玄関内の荘は時節に合わせて趣を変える工夫を心掛けてはいますが、近頃は特に趣味で蒐集している"石"を主役として、取っ替え引っ替え飾るようになりました。愚妻からは来客のお迎えには如何なものか?と小言も有りますが、お構いなく強情な爺に徹しています。
色紙 「白雲自去来」
前 玉龍寺住職
戸上明道師 墨書
古道真黒石
(ふるみちまぐろいし)
左右39・高19・奥行10㎝
この古道真黒石は若い頃に"夜討ち朝駆け"で山深い産地へ出掛け、運良く土中から特徴ある石肌のほんの一部分が覗いているのを見つけ、掘り出した一石です。付着した土や汚れを取り除く際には、あまりにも硬く鋭利な石肌に、手袋もボロボロに裂けてしまいました。
硬質で鋭利な石肌をアップ
古道真黒石の特徴が良く現れている石ですが、底面には無数の鋭利な突起部分も在り、台座に据えての写真の荘より、深めで石の左右寸法の2倍のサイズの水盤に敷砂を入れ、それに据える荘が本道でしょう。
添配(小鉢) 八房シモツケ
ありがとうございました。
次回もご笑覧賜れば幸いです。🙇♂️






