懐石の美半世紀前の冬、京阪鉄道の中書島駅から終着の宇治駅までの駅7区間分を、宇治川右岸に沿って所々に僅に在る川原での石探し。距離にして約8㎞を寒さのあまり鼻水を垂らしながら6時間、頑張った結果この1石を手にした。今でも当時を思い出し、そっとポケットに忍ばせる時が有ります。宇治川石 W 5・H9・D4cm上流・瀬田川の急流に磨かれ、宇治川下流まで来ると、硬質緻密で漆黒の愛らしい石になります。何の媚び・主張も無い、純真無垢の小石。かく在りたいと願う半世紀後・古稀を迎えた私です。