん…。野菜室がキレイになったなら、もう来なくていいよ? 』



 嫌な妄想を振り払いながら、勢いよく頭を左右に振った。


 判ってる。私のこれが、卑怯なやり方だってことは…。

 こんなことを知ったら、きっと敦賀さんはあきれ返るに違いない。


 残った野菜をいつも冷蔵庫に置き去りにしている自分の狡さに溜息をこぼした。



「 最上さん?どうした? 」


「 あや!!ああ…いえ!野菜、また使い切る事が出来そうにないなぁって…。スミマセン… 」


 反射的に揺れた身体。

 計算高くこぼれたセリフ。


 だからまたここに来ますよ?と、敦賀さんに念押ししているみたい。



「 そんなこと気にしないでいいよ?…君のおかげで、俺は潤った食生活が出来て本当にありがたいと思ってるんだから… 」



 相変わらずの柔らかい物言い。

 そして加わる眩しい笑顔。


 敦賀さんのお家で二人きり。

 過ごせる時間が嬉しくて、わざと日持ちのする野菜を持ち込んでいる。

 私はズルい後輩なんです。


 …だって、もうこれくらいしか接点がないんだもの…。



「 あの…敦賀さん? 」


「 うん?なに? 」


「 じゃがいもとにんじんは、冷蔵庫に入れないで下さいね?それと今日、牛乳を買ってしまったんですけど…開封してしまうと日持ちがしないので…あさって…またお邪魔しても良いですか? 」



 今までは我慢をしていたのに

 つい口走ってしまった自分の希望。


 瞬間、黙り込んだ敦賀さんの顔が、本当に驚いたって顔をしていた。



「 ――――― あさって…? 」



 やっぱり、言わなきゃ良かったかも!


 敦賀さんの都合無視なんて、本当に私はダメな後輩!!



「 えっと!!ク…クリームシチュー!!作ろうと思いまして!シチューや鍋物は残り野菜の処分に丁度いいんですよ!? 」


 両手をグーにして思わず説得を試みた。

 重ねて祈るように敦賀さんを見上げる。


 だったらあさって買えば良かったんじゃ…?とか。

 そんなことも出来れば気付かないで下さい!


「 うん…ありがとう。お願いできる…? 」


 優しく許してくれた言葉が聞こえて、思わず自然と安堵の溜息。

 本当に、心臓に悪くて困る…。


「 はい!あの…材料足りない分は買って来ますね?鶏肉とシーフードはどっちがいいですか? 」


「 そうだな…。最上さんが作ってくれるならどっちでもいいけど…。でも、鶏肉の方が美味しそうかな…? 」



 何食わぬ顔で好みを聞いて。

 何食わぬ顔で笑顔を作る。


 こんな風にさりげなく、敦賀さんの好みを聞き出しているなんて、きっとこの人は思いもしない…。



「 最上さん…?野菜、欲しいのがあるなら言って?俺、用意しておくから… 」



 突然切り出された敦賀さんの申し出に、思わず口がカッパリと開いた。


 やっぱり、自分の勘違いじゃなかったんだと瞬時に悟る。


 見ず知らず現れたこのほうれん草。

 きっと、気を使って買って来てくれたに違いないの。


 鮮度は全然ダメだったけど…。

 本当に優しい人なんだから。


 そう思ったら、無性に笑いが込み上げた。



「 …いま、君が笑えるようなこと言った?俺…? 」


「 え…?いえ、違うんです。いつも私、イメージが壊れるって自分で言っておいて、敦賀さんが一人でお買い物をしているシーンを想像しちゃったら、なんだか微笑ましいなって思ってしまって… 」


 本当に、イメージダウンなんてとんでもない。

 何をやってもこの人はきっと、どこまでもヒトを惹きつけるのだと思う。


 優しくて

 繊細で

 当たり前のように人を気遣える…。


 こんなバカな後輩にまで、気を遣う必要、ないと思うのに…。


 次の一瞬で笑顔が凍った。


 それは、敦賀さんの口から長く吐き出された冷気を伴う溜息によって。

 あの…その腕組みはもしかしなくても怒りの権化…ですか?



「 !!ご…!!ごめんなさい、敦賀さん!! 」


「 …うん?俺、怒ってないよ?でも、思う所はあったかな…? 」


 既にそれが嘘だって判ってます!

 だって、不快に思ったんだろう感情が、ビシビシと伝わってきますから!


「 すみません!!本当に!!私如きが敦賀さんを笑うなんて… 」


 来なくてもいい、なんて言われかねない!

 何度も何度も頭を下げて

 何度も何度も許しを請いた。


「 だから?…怒ってないって、俺、言ってるよね?聞こえてる…? 」


 見上げた顔はキュラキュラ笑顔。

 静かに細められた瞳の奥、キラリと輝くのは怒りの波動…。


 嘘です!絶対に怒っていますよねー!?


「 最上さん。そろそろ、作り始めない?泊まっていく気なら別に時間を気にしなくていいけど 」


「 そ…そんな!滅相も無い!!今から速攻で作りますのでお待ちくださーい! 」



 大急ぎで包丁を握って、調理道具を用意した。


 今晩のメニューと、明日の朝食。

 それを自分が用意する…。


 敦賀さんの朝食風景を、見守る事は出来ないけれど。



「 ふふ… 」


 ついこぼれる嬉しさに、またこっそり頬を緩めた。



 うん。自分がズルい事はもう判っているの。

 でもやっぱり、そうしようと思う。


 だって、もったいないじゃない?




 だから、自然と増える野菜については、理由は聞かない事にしよう…







     E N D


君たち…正真正銘の両片想い♡ ( ̄▽+ ̄*) 嫌いじゃないぜ?


ただ、若いんだからもう少し積極的に動こうか?

理由を聞けば一発なのにな~…。


いや…答えないか?


⇒増える野菜・拍手

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※セーちゃんの「もっと増える野菜」 に続きます。


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