瀬田川の減水状態が、珍しく一月程続いていた昨年11月末に、白州浜で採取した一石です。当初は硬質緻密で形姿に多様性を持つ蓬石と診ていました。しかし、本年4月頃になり台座の製作を依頼するため改めてこの石を精査しますと、硬質緻密な蒼黒色の石肌に一段と落ち着きが出てきました。
正面
この石肌の特徴から、通称「青巖石」※セイガンセキ※ と称される石であると判断しました。
右側面
背面
素晴らしい台座の出来栄えです。
安住の住い(台座)に鎮座しますと、この石に魂が宿ったようです。
この自然無垢の石に敢えて銘名するなら、面(おもて)を付け能を舞う姿から「卒塔婆小町」とでも付けましょうか⁈。
ありがとうございました。
次回もご笑覧賜れば幸いです。





