うちの教室では、中間テスト対策講習会なるものをやっているのですが。

 

  オーナーが、「テスト前、2週間、イベントみたいにしたい、オリエンテーションもやりたい」、と言い出し。

 

  この人は自分の思い通りにならないと癇癪を起すという人なので、現実にはできもしないことを語るわけで。

 

  ですから、私は「予算もないのに無理だろ」と思って、オーナーの話をいつものように適当に聞いていたのですが。

 

  中学生6人のうち、4人が参加。

 

  参加しなかった2人のうち1人は運動部で、部活があまりにもきついので勉強会に参加できないという。

  

  それがしょうがないよね。

 

  もう1人は、オーナーが「数学だけではなく英語も取りなさい」としつこく勧めたので、「塾は生徒のためではなく金儲けでやっている」と警戒してしまい、オーナーの方針とは距離を置いている。と、私には見えるのですが。

 

  オーナーは、「テスト前講習会の申込用紙は回収できましたか」と言い出し、私が「6人のうち申し込み用紙を提出したのは2人、しないけど参加しているのは1人です」と答えると、「あなたは子供のいいなりになっているわけですね、申し込む用紙の提出は我々との約束ですから、提出させるように」と不機嫌になり。

 

  ちょっと待ちな。

 

  相手の都合も聞かずにオーナーの都合だけを相手に押し付けても、相手は離れていく。

 

  40代半ばになっても、そんな当たり前のことが分からないのか?

  

  分からないのですね。

 

  ですから、私は「中学生は大人の思い通りにならなくて当たり前なんだよ、そんなことも分からないからお前の塾は赤字になるんだぜ」と思って、オーナーの話を聞き流していた。

 

  で。

 

  今度は、「中学生全員に志望校を書かせるように。中1は当然、トップ校。中2は先生が誘導して書かせる。中3は志望校を書かせる」と指示してきたのですが。

 

  どうして中1はみな、トップ校を志望校にしなければいけないのか。志望校は誰が誰のために決めるのか。 オーナーの都合で生徒に志望校を決めさせるのか。

 

  そもそも、トップ校って何なの?

  

  たぶん、オーナーは「偏差値が70以上の高校」と思っているのでしょうが、世の中には、お金がかかる、家柄が関係する、その業界ではエリートになれる、といろいろな基準があるわけで。

 

  志望校なんて生徒と親が話し合って決めるもの、オーナーの指示に従って決めるものではなし。

 

  この教室が失敗したら、私は大変なことになる。1年、この赤字が続いたら、私は破産する。

 

  とオーナーは何度も言うのですが。

 

  勝手に破産してろよ。

 

  この教室がつぶれても困るのはオーナーだけであり、オーナーが破産しても困る人はオーナーだけである。

 

  こういう人は何のために誰のために生きているのか。

 

  相手の都合を考えずに自分の都合を相手に押し付けると、相手は離れていく。

 

  チックがひどくて、顔を歪ませながら、「私は私は・・」と言い張るオーナーを見ると、つくづく哀れな人だなあ、と思い。

 

  こんな人から給料をいただいてるのがバカらしくなることもあり。

 

  ゆとりのある生活がしたい、と言うオーナーを見ると、道楽で適当に働いている私は、オーナーよりも可処分所得は多いのかもしれない。

 

  ホント、モテない人が社長になったらダメだね。

 

  この人のために働きたい、と周囲の人に思わせる何かがないと、人の上に立つのには向かない。

 

  あと1年後、オーナーは破産しているのでしょうか。

 

  知りません。