愛知川は、琵琶湖東岸の中程に位置し、東側に連なる鈴鹿山脈の御池岳(標高1,242m)に源を発する茶屋川・御池川と御在所山付近に源を発する神崎川が深い渓谷を刻みながら流れ、永源寺で合流し北西へと流れを変え、中・下流部では大きな扇状地を形成して琵琶湖の東岸ほぼ中心部へ注ぐ全長48キロの一級河川。
この愛知川上流部に在った大小数多くの石が、1970年開催の大阪万博会場内の日本庭園作庭の際に庭石として利用され、一躍有名になってから、多くの好事家が探石へと行くようになりました。
中、下流部の広大な河原は、大勢での探石も可能で、また交通の便も良いことから、今でも多くの探石者が訪れています。
石肌色が野草の蓬の色に似ているため、通称・愛知川蓬石と言われる石種です。

