こんばんは~ん (*゜▽゜ノノ゛☆
今日も今日とて蓮キョ愛。夜間合宿の割に夜はきちんと寝ている一葉梨紗でっす♪
一葉ってばね、基本的にお話を綴ってからそれに見合ったタイトルをつける人なんですけれども、今回のは妄想したものを言葉に落とす前にタイトルがフワッと出てきてしまったんですよ。
それがやけになげータイトルだったので削りました![]()
さて本日はっ(`・ω・´)蓮キョ愛捧げあい(応酬)シリーズの新作です。
…っていうかさ、私が話の出だしを書くってちょっと微妙な気がしないでもないんですけれども…。
自分で罠を作っているような気がするような、しないような…?
そしてこの話、続けてもらえるのかも判らない。
ユーちゃんにもセーちゃんにもテレパシーは何一つ送らず、それこそ突然アップするっていうね。ええ、もういいんです。一葉、そういう奴だから…σ( ^ _ ^ ;)
それでは!!いつものように~長いですよ~!!セーちゃん&ユーちゃん&すべてのスキビスキー様へ
蓮キョ愛、大放出でっす!!
蓮キョ愛捧げあい~ボーナスの行方シリーズ~
■ 月夜の晩に ■
社長から突然呼び出しを受けたのは、深夜と呼ぶにふさわしい時間だった。
「 は!?自宅に来い?って、いま何時だと思っているんですか? 」
仕事が終わったのはてっぺん越え。ちなみに今は深夜1時。確かに翌日の仕事は11時からだったけど。
余裕だろ?と言われたって、それに従う義理はない!!と強く否定したところで、結局拒否権は行使されない。
「 実は、最上君の事でお前に頼みたいことがあったんだが…そうか、ムリか… 」
「 …行きます… 」
控室の中。仏頂面をしているだろう自分の表情は、鏡なんか見なくても判る。
要件は推察すら出来ないが、電話で伝える気がない事だけは口調でわかった。
「 おーい、蓮…っと。電話中だったのか?珍しいな? 」
「 社長ですよ。いきなり呼び出されました 」
「 こんな夜中に? 」
「 おおかた暇なんですよ。春が過ぎてしまえば特にこれといったイベントも有りませんしね 」
オモチャにされるのは御免だと思いながら、それでも彼女に関することだと聞けば、つい身を乗り出してしまう。
タクシーで帰ると言った社さんと別れて、自分の車に乗り込んだ。
「 …頼みたい事って…何だ? 」
訝しみながらも車を走らせ目的地へと到着をすると、静まり返った屋敷の入り口で微妙な衣装に身を包んだ派手な社長が目に飛び込んだ。
車を降りてそこに向かうと、壁に寄りかかった姿勢のまま社長は片手を持ち上げた。
「 よう、蓮。わざわざ悪いな… 」
「 いえ、それで?頼み事って何ですか? 」
「 開口一番それなのか。相変わらず余裕がないな、お前は 」
「 社長… 」
「 冗談だ。実はいま、屋上でマリアと最上君が月見をしているんだが、マリアに帰ってくるように伝言してくれねえか? 」
「 は!? 」
言われたそれに目が点になり、思わず両手を組んで凄む。
「 何ですか、それ… 」
「 何ってお前。ボーナス…のつもりだ 」
言葉の意味すら解らずについ恨めし気に社長を睨むと、マリアさえ戻ってくりゃ後はお前、勝手に………帰って構わんから…と言って社長は踵を返し、後ろ手をひらひらさせて振り返りもせずにそのまま屋敷の中へ消えていった。
絶対に遊ばれている感ありあり…。
それでもあの子がそこにいると聞けば、動かざるを得ない自分がいる。
しかし…月見?
普通は十五夜にするものだと思っていたけど…。まさか、京都では違うとか?
首を傾げながら、革靴でも足音を鳴らす外階段を上がり、自然と早くなる足取りのまま屋敷の屋上へと向かった。
( 最上さんと逢うの、久しぶりだな… )
そう、彼女と会うのは、本当に久しぶりだった。
ついこの間まで、兄妹として傍に居たのが嘘のように、今は普通の
事務所の先輩と、後輩 ―――――…
「 あ、蓮さま!! 」
繰り返された歩行運動で目的地へと到着すると、足音に気付いていたのかマリアちゃんが駆け寄ってきた。
「 こんばんはマリアちゃん… 」
下を向いて挨拶をすると、マリアちゃんは大急ぎで人差し指を口もとに押し当てる。
「 蓮さま!!しー!! 」
「 ……うん? 」
「 お姉さま、寝ちゃっているから…もう少し寝かせてあげたいの… 」
――――― え?
小さな指が示す方に視線を投げると、身を守る様に薄布に包まれた彼女が視界に飛び込んだ。
なるほど、確かに落ちている…。
「 蓮さま、ごめんなさい。本当はおじいさまにダメだって言われていたんだけど… 」
「 何? 」
「 お姉さま、少し前まですごく忙しかったみたいなの。それで、全然構ってもらえないのが寂しくて。やっと時間取れるからって言われて、わがままを言ってしまったの… 」
「 そうなの…?それで? 」
「 あの…夜なら会えるって言って来てくれて。だから最初はお部屋にいたのよ?でも、月を見たらお姉さまが、屋上に行きたいって… 」
「 最上さんが?…それで、月見? 」
「 ええ、あのね…? 」
誰にも内緒よ、と耳打ちされたマリアちゃんの言葉で、胸が苦しげに波打った。
「 …マリアちゃん…。社長が呼んでいたよ?もう、戻って来いって。最上さんはこのまま俺が送っていくから… 」
ここで寝かせたままだと風邪をひいてしまうから。
そう言うとマリアちゃんはあどけなく笑ってみせた後、まるで彼女の保護者のように俺に向かって頭を下げた。
「 はい。じゃあ、お姉さまの事、よろしくお願いします!お休みなさい! 」
その仕草が、まるで娘を嫁に出す母親みたいで。
つい口がふよふよと緩みそうになったのを、自然に右手で覆い隠した。
何度も振り返っては静かに手を振って階段を降りていく少女に手を振り返し、社長の言葉を反芻する。
『 お前、勝手に………帰って構わんから… 』
あの間…。
変な間があるとは思っていたけど、あえて言及しなかった。
だが、こうなってしまえば聞かずとも判る。
眠り姫になった愛しい彼女に腕を伸ばし、ヴェールの様に揺れる薄布ごと彼女を静かに抱き上げた。
『 お前、勝手に連れて帰って構わんから… 』
口元から漏れた笑いの意味は解らないけれど、この現状は決して嫌なものじゃない。
( それにしても、この子の意思を無視して…随分と気の利いたボーナスだな… )
足音を響かせない様に、気を付けながら階段を降りる。
腕の中にある確かな彼女の重みと、少し前にマリアちゃんから聞いた言葉が嬉しくて。
ほんの少しだけ強く、腕に力を込めた。
――――― 少し前にね、お姉さま、子供の頃に出会った妖精界の王子と再会したんですって。その人の髪色が月の色にそっくりだから、月が見たいってそう言って… 。
静かに車のドアを開けて彼女を助手席へと下ろすと、夢をみているのか赤い唇からポツリと言葉がこぼれ落ちた。
その言葉が、また俺の心をかきむしる。
「 コーン…?…会、えて、うれし… 」
胸が熱くなって、どうしようもなく愛しさだけが込み上げて。
小さく…
本当に小さく、起こさないようにと配慮して
「 …そう?俺も、嬉しかったよ…? 」
彼女の額にキスを贈って、シートベルトを渡して静かにドアをロックした。
( 本当に、このまま連れて帰りたくなるだろう…そんな事を言われたら… )
もちろん、この子に意図などない事は判っているけれど。
込み上げる嬉しさをどうしたらいいのかも判らない。
…連れて、帰ったら…?
そうしたら、最上さんはどうするかな?
明日の朝、目覚めた時、この子は俺に何を言うんだろう?
きっと、マリアちゃんと月見をしていたはずなのにって、大慌てになるのかな。
それで事の詳細を俺に聞いて、青くなったり赤くなったりしながら済みませんでしたと頭を下げて。
疲れていて爆睡していたことを何度もきっと謝罪して。
挨拶も出来なくて申し訳ありませんでしたとか、きっと眉をしかめながら言うんだろうな…。
俺が、気にしないでって言ったところで。
まあ、もし本当にそうだとしても。
( それでも最上さんと迎える朝があっても…。たまには、いいよな? )
こんなに気持ちよさそうに寝ているのに、起こすのは忍びないし。
第一この状態で、あの下宿先に連れて行けるはずもないし…。
…いい、よな?
悪いと思うなら、朝食を作って…?って、言ってみたりして。
そうやって二人で朝食を食べるのも…悪くない…。
悪巧みに似た答えを自分の中ではじき出して。
涼しい夜風をシャットダウンして、空調に気を使いながら夜道を静かに滑って行った。
耳に届く彼女の寝息。
変わらず浮かぶ安らかな寝顔。
何度も何度も助手席に視線を移して
その度に静かに笑みを浮かべた。
( でも、もし途中でこの子が目覚めたら… )
その時は、どうすべきだろうか?
E N D
待て!!これ、ここで終わりか?って思われますよね。
ええ。終わりです。
もうすぐボーナスですから(笑)←気が早い
頑張っている蓮くんにボーナスをあげたかったんです。目的はただそれだけです。
でも両片想いの二人なら、キョーコちゃんもボーナスに相当すると思われます。完璧
( ̄▽+ ̄*)
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※このお話の続編「一緒にお休み
」リ作です。
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