2026年9月21日

 

 午前11時過ぎ。緑の中を20分ほど歩いてから、戻って来た。小雨模様の天気だけど、清々しい気候だ。

 

 今日から3日間は、公務も政務もゼロ!読みたかった本を読んだり、気になるコンテンツをチェックしたり、運動したり、アコギを弾いたりして過ごす。

 

 仕事が無くても「やりたいこと」が山ほどあるって、いい傾向でしょう?😄

 

 連休明けの木曜日は、朝から県議会一般質問の2日目が待ち受けている。知事である自分が「副首都に立候補する意思を表明した」ことに関しては、先日の全議員協議会(集中審議)で、濃密な議論が行われた。

 

 が、一般質問でも(改めて)「事前に言った言わない!」の話が、蒸し返されるらしい。どんな質問にも真摯に対応するが、(正直言って)ちょっぴり辟易としている!(ため息)

 

 先週の「全議員協議会」は、スゴく良かったと思う。冒頭の説明の中で、知事として立候補の意思を表明する前の議会への根回し(配慮)が足りなかった点については、率直にお詫びした。

 

 その後の質疑の中で、いわゆる「根回し不足問題」に関するお叱りや批判が出ることは覚悟していたが、(予想に反して)各会派の5人の質問者から、手続き問題に関する追求は指摘は、ほとんど無かった!

 

 議論の大部分は、「なぜ副首都に立候補したのか?」「どんな戦略で対応していくのか?」に集中した。実質的な議論が出来たことが、本当に嬉しかった!

 

 ある意味、会議全体の流れを決める最大会派の大和県議(自民党県連幹事長)の最初の質問が、前向きなトーンだったことが、大きかったように感じている。

 

 そこは、バランス感覚のある大和県議のこと。他の会派の空気も読みながら、質問のスタイルを決めたに違いない。

 

 が、(何れにせよ)今回の大和幹事長のご配慮には、とても感謝している!!大和さん、ありがとうございました!🙇‍♂️

 

 そう、政治家同士の信頼関係とは、(言葉ではなく)お互いの1つ1つの具体的な行動の積み重ねから、醸成されるものなのだ。

 

 今回の全員協議会で質問に立ったのは、自民党の大和勲県議、令明の井田泰彦県議、リベラルの鈴木敦子県議、共産党の酒井宏明県議、1人会派の宮崎岳志県議だった。

 

 それぞれ論客だけに、レベルの高い(問題の本質を捉えた)議論が出来た気がする!(感謝)

 

 ひとつ分かったのは、知事と議会のあるべき関係、特に事前の調整や根回しに関して、県議の中にも様々な意見があるということだ。

 

 もちろん、自民党のベテラン県議の中には、「今回の立候補について、自分たちは事前に聞いていない!」「あらゆる問題に関して、知事はもっと事前に根回しをするべきだ!」という根強い見解があることは事実だろう。

 

 知事会見でも申し上げたが、こうしたご指摘には、真摯に耳を傾けたいと考えている。

 

 が、同じ自民党でも、若手・中堅の中には、「少し唐突だったかもしれないが、タイミングを考えればやむを得なかったのではないか?」「知事が副首都に立候補を表明したことを支持する!」と言ってくれている県議もいる。

 

 例えば、上述した協議会で質問に立った令明の井田県議は、「今回、知事が副首都に立候補したこと自体に問題はないと考えている!」と発言。続いて、質問に立った鈴木県議も、「今回の副首都への立候補はいいと思う。一石を投じることになったのではないか!」と話していた。

 

 共産党の酒井県議からは、冒頭、「知事会見の前に庁内の調整をやっていたのか?」みたいな質問はあったものの、そもそも副首都法に反対の立場であり、「立候補を撤回すべき」という姿勢だった。

 

 宮崎県議からも、事前の手続きを問題視するような質疑は無かった。

 

 井田さん、鈴木さんの言葉は、とても嬉しかったし、心強かった!(感謝🙇‍♂️)宮崎県議が終始、本質論を展開してくれたのも、有り難かったと感じている。

 

 知事に就任して7年。2元民主制の一翼を担う県議会との関係は、常に重視している。事前の調整や根回しに関しても、(詳しいことには触れないが)それなりに改善の努力を重ねて来たつもりだ。

 

 例えば、知事会見で重要な施策を発表する際には、毎回、県議会への事前調整について協議している。特に大事な問題については、知事である自分が自ら議会側に根回しをすることも、よくある。

 

 実際、先日もあるベテラン職員が、こう言っていた。

 

 「以前、県議への根回しは、部長クラスがやることが多かった。一太さんみたいに、自分でやってくれる知事はいなかったように思います!」と。

 

 考えてみると、こうした「首長と議会の事前の調整をどうするか?」というのは、全国の自治体に共通する問題だ。

 

 「オレたちは聞いていなかった問題」が、日々、あらゆる都道府県や市町村で発生していることは、想像に難くない。

 

 逆に言うと、2元民主制という日本の地方自治の仕組み自体が、「首長と議会の間にある種の緊張関係を生み出す」目的で、構築されている。そうでしょう?

 

 山本一太も、国会議員を24年間、務めた経験がある。議員内閣制と首長制(ちっちゃな大統領制)との違いはあっても、地元の要望を行政に繋ぐのが使命である議員の皆さんの気持ちは、よく分かっているつもりだ。

 

 今後も(当然のことながら)議会との関係は大切にしていくし、あるべき事前調整(根回し?)のあり方については、真剣に考えていく。

 

 この問題に正解はない!何かのすれ違いが生じた時には、その都度、問題点を検証し、改善していくしかないと思っている。

 

 これからも、議会からの指摘は真摯に受け止めることを前提としつつ、最後にこれだけは記しておきたい。

 

 いろいろご不満や至らぬ点はあるかもしれないが、知事として、1人1人の県議の皆さんとの関係を大事にしてきた。個人的には、県議の人たちことが好きだし、興味もある。

 

 全ての要望に応えるのは出来なくても、予算編成の度に、あらゆる会派の意見に真摯に耳を傾けている。今まで、各会派の提案にここまで真剣に対応してきた知事はいなかったはずだ!

 

 同時に、個々の県議の皆さんの思いを、予算や政策に反映する努力も続けてきたつもりでいる。

 

 感情の動物である人間が作った制度を、生身の人間が運営している。理屈や理論だけでは、通用しない世界であることも十分、承知している。

 

 加えて、重要な政策を決め、実行していく上で、内々の根回しや調整が不可欠なことは否定しない。え?最初から全てをオープンにして、物事を決めていくことなんて、出来るはずがない!(笑)

 

 が、そうだとしても、(知事である自分も努力は続けるが)ぜひ県議の皆さんにも、考えて欲しい!

 

 今までの県政の古い文化や仕組みは、本当に今の時代に合っているのだろうか?県民の意識や社会の感覚も大きく変わっている。こうした流れを受け、新しい時代の県民(有権者)の付託に応えるため、議会の側にも、意識改革や改善の努力が必要なのではないか?

 

 知事と県議会が、時にはせめぎ合い、時には協力し合うような健全な関係を築くためには、(相手を一方的に批判するのではなく)「お互いに努力すること」が不可欠なのではないだろうか?

 

 加えて言うと、2元民主制というからには、それぞれの組織が確固たる理念や政策立案能力、高いモラルを持つべきなのではないか?

 

 読者の皆さん、県民の皆さん、私の言うこと、間違っているでしょうか?

 

 さて、と。これからスーパーフードのランチを食べて、もう一度、外に出る。緑の風景を見ているだけで、心と身体が癒される気がする。いい知恵も浮かびそうだ。