羽生結弦史上「最高の公演」として伝説になるのでは。

 

  ご本人も「会心の出来だった」という主旨のコメントをされていましたが、完璧を超越して、まさに神がかり。

 

  最初から最後まで、いわゆる「ゾーン」に入っていたのではないか。

 

  ジャンプが決まるたび観客から歓声が上がり、「今日はノーミスか」という期待が、「今日は完璧か」という期待に変わり、そして最後、「本人もこれまでにない領域と感じるに違いない!」という歓喜が爆発。

 

  スタンド席から見ていた私は、「羽生ファンって本当にいい人たちだな」と感動して見ていたのですが。

 

  RE_PRAYツアーの途中で離婚を発表した彼、その後、これまでになくジャンプが不調で、多くのファンは口に出さねども、彼に対して申し訳ない気持ちがあったと思う。

 

  離婚が彼にとって心の傷になっているのではないか。彼が「ストーカー」と称した人物が一部のファンではないか。同担としてそういうファンを諫めることができなかった私も責任があるのではないか。そもそもファンのために私生活の幸せを犠牲にしているのではないか。

 

  公私のすべて、巡り合わせのすべて、その結果、「史上最高の公演」を映像に記録することができて、それを彼自身も幸せだと思っているのなら、彼もファンも「最高の結実」という証を手にしたことになる。

 

  私も、「彼にとって理想のファンとはどのような人たちだろう」と思い、「私は彼にとってありがたいファンなのか」と思い、「もしかしてたくさんのファンがいる、そのこと自体が彼を苦しめているのかもしれない」と思い。

 

  しかし、昨日の公演を生で拝見した私は、「これまでたくさんのファンが応援してくれたから、最高の公演が実現した」と彼は思ったような気がする。

 

  私が今、そういう気がするだけで、10年後、彼が「仙台での4月7日の公演は自分にとって何だったのか」と振り返ってみないと、彼にとってその公演の意味は分からない。

 

  MCで彼は「花粉症がひどくて、夜も眠れない。鼻を取り替えて欲しい」

 

  え、「鼻を取り替えて欲しい人の演技とはとても思えなかったわ」(笑)

 

  てことはよ、身体のコンデションが良くないからこそ最高の演技ができたってこと?

 

  夜も眠れないからこそ、至高の作品が生み出せたってこと?

  

  長々と感動を綴ってみたけれど、「羽生結弦はすごすぎて訳が分からない」という結論でした。

 

  おしまい❤