おはようございます(。-人-。)一葉梨紗です。
タイトルを見ても恐らくピンと来た方はいらっしゃらなかったでしょうが、本日は一人蓮キョ愛捧げちゃうです(←捧げあっていないのでちょっと変えてみました・笑)
レッツ、ボーナスの行方シリーズ♪:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
すでに社長からもらったボーナスはどこへやらで、新たにシリーズ名を考えた方が良いんじゃねーのか?…とかツッコミ入れたい所でもありますが、何しろ終わりが見えていないで続けているお話なので、そこはまあ大目に見てくださいマセ(#⌒∇⌒#)ゞ
いや∑(-x-;)嘘だ。終わりは判っているよ!
二人がくっつくまでだよ!よし、一葉。勇気あるチャレンジャーぶりだ(笑)
ボーナスの行方シリーズ前話こちらです~
①月夜の晩に (リ作)
②一緒にお休み (リ作)
③冷蔵庫の中身 (リ作)
⑤冷蔵庫の野菜 (リ作)
⑥彼の要望 (セ作)
【番外編1】田中さんの憂鬱 (くりくり様作)
※セーちゃんをローリング出来た事で、一人蓮キョ愛捧げちゃう!が解除になりました~!!やりぃ☆
蓮キョ愛捧げあい~ボーナスの行方シリーズ~
■ 補給権謀 ■
「 あれ…?ピーマン…は私が買ったけど、ほうれん草…がどうしてあるの? 」
台所へと続く扉を開けるほんの少し前。
冷蔵庫の野菜を覗き込んだ彼女の口から滑り落ちた戸惑いの言葉が、俺の耳に痛く届いた。
俺だって、最初はさすがにどうかと思った。
しかし、そもそも野菜を足すにも限度ってものがある。
だから仕方がないだろう?
同じ野菜ばかり…。
使っても使っても減らないのが続けば、いくら最上さんだって不信に思う。
そう考えて、彼女が来てくれると約束をしてくれた当日の夜、厳選を重ねてイキの悪そうな野菜を思い切って購入してみた。
しかし、これは浅知恵過ぎたと反省もしてみる。
この事実を彼女が知ったら、何を口走るのかは火を見るよりも明らか。
『 もう!!どうしてちゃんと鮮度を確認しないで買ったりしたんですか? 』
自分で使いもしないくせに…と続くだろうセリフまでもが瞬時に浮かび、苦笑が漏れた口元を右手で覆ってから頭を左右に振った。
いっそ、君に来て欲しいからだと、思い切って言ってみようか?
瞼を閉じて口を結んだその時
深く溜息を吐き出した彼女に気付いて、大急ぎで扉を開けた。
「 最上さん?どうした? 」
もちろん、気が気じゃなかった。
その溜息は、一体どんな意味…?
だけど反射的に顔を上げた彼女の口から生まれたのは、俺の心配をよそにした思いも寄らない謝罪のセリフ。
「 あや!!ああ…いえ!野菜、また使い切る事が出来そうにないなぁって…。スミマセン… 」
…謝る?そこでどうして君が謝る…。
使い切って欲しくないから、野菜を足しているんだよ、俺は。
「 そんなこと気にしないでいいよ?…君のおかげで、俺は潤った食生活が出来て本当にありがたいと思ってるんだから… 」
だからね?
このまま、増えた野菜の事は見逃してくれないかな…?
心で唱えた俺の小さな願いを聞き届けてくれたみたいに、彼女は優しく笑みをこぼした。
「 あの…敦賀さん? 」
「 うん?なに? 」
「 じゃがいもとにんじんは、冷蔵庫に入れないで下さいね?それと今日、牛乳を買ってしまったんですけど…開封してしまうと日持ちがしないので…あさって…またお邪魔しても良いですか? 」
彼女の口から飛び出した突然の申し出に、思わず目が点になった。
「 ――――― あさって…? 」
3日に一度を目標に、君に足を運んでもらったのはこれで何回目の夜だろう?
君から来たいと言ったのは多分、初めての事で
脳裏で高鳴った甘い期待は、けれどすぐに萎れてしまった。
現実はそう、優しくはない。
「 えっと!!ク…クリームシチュー!!作ろうと思いまして!シチューや鍋物は残り野菜の処分に丁度いいんですよ!? 」
慌てて駆け込んだ彼女の言葉。
両手を握りしめて頬を染めて、無駄なく野菜を処理しようと力説する君の理由を考える。
込み上げるのは寂しい想い。
やっぱり…少し頻繁すぎたのかな…。
「 うん…ありがとう。お願いできる…? 」
それでも
少なくともあさっての夜。
俺はまた、君に逢えるんだよね?
「 はい!あの…材料足りない分は買って来ますね?鶏肉とシーフードはどっちがいいですか? 」
「 そうだな…。最上さんが作ってくれるならどっちでもいいけど…。でも、鶏肉の方が美味しそうかな…? 」
本当は判っているんだ。
俺には、君を縛りつける権利なんかないってこと。
君の気持ちを大切にするなら、無理強いなんて出来ない事も。
だけど、明後日の約束を最後にはしたくなくて
無駄だと思っているのにそれでも一応、こんな事も聞いてみた。
「 最上さん…?野菜、欲しいのがあるなら言って?俺、用意しておくから… 」
恐らく、彼女にとってもこのセリフは予想を超えていたんだろう。
つぶらな瞳を大きく開いて、3秒止まった彼女の口からプッと小さく笑いが漏れた。
「 …いま、君が笑えるようなこと言った?俺…? 」
「 え…?いえ、違うんです。いつも私、イメージが壊れるって自分で言っておいて、敦賀さんが一人でお買い物をしているシーンを想像しちゃったら、なんだか微笑ましいなって思ってしまって… 」
そんな事を言ったあと、君が
あんまり可愛く笑い続けるから
俺は急いで両手を組んで
長く溜息を吐き出すしか出来なかった。
でも本当に、世の中どう転ぶかなんて、判ったもんじゃないよね?
「 !!ご…!!!ごめんなさい、敦賀さん!! 」
「 …うん?俺、怒ってないよ?でも、思う所はあったかな…? 」
青い顔で
勢い付けて何度もペコペコと頭を下げる彼女
「 すみません!!本当に!!私如きが敦賀さんを笑うなんて… 」
本当だよ。
俺のハートは酷く傷ついた。
俺は君に、少しでも多く会いたいって真剣にそう思っているのに。
「 だから?…怒ってないって、俺、言ってるよね?聞こえてる…? 」
愛しい君を見下ろしながら、明後日の夜を想像して思わず深い笑みがこぼれた。
もうね?俺、自分のしたいようにしようかなって、そう思った。
――――― こうなったら…絶対、3日に一度を常習化させたい
君の都合なんてもうお構いなしで。
「 最上さん。そろそろ、作り始めない?泊まっていく気なら別に時間を気にしなくていいけど 」
「 そ…そんな!滅相も無い!!今から速攻で作りますのでお待ちくださーい! 」
だからいい?意地でも野菜の補充はしておくからね?
ああ、願わくば…
次回も君に見逃してもらえますように。
E N D
実はタイトルが全然思いつかなくて、しばらく放置していました(笑)
このシリーズ、毎回タイトルに苦しめられています…。大抵は直ぐに思いつくのに…。
ちなみにですね、本当はこれ、キョーコちゃんsideで書き始めたんですけど、途中でこのシリーズは全話蓮くんで統一したーい!!なんて思って急遽、蓮sideにしたんですよ。
だから幻のキョーコちゃんsideが存在する( ̄▽+ ̄*)読みたーい!って人いるのかしら?
拍手にいれようと思ったんですけど、あんまり長いのでやめてしまいましたです。
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※リ作/「増える野菜」 キョコside。番外編へ寄り道です。
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