今は昔。


不妊治療のため鍼灸に通っていたときに、鍼灸師さんから聞いた話。


 不妊治療のために鍼に通っているうちに、「私は本当は子供が欲しくない」と気付いて、ご主人と話し合って、子供がいない人生でもいいと夫婦で決めて、鍼灸に通うのをやめる患者さんもいる。


女性の有名人で「恋愛は奨励するが、結婚は束縛だから勧めない」とメディアで発言している人が、50才になって初めて「この人の子供を産みたい」と思う男性にめぐり逢い、3年間、鍼灸の治療を受けたが、子供を授かることはかなわなかった。彼女があまりにも落胆しているので、それ以来、鍼灸師としては、「できれば子供を産んだ方がいい」と女性の患者さんに言うことにした。


「子供の頃、兄に暴力を振るわれていたので、結婚しても妊娠しないように生理が不順だった」と自覚している患者さんがいた。


「自分でも理由は分からないが、男の人すべてを信用できないので、恋愛も結婚は考えられない。ただ、婦人科の病気にならないように鍼灸に通っている」という患者さんがいた。


ここまで読んで、辛い気持ちになった方もいらっしゃると思います。


それは、あなただけではなく、誰にでもあり得ること。


私が鍼灸師になったら、そういう人の気持ちに寄り添いたい。