もう師走かと、過ぎゆく月日の早さに驚きます。

その早い移ろいに抗うかのように、自分は1日あたり何か1件でも用件をこなすことで自己満足し、余りある時間はもっぱら趣味の"石"に熱中し、半世紀ほど掛けて蒐集した愛蔵石を「石の手入れ」と称し、取っ替え引っ替えては化繊布で乾拭きしたり、床間や飾り棚に飾っては悦に入っています。これも大病で2度の手術を経験し、今なお定期的に術後の経過検診を受けている我が心・身に愛蔵石達から活力を戴いているのを実感する今日この頃です。

紫檀材の"飾り棚"を利用して、比較的小さな石
を組み合わせ飾ってみました。
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色紙掛け軸

関西扇面芸術協会 

理事長・大西香酔氏 揮毫

墨書色紙「静」

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上段

矢掛石(やかげいし)岡山県産

左右18㎝ 自然無垢の山形景の石です。

※「愛石クラブ」初代会長・春成渓水氏が愛蔵した遺愛石、縁あって4代目の自分が受け継いでいます。

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中段

吉野川石(よしのがわいし)奈良県産

左右10㎝ 自然無垢の「滝」の景石です。

30余年前の盛夏の一日、石友と探石に行った吉野川上流の伯母谷で採取しました。

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大和川石(やまとがわいし)大阪府産

左右13㎝ 茅屋(くずや)の形姿をした石です。

※半世紀ほど前のまだ学生時代に、大阪府柏原市国分町の大和川の河原で採取した思い出に残る石です。

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この掌上石(しょうじょういし)達は、文字とおり片手で持てるサイズの小さな石ですが、何れの石も大自然の形姿を備えた秀石と思います。

当然、自分が標榜する"寸分の人為的加工も施されていない石"ですから、愛着も一入で、いつも座右に置き、じっと眺めてはほくそ笑んでいます。


ありがとうございました。

次回もご笑覧賜れば幸いです。🙇‍♂️