先日、兄が母を銀行に連れて行き、母の通帳とキャッシュカードを再発行するよう要求した。


銀行の次長さんが、娘の私が母の面倒を見ていると知っていたこともあり、当然、兄の企みは私が阻止した。


私は、兄という人間に100%愛想が尽きた。


まさか、ここまでクズだとはねえ。


昨年末、兄は、母のキャッシュカードを盗み、3カ月で少なくとも30回、カネを下ろした。


今回も、母のマイナンバーカードを兄は盗み、返せと言っても返さない。


クズだ。


まともな人に大枚はたいて頼んでも、そこまでクズにはなってくれまい。


クズにはクズの人生がある。


そして、親の愛に飢えた人間は、どこまでもクズになれる。


ブログのネタになっていればいいのだ、クズなんて。





え、海軍中尉の正体は結婚詐欺師だったの?


何日か見ないと、どんでん返しで、腰を抜かす展開に。


ご実家に護られていた寅ちゃんと比べて、あまりに過酷な運命。


直美は「旗本の娘」と嘘をついていたが、「俺は詐欺師だから、嘘だと分かっていた」


ああ、なんという屈辱。


彼に買ってもらった簪を泣きながらへし折る直美。


その屈辱をバネに看護師になるのよっ!


人生なんて、屈辱を乗り越えてナンボ。


転んで当たり前、タダでは起きねえ。


その心意気が女を成長させるのよ。


でもね、女なんて皆、ある意味、嘘つきよね。


弱いから。


ご近所のママ友にも、嘘つきがいた。


Sさんとしましょう。


私はSさんから「昼間の慶應を出た」と聞いていた。偶然、私はSさんのお母様とバス停で遭遇し、お母様の口から「娘は夜学だったけれど、成績がよかったから、教授の紹介で就職できたんです」


Sさんは美人で冷静で、雅子さまに似ていると評判だった。


それが嘘つきだったとは。


嘘はね、いつかバレる。


バレたときに、恥ずかしい。


誰かを護るための嘘は、許されるけれど、自分の見栄で嘘をつくのは恥ずかしい。


でも、自分がついた嘘を自分で信じてしまい、旗本の娘になりきって優雅に振る舞う直美。


そもそも、嘘をついてはいけないのだろうか。


一度も嘘をつかずに生きていける女はいるのだろうか。


嘘をつく女と嘘をつかない女。どちらがモテるの?


「嘘をつかなくても自分には何もないと分かりました」と言う直美。


女優さんですもの、何はなくとも、とりあえず美人ですけど。


現実は常に残酷で滑稽だから、時につまらない小芝居をしている気になってしまう。







やっと実家の片付けが終わり。


本人に取って、これが勲章だったのね。


そう思われる品々を見ると、男女の違いが興味深くて。


まず、母方の祖父と父は授かった勲章がお宝だったようで。


祖父は、日清戦争と日露戦争に際して勲章を授かったようで。


祖父ではなく曾祖父?


どのくらいの価値があるか、私には分からない。


父は叙勲を受け、園遊会に参列した。


それが父に取り人生最大の栄誉だったのは、私にも分かる。


しかし、そのとき、私は娘がお腹にいて、私は寝ていたいのに父が押しかけてきて、園遊会の土産物を手に 興奮してまくしたてる彼が、迷惑だった。


ものすごく迷惑だった。


じいちゃんの歓喜より、お腹の孫の健康を優先して欲しかった。


私が「今は来ないでくれ」と必死に頼んでも、父も母も兄も押しかけてくるので、それが原因で私は早産した。


私はそう思っている。


母の勲章は、夫から贈られた結婚指輪とグアム土産のイヤリングだった。


それから、書家としての雅号印。


母は、 子供の時から書が売れていたという。


あながち嘘でもないほど、母は書の才があった。


男の勲章は、仕事。


女の勲章は、財ある男との結婚。


母は、書家の証も勲章だった。


さらに母は、息子と娘の知表も大切に保管してあった。


息子の通知表には「しつこく人の揚げ足を取るから見苦しい。やめるよう親からも息子に注意してください」と先生に書かれていた。


母は老いてからも「息子も娘も成績がよかったから、うちはいい家庭だ」と口にする。


「成績さえよければ、他人が嫌がることをしてもいい」という根性は母親としては間違っている。


それを今さら、老いた母に説いても仕方がない。


母は女学校を出て、警察官であった父のコネで銀行で働いていた。


当時、女学校を出た後、お金に困っていないのに働く女性は珍しかった。


その人に取っての勲章は、その人の人生そのもの。


私はこの世を去るとき、何を残すのか。


自分でも興味深い。