月刊‥愛石 2024年3月号(2月1日発行)。

『温故知新』愛蔵石との縁(えにし)を語る。その❽


◆佐治川石(鳥取県)
 
※佐治川石十種の1つで希少種の霰石(
あられいし)。
左右16.高20.奥行10㎝
銘「仙壇」


佐治川石は、愛石趣味者の間で京・加茂川石、滋賀県・瀬田川石と並び、水石界での日本三名石の1つとして名高い石種です。

 昭和30年代の愛石趣味最盛況の頃、佐治川石の乱獲により山や川が荒れて地元で問題となり、昭和40年には佐治川での採石禁止条例が鳥取県から発布されるに至り、以降は佐治川町用瀬から下流の河原町辺りまでの千代川での探石が主となっています。


◆佐治川石(千代川産)

※佐治川石を代表する石種の通称・蒼黒石。

左右21・高3,5・奥行13cm


佐治川石には、「佐治川七種、あるいは佐治川十種」とも言われる多様な石種が産出しますが、それらの原石は主に佐治川右岸沿いに連なる山の北面傾斜地の大小10カ所余りの谷間から佐治川に転出したもので、色は黒、蒼黒、灰色など種々ですが、総じて緻密硬質で凹凸などの変化に富む形状も多いようです。


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