瀬田川石(滋賀県)
通称「虎石」と称される石種。
W18・H6・D8 ㎝
※瀬田川減水時に、川原の彼方此方に現れるポットホール(甌穴)の中から掘り出した石です。⬇️
ポットホールの中で、急流と硬砂礫によって自然に研磨され無駄な箇所が取れ、一際緻密硬質な石芯の素晴らしい石肌と優美な形姿の石が産まれます。このポットホール内から採取された石は特に珍重されています。
瀬田川右岸「蛙岩バス停」下の減水時の川原。
大小のポットホールが砂礫に隠れて点在する。⬇️
30余年前に鹿跳橋(ししとびばし)下流の左岸・淀の浜に点在するポットホール(甌穴)の底から掘り揚げた通称「梨地真黒石」です。この石を手にした時の感動は今も鮮明に記憶に残っています。
瀬田川梨地真黒石
W16・H7・D11 ㎝ 。⬇️
"名石の宝庫"と自他共に認める滋賀県・瀬田川への探石(たんせき)も、昨年10月末に訪ねて以降は川の増水が続いているため遠のいている。
しかし、梅雨期間中にも関わらず通年必ず極々短期間だが大巾に減水し、入川出来る機会が有ることも過去30余年来のデータで承知している。ここ暫くは瀬田川南郷洗堰の放水量と天ヶ瀬ダムの諸量、滋賀県内の降水量を毎日チェックしながら"いざ鎌倉"の好機を待つ日々が続いています。
ありがとうございました。
次回もご笑覧賜れば幸いです。




