昨日、仙台で神がかりの「RE_PRAY宮城公演1日目」
私がお話しした羽生ファンの方々は「20年後に私もかくありたい」と思う素敵な方々で。
年齢層が高いと揶揄される沼民ですが、ババアはババアでも素敵なババアなんだから「マダム」をお呼びなさいな。
お分かり?教養もカネもない若造の皆さん。
1人目は新幹線で最初に遭遇したマダム。
羽生選手のグッズで押入れの床が抜けたので、一番、重い「自伝4冊セット」を今回の遠征で最初にお会いした沼民に押し付けようと思いまして。
新幹線の時間を間違えて、上野で乗り換えの時間が4分しかないぢゃないのっ!!
GUCCHI様のお高いバッグと重たい本を抱えてホームを疾走する私は、傍から見たらすごい形相だったと思うわ(笑)
飛び乗ったはやぶさ、指定席までずんずん進む私。
すぐに結弦様の顔面がプリントされたTシャツにゴージャスなネックレスを合わせているご婦人を発見。
いきなり「羽生選手のファンでいらっしゃいますか?よろしかったらこちらを差し上げます」と本を押し付ける私。
だって重いしよ。
「あら、いいの?お返しにこれはどうかしら?私が作ったバナー」とバッグの中から手縫いのバナーを。
70才は超えているであろう彼女、年を重ねた美人だけが醸し出す華。
この人になら1万円(たぶん、いくらか忘れたけど)の未開封の本を差し上げても、ぜんぜん惜しくないわ。
きっとお住まいのお宅もゴージャスに違いありません。
「いえ、お返しはいりません。あなたのような素敵なマダムに引き取っていただいて、とても嬉しいです!」
突然、初対面のマダムに声を掛け、未開封の本4冊を押し付けて立ち去る私。
いやあ、荷物が軽くなったわ。
やっぱね、ある程度のトシになったら、さりげなくカネの匂いがするババアになりたいよね。
貧しい身なりにボロボロの靴でGUCCI様のバッグを下げているファンを見かけると、「老後、大丈夫ですか?推しはあなたを養う義務はないっすよ」と心の中で呟いています。
2人目は、仙台駅から会場に向かうバスの中でお隣になった方。
秋田からお越しで、レストランを経営していたという。
先日、テレ朝に取材されたということで動画も見せていただきまして。
今は息子さんに店を譲り、「社長のお母さん」と呼ばれているという。
80歳を過ぎてなお、羽生選手への熱い想いから、毎日、5000歩の散歩を欠かさず、仙台の凱旋パレードの時に撮影した「180枚撮ったけど1枚だけ羽生結弦が映っている写真」のコピーを羽生ファンに差し上げているという。
レストランのメニューもいただいたのですが、素敵なお店。
こういうお店を長年、経営していたのですから、すごい女性ですよね。
こういう女性は老いてもなお、話のタネが尽きない、話も面白くて、非常に魅力的な方でした。
見た目も美人ですがね、仕事に子育て、長年の経験が顔に出るのです。
得難い出逢いでした。
3人目は一見、普通の主婦なのですが。
いわゆる物の分かる人。
彼女の言葉すべてに説得力があり、愛情があり。
特別な仕事をせずに、結婚してからずっと主婦だったという。
私は自分が主婦に向かないので、こういう方に自分がなりたいかと言われるとなりたくないが、こういう人こそ、誰とでも無難になっていける賢い人なのではないかと思う。
しかし、この手のタイプに興味はないので、話はここでおしまい。