63 「フォニックスってなんですか?」 松香洋子


 「フォニックス」とは英単語の読み方の規則である。と簡単に書くと著者の松香さんにしかられるかもしれない。


 ですから、知りたい方はこの本を読んでください。


 10歳までは外国語をやらない方がいいと思う。母国語がおかしくなるとなかなか直らないからである。そもそも親の使っていない言語をやるのは不自然だと思う。文法が入ってくると、英語を小さい頃からやっている子がどんどん抜かされる。


 ・・・・と言ったところで、「小さいうちからやるとバイリンガル!」と信じたい人がたくさんいるので、そういう人は私ごときが何と言おうとやるのです。


 では、もし、自分の子供に英語をやらせるとしたら・・・。私は親が付き合うのは「「めんどくさ・・・」なので絶対やりませんが、もしどうしてもやらせたいというのであれば、で、私は英語教育の専門家でないので参考程度に、ということですが。


 中学のうちに完全な文で英語を話せるようにした方が大人になってやるより、楽である。それにリスニングに重点を置くようになっているテストは今後も増えるだろうから、中学で話せるようになっておくと受験で有利である。


 まず、自分でやりたいと言い出すまで待つ。で、10歳過ぎたら「松香フォニックス研究所」が出している音源つきの教材を聞かせる。ある程度まとまった量の英文でストーリーがある物がいいからである。で、聞き取りできるようになったらテキストの英文を読む。聞き取りできるようになるの目安は3カ月。


 最初に、英語を聞く回路を作るのである。それには松香さんが出している教材はいいと思う。


 が、結局は本人のやる気しだいなので、親が地団太ふもうが、脅そうが、子供はやらないものはやらないのである。


 ということで、「目指せ!バイリンガル」の親御さんが読んだら期待はずれの文だと思います。すみません。


 一応、謝っておきます。