2026年2月26日:パート2
22時過ぎ。ジムでの運動を終え、家に戻って来た。明日の知事答弁のチェックは終わっている。就寝前に、「前橋市長選挙の素直な感想」シリーズの続編(中編)を書いてしまおう。
先ず言っておきたいのは、あれほどの逆風を跳ね返して再選を果たした小川あきら市長の執念と意思の力だ!この点については、(同じ政治家として)脱帽する他ない!
正直言って、自分には、到底、無理だな。だいいち、あんなことがあった直後の再選挙に「もう一度、立候補する」などという強靭な精神力(心臓?)は、とても持ち合わせていない!(ふう)
加えて、小川陣営の戦略も巧みだった。あらゆる意味で、自分が応援した丸山あきら候補の陣営を上回っていた。
あの衝撃的なスキャンダルが発覚した直後から「復活」を期してお詫び行脚を開始!粘りに粘って、議会による不信任決議案の可決を引き延ばした上で、可決される直前に辞職!「責任を取って自ら身を引いた」という形を作った。
今、振り返れば、最初から「直後の出直し選挙」を意識しての動きだったように思う。
本人の出馬の意思をギリギリまで曖昧にしていた心理作戦も、見事という他はない!疑心暗鬼が、対抗馬の一本化を遅らせたからだ。
小川陣営のSNSや口コミによるイメージ戦略も、効果的だった。知事である自分の発信力(批判)を逆手に取って、知名度アップと同情論の拡大に繋げた。極めて、老獪な動きだった!
小川市長の陣営には、相当の「知恵者」(軍師?)がいるに違いない!!
選挙とは、政治家にとって命懸けの戦いだ。今回は、政治家として完敗を喫した。負け惜しみを言うつもりはない!
しばらく冷却期間を置いた後、先般、こちらから前橋市役所に足を運び、小川市長と面会した。選挙の結果に関わらず、知事として、「今後も前橋市との連携を重視していくこと」と約束した。何か重要な問題が起こった際には、トップ同士で話し合うことでも、合意した。
何にせよ、今後、知事として、前橋市の市政に「いちいち干渉する」ようなことはしない!どんな政策も、民意で選ばれた市長と市議会が議論して、決めていけばいい!前橋市の未来は、前橋市民が決めるのだ。
小川市長は、市民の民意で再選を果たした。当選したからには、ご本人が何度も訴えていたように、必ず残りの任期を全うし、前橋市のために1つでもいいことを実現して頂きたいと思う。
が、それを申し上げた上で、次のことだけは、記しておく。
選挙の結果を受け、複数のメディアが「小川氏の圧勝」と報道した。あれほどの逆風の中で、約6万3千票を集めて勝ち抜いたの凄かったが、実は「圧勝」ではない!
実際、小川市長の得票率は49,8%だった。すなわち、投票した市民の半分は、小川市長の再選を支持しなかったことになる。
しかも、今回の前橋市長選の投票率は47%だった。半分(53%)の市民が何を考えていたのかは、ハッキリしない。事実として言えるのは、先の市長選挙で小川市長の再選を支持したのは、前橋市民の「約24%」に過ぎなかったということだ。
加えて言うと、どんなコンテンツもあっという間に摩耗するのが、今の時代だ。一時はあれほど世間を騒がせたあの問題も、すっかり下火になっている。が、忘れ去られたわけではない。
そして、あの問題に関する前橋市民の反応と、世間一般の認識には、依然として大きな乖離がある!
更に言うなら、その認識のギャップは、前橋市と群馬県内の他の地域の間にも存在する。事実、高崎市や伊勢崎市、太田市の山本支持者の中には、今も小川市長の行動に嫌悪感を持つひとが多い。
この前橋と県内の他の地域との温度差も、自身の感覚を曇らせた要因の1つだった。
まあ、そこは人一倍、優れた政治的嗅覚を持つ小川市長だもの。こんなことは、ご本人が一番、分かっているはずだ。
それにしても、普通なら「政治的に即死」してもおかしくない醜聞だった。これほどの事態に見舞われた後でも、前橋市民の間に小川市長を庇う声があったのは、小川市長の政治家としての日々の努力の積み重ねが大きいと見ている。
何しろ、小川市長は、2011年、28歳の時に、民主党の公認で群馬県議会の県議に当選した。その後も3回の県議選を戦い、連続当選を飾っている。
しかも、3回目(2019年)は2位、4回目は(2023年)は1位で当選を果たしている。2024年2月の選挙では、現職の山本龍市長を破って、初の女性市長に就任した。そもそも、スゴく選挙に強いタイプなのだ!
小川市長が、この15年間で実際に顔を合わせ、言葉を交わし、握手をした前橋市民は、相当の数に登るだろう。
市長就任後の1年半も、現職の市長として、日々、小さな集会やイベントに、こまめに顔を出していたに違いない。「誰よりも身近な市長」というスローガンは、ダテではない。この政治家としての姿勢には、素直に敬意を表したい!
逆に考えると、新人の丸山あきら氏がいかに頑張ったかが分かる。
そりゃあ、そうだろう。ご本人に逆風が吹いていたとはいえ、5回の選挙を勝ち抜いて来たこれだけのベテラン政治家、しかも「ほぼ現職市長」だった小川氏を相手に、急遽、保守系の統一候補として立候補した無名の新人(まるやま・あきら)が、極めて短い(実質的に3週間という)選挙期間の中で、5万2千票もの得票を獲得したのだ!!
さて、と。今回はここまで。次回のブログ(後編)では、前橋市長選の反省と教訓、小川市長に伝えておきたいことを「直滑降」の歴史に刻む。
さあ、サプリメント(マグネシウム)の一錠飲んで、布団に潜り込む。睡眠時間を確保することも、効果的な治療(?)だ。おやすみなさい!