2026年9月5日
土曜日の朝。眠い目を擦りながら、パソコンのキーボードを叩いている。
今日は充電日。明日は鳥取県に飛ぶ。明後日の月曜日に開催される「温泉文化世界サミット」に出席するためだ。資料を読んだり、銃猟の勉強をしたり、運動したりして過ごす。
さて、8月20日の定例会見で、複数の記者から、高崎市長選への対応に関する質問があった。現職の富岡市長が5選を目指して立候補する意向を固めたという報道を受けてのことだ。
会見でのやり取りは、全て会見の動画に残されているし、会見の議事録も簡単にチェック出来る!が、会見の動画や議事録を見ていないひとも大勢いると思うので、改めて、このブログを通じて、自身の考え方や立場を明らかにしておく。
議事録の文章を(より分かりやすくするために)加筆・修正した上で、掲載する。知事というより、政治家としてとても重要な問題だと捉えているからだ。発言の趣旨は以下のとおり。
「来年4月に予定されている高崎市長選挙に、現職の富岡市長が5選を目指して立候補される意向を固めたというのは、報道で知りました。県内の首長選挙に関しては、会見やブログでも『基本的に中立を維持する』という姿勢を明確にしています。」
「そのことも踏まえ、まず結論から申し上げると、来年4月の高崎市長選挙については、最初から最後まで中立の立場を貫きたいと考えています。」
「そう判断した理由は、大きく言って3つあります。第1に、知事会見や私のブログにもよく登場する富岡市長のことは、首長の先輩として、とても尊敬しています。構想力、判断力、実現力を含め、本当に秀でたものを持った方だなと思っていますし、富岡市政で展開されている様々な先進的な政策については、群馬県としても、いろいろ学ぶ点が多いと感じています。」
「加えて言うと、富岡市長が発案された堤ヶ岡(飛行場跡地)の開発、すなわち、この地域に『シリコンバレーを超える街』を創るという大胆な構想に関しては、市と県が、がっちりスクラムを組んで進めて来ました。」
「今から数年前、わざわざ知事室まで来られた富岡市長から、この構想の説明を受け、協力を求められました。『山本知事の発信力や行動力を見込んでお願いしている。他の知事だったら、決して県にこんな話は持ち込まない!』という熱い言葉を聞いて、こう即答しました。」
「『なるほど、よく分かりました。様々なハードルを超えなければ実現出来ない巨大プロジェクトですが、群馬県と高崎市が力を合わせて全力で取り組めば、道が開けるかもしれません。知事(県)としても、全面的に応援させて頂きます!』と。」
「その後、この堤ヶ岡のプロジェクトを推進するため、富岡市長と一緒に米国や欧州にも出張させていただきました。詳しい説明は控えますが、そうした中で『リーダーとしての覚悟』みたいなものを強く感じた場面もありました!」
「過去15年以上に渡る富岡市政の実績は、本当に素晴らしいものがあると思いますし、高崎が富岡市長の下で大きく発展したことは間違いないと感じています!」
「ただし、そのことを述べた上で申し上げると、次回の高崎市長選には、すでに地元選出の高井俊一郎県議が、出馬表明を行っています。何度も言いますが、富岡市長のことは、とても尊敬しています。が、(向こうがどう思っているかは分かりませんが)高井県議に対しても、知事として、政治家として強い思い入れがあります!」
「まだ51歳の高井さんは、非常に勉強熱心で、志の高いひとです。新しい時代の感覚と感性を持つ議員として、注目してきました。同時に、(これも相手はどう感じているか分かりませんが(笑))私にとっては、県議会の大事な盟友の1人だと認識しています!」
「このまま当選を重ねていけば、県議会全体をまとめていくリーダーになる逸材であり、力を合わせて群馬県を発展させていける人だと期待していたのも事実です。もちろん、高井さんには高井さんの志があるのだと思いますが、出来れば県議を続けて欲しかったなというのが、知事としての本音です!」
「なぜ、彼を盟友だと感じているのかにも、触れておきたいと思います。知事に就任して7年になりますが、とにかく色々なことがありました。特に、山本県政が次々と打ち出した新しい政策や事業には、反発がつきものでした。が、時代の流れを読むアンテナを持つ高井県議には、節目節目で、私の斬新な発想を理解し、様々な形で応援してもらっています。そのことを感謝しているし、とても心強く思っています!」
「例えば、数年前、宇留賀副知事の再任問題で、県議会とせめぎ合った局面がありました。この時にも、高井県議は、私を応援してくれた(若手・中堅議員の)中核的な存在の1人でした。」
「もちろん、この問題に関して、県議会を批判するつもりはありません。こちらの対応に不備があったために、ガチャガチャしてしまったことを反省しています。が、この件については、今も応援してくれた同志の皆さんに感謝の気持ちを抱いています。」
「もしかすると、来年4月の市長選の候補者として名乗りを上げたのが高井県議でなければ、富岡市長を応援するという選択肢もあったかもしれません!が、これまでの歴史や経緯を考えると、この2人が競い合う選挙において、どちらか一方に肩入れするのは難しいと感じています。これが、知事として中立な立場を貫くと表明した最初の理由です。」
「2つ目の理由。それは、私自身の後援会の動向です。今、私の後援会は、県内に50か60くらいあります。その中でも、県内最大の人口を誇る高崎市の山本一太後援会は、富岡市長を応援する人たちと、高井県議を支持する人たちに分かれています。」
「私が知事として富岡市長と連携していることは広く知られているものの、それでも、(特に高崎の主要な支援者の中で)支持が2つに割れているという実態があります。このことも、どちらか一方を支持することが難しい理由です!」
「3つ目の理由は、本格的な戦いになる公算が大きい来年の高崎市長選に関して、知事である私が応援したほうが不利になるかもしれないという、悩ましい構図があることです。先の前橋市長選挙で、そのことを痛感しました。」
「高崎市民のことは高崎市民が決めるべきであり、例えば部外者が、自らの思惑で応援に入ることは、その陣営にとってむしろマイナスに働く気がします。」
「ましてや、権力者(?)と見られている知事がどちらかの応援に駆けつけることは、逆にその候補者のイメージを低下させる(=贔屓の引き倒しになる)可能性が高いと見ています。」
「以上、申し上げてきた3つの理由で、次の高崎市長選については、最初から最後まで中立を貫くことにしたいと考えています!」
「皆さんもご存知のように、こうした状況において、多くの政治家は、大抵、損をしないように曖昧な態度を取る傾向があります。何となく両方を応援しているみたいな雰囲気を醸し出すとか、あるいは選挙の情勢を見ながら、『有利だと思う側』に力を入れていくとか、そういうのが普通のパターンですよね?(苦笑)」
「だけど、時に6歳児などと揶揄される不器用で、欠点だらけでも真っ直ぐな性格の私には、そんな器用な(小賢しい)行動は出来ないし、やりたくもありません。だからこそ、最初から自分の考えを明らかにして、最後まで中立を貫くことにしたいと思います!」
「そもそも、選挙は命懸けの戦いです。綺麗事ではありません。私の対応に不満を持つ方もいるかもしれませんし、お叱りを受けることも覚悟しています。が、私のこの気持ちと政治家としての姿勢は、富岡市長と高井県議ご本人にも、お2人を応援している高崎の支持者の方々にも、きっと理解してもらえると信じています!」
追伸:欧米の有識者(安全保障分野の専門家等)が、「イランと対決している米国とイスラエル、ウクライナ戦争で苦戦を強いられているロシアが『戦術核を使う』可能性に言及しているようだ。
まさかとは思うが、心配だな。😓