私事、趣味の月刊誌「愛石」8月号(7月1日発売)に、【温故知新・愛蔵石との縁(えにし)を語る】と題して、自身が愛石趣味を楽しんできた道程(みちのり)で、愛蔵石達を基に人や石との縁(えにし)を振り返り、それらを糧により以上楽しみたいとの思いから、気儘な私見も織り交ぜて述べさせていただいています。



第1回
宇治川石(京都府)
銘「観自在」
W7・H17・D5 ㎝
台座製作は、当時第1人者と謳われた故・小坂玄碩師の作で紫檀材です。⬇️



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上流・瀬田川の急流と花崗岩の硬砂により自然に磨かれ、石の軟質な部分が取れ緻密硬質な真黒色の石肌には、雅な梨地紋様が現れています。

1964年に、瀬田川と宇治川の間に天ヶ瀬ダムが完成して以来、この石のような流下は年々少なくなり、また現在では宇治川の護岸工事により、元々少なかった川原も余程減水にならないと現れず、これら宇治川石を探すのも困難になりました。


屏風荘も、この石の品位を高めます。⬇️



暫くの間、【温故知新・蔵石達との「縁」を語る】を寄稿させていただき、斯界のますますの発展に微力ながら寄与させていただくつもりです。


ありがとうございました。

次回もご笑覧賜れば幸いです。🙇‍♂️