来年の4月から鍼灸学校に行こうと思うのですが。


母の介護から解放されて、時間ができたので、鍼灸の勉強を始めました。


私が「鍼灸は凄い!」と感じたのは、最初に診ていただいた鍼灸師が鍼灸学会会長の小川晴道先生だったから。


いきなり、カリスマに遭遇してしまったわけね。


晴道先生は、私の脈を取り、祖父母4人が何才で亡くなったか、死因まで当てたのである。


これには、びっくり。


晴道先生は、まさに神がかり。


医学的な説明を受けたいなら、息子の卓良先生の方がいいと言われたので、そちらに診ていただき。


卓良先生も凄い方でしたが、やはり晴道先生は、別格だった。


自分が鍼灸の勉強を始めてみると、脈で、確かに、その時のその人の体調というか、人となりが分かる。


今、何を望んでいるかが分かるのね。


まあ、 普段から親しくしている人の脈だから、分かるのですが。


鍼灸では、話をしながら治療するのですが、人は肌に触れる人には心を許すので。


私が鍼灸師になったとして、何か理由があって私が苦手な人は、私が脈を診ても、その人の本心は私には分からないかも。


心を開かない人の脈は、読めない。


満州から引き揚げてきた女性が「歯医者さんや美容師さんなど、肌に触れる人は、絶対に男の人は嫌。女の人にお願いする」と言っていたのも宜なるかな。



佐藤愛子さんのエッセイは面白い。


私が一番、印象に残っているのは、彼女が「日本は戦争に負ける」と思った根拠。


戦時中、彼女は身重で、しかも、ストレスでハゲた頭を包帯でぐるぐる巻きにしていた。


その姿で電車に乗っていても、他の乗客は、全く彼女に気が付かない。皆、自分が生きるのに精一杯で、彼女に目をくれる余裕がないのである。


そのとき、彼女は「腹ボテとハゲ!こんな女に興味を示す余裕もないほど、日本人は自分が生き延びるのに必死。日本は負ける」と彼女は確信したそうで。


さすが、作家である。


気丈な女性だったのであろう。


旅館で酔っ払いに抱きつかれて、ビンタを食らわし、廊下から庭に突き落とした話を父親にしたら、「よくやった!」と褒められたエピソードも楽しくて。


夫の愚痴をこぼす奥さん連中を「それは幸せの歌なのだ」と看破し。


女であり、作家であり、母であり、祖母であり、一人の人間であり。


ご冥福をお祈りします。

来場所、安青錦関は関脇として土俵に。


でも。


大関だからではなく、安青錦関だから、応援したいの。


愛とは、そういうものでしょ?


安青錦関が力士である限り、いや、力士でなくなっても、私は応援します。