2026年4月15日:パート2
熊本から成田に向かう航空機の機中で、キーボードを叩いている。行きと同様、高度1万メートルからのブログだ。
過去のブログにも書いた記憶があるが、「人間の品格」というのは、必ずしも「そのひとが育った環境」に左右されるわけではない。
例えば、裕福な家庭や名門と呼ばれる血筋に生まれ人たちが、必ずしも「品のある人物」であるとは限らない。高学歴だからと言って、高い志を持っているとも言えない。家庭環境とか学歴とか、そんな表面的なブランドは、立派な人間である保証にはなり得ない!
逆に、決して豊かな家に生まれたわけでなく、学歴も高くないひとが、崇高な使命感や純粋な魂を持っていたりする!
結論として言うと、(どんな世界であれ)学歴や血筋みたいなもので、そのひとの人間性や徳を測ることなど出来ない!政治家として30年のキャリアを積み上げる中で、到達した真実だ。
では、自分にとって「品格のある人間」とは、どんな人を指すのだろうか?それは、自分自身の利益を捨てても、他人のために尽くすという使命感を持つひと。常に自分自身に厳しく、他人に対しては誠実で、本気で社会を良くしようという姿勢を持つ人こそ、尊敬に値する!
何度も言って来たように、山本一太には欠陥が多い。決して、人に褒められるような人格者ではないし、これまでの人生で数々の失敗を繰り返して来た。
正直言って、立派な人間とは程遠い。(ガクッ)が、それでも、(少なくとも)政治家としては、少しでも「品格と矜持」を持った人間になりたいと願っているし、自分なりに努力して来たつもりだ。
逆に言うと、自身の立場を守るために平然とウソをついたり、他人を犠牲にしたり、大義のために自らを律する意志の乏しい人間は、どんなにいい家庭に生まれようと、どれほど高い学歴があろうと、「下品な人間」だ。自分はそう見ている。
その意味で言うと、亡くなった母、山本照子は「品格のあるひと」だった。特に高学歴だったわけではないが、教養や良識を持つひとだった。
「ウソを言うのは悪いことだ!」とか、「過ちを犯した時は素直に非を認めて謝る!」とか、「弱いものイジメをしてはならない!」とか、そうした「当たり前の道徳」を、きちんと教えてくれた。
亡くなった父も母も、決して「恥知らずの人間」になってはならないことを、身をもって「自らの生き方」で示してくれた。正義感というものの大切さを、心の中に植え付けてくれた。今も、そのことを深く感謝している。
世襲政治家には、賛否両論がある。能力のない人間が、地盤と看板だけで議員になるのは、もちろん良くないことだ。そのために、優秀な人間が政治の世界に入れないとすれば、それは国益にとってマイナス以外の何者でもない!
かく言う自分も、亡父山本富雄の地盤を引き継いで当選した世襲の国会議員だった。だからこそ、「誰かもっと能力のあるひとのチャンスを奪ったかもしれない!」という緊張感を忘れず、人一倍、頑張って来たつもりだ。
生まれ育った群馬県は、保守王国と呼ばれている自民党の牙城だ。戦後、4人の総理(福田赳夫首相、中曽根康弘首相、小渕恵三首相、福田康夫首相)を輩出していることは、あまりに有名だ。
そして、現在も群馬県の政治を形作って来た3つの血筋(福田、中曽根、小渕)を持つ4人の継承者が、衆議院議員や参議院議員として活躍している。
群馬1区の中曽根康隆衆院議員、群馬4区の福田達夫衆院議員、群馬5区の小渕優子衆院議員、そして前回のブログに登場した中曽根弘文参院議員だ。
3つの血筋って、何か漫画「ワンピース」のDの一族みたいでカッコいいな!(笑)
正直言って、自分は(前述したように)「家柄」とか「ブランド」みたいな考え方が、あまり好きではない!長い政治生活の中で、(政治家でも経営者でも)「勘違いした2世」や「失敗した2代目」みたいな存在を、身近に見て来たからかもしれない。
もちろん、中には、創業者である先代を超える2代目や3代目もいる。地元を見渡す限り、そちらのケースのほうが多い気がする。
が、たまたま偉かった親の仕事やビジネスを引き継いだだけなのに、やけに偉そうに振る舞ったり、自分を大きく見せようとする人たちを見ると、6歳児のアンテナが「このひとは、どこかで必ず失敗する!」と告げる。
実際、地元秘書たちからも、よくこう言われる。「一太さんの予想は、ホントよく当たりますよね!」と。(笑)
そう、信じてもらえないかもしれないが、山本一太の予測は、大抵、的中するのだ。そう言えば、亡父がよくこんな話をしていた。
「政治とは、ひとことで言うと人間観察だ!」と。「政治家にとって最も重要な資質は、相手の本質を見抜く洞察力だよ」とも。
それが事実だとすると、自分にも政治家として不可欠な資質の片鱗(?)があるのかもしれない!(笑x2)
先代が内閣総理大臣というブランドを持つ群馬県の4人の政治家は、それぞれ違う個性を持っている。が、最近、この4人の国会議員の発言や行動を見ながら、改めて「なるほど、政界の世襲にもプラスの面がある!」と感じている。
やっぱり「ノーブレス・オブリージュ」(恵まれた人間にはそれに見合った義務や責任があるという欧米の道徳観)は、確かにあるのではないか、と。
結論から言うと、上述した4人の人たちには、政治家としての品格や矜持、道徳観があるということだ。
なぜ、そう思うのかは、次回(その②)で。
追伸:先ほどから飛行機が激しく揺れている。たった今、機内サービスも停止。熱いコンソメスープ、飲んでおいて良かった。