2026年2月18日:パート3

 さて、ここからは、書こうと思って、なかなか書けなかった衆院選(群馬選挙区)の結果に関する「山本一太の分析と感想」を掲載する。本日15時過ぎに党本部で会った本宿事務総長には、自分の見方を伝えておいた。

 ひとことで言い表すと、「5人の現職の再選は嬉しかったが、次の総選挙(4年後?)がこわい!」ということに尽きる。

 地元の5つの挙区で再選を果たした5人の現職候補の得票数と得票率は以下のとおり。

1区:中曽根康隆(当選4回)103,316票(61.64%)
2区:井野俊郎(当選6回)  84,167票(52,74%)
3区:笹川博義(当選6回)  96,283票(61,53%)
4区:福田達夫(当選6回)  84,938票(53,41%)
5区:小渕優子(当選10回) 107,356票(68,58%)

 知事会見でも述べたが、最も良かったと思うのは、毎回、苦戦を強いられてきた3区の笹川博義氏が、6割を超える得票をマークし、明確な勝利を収めたことだ。

 決して選挙に強いタイプではないが(ごめんなさい!)、政府でも党でも、真面目に仕事に取り組んで来た!特に、笹川氏が党内で中心的な役割を果たしている「外国人問題」については、いろいろ相談に乗ってもらおうと考えている。

 が、3区はどう考えても、高市人気による無党派層の10ポイントのブースト(後押し)があった。高市ブームが巻き起こっていなかったら、今回も苦戦していた公算が大きい!

 笹川氏には、次の4年間(?)、次回の選挙を勝ち抜く準備を、油断なく整えて欲しいと思う。

 次世代ホープの中曽根康隆氏が、1区で大きく得票を伸ばしたことも嬉しいニュースだ。前回52%だった得票率は、62%まで大きく伸びた!

  特に、前橋市内で約8万票を集めたことに安堵した。(ホッ)今回の選挙で、県都においても、自民党から離れていた保守系の票が戻って来たことが、証明されたからだ。

 ただし、この1区でも、高市人気による10ポイントの嵩上げ効果があったと見ている。康隆氏の得票を押し上げたのは、無党派層の支持だ。決して油断してはならないと感じる。

 2区の井野俊郎氏の地盤が定着し、絶対に負けることの許されない4区で、福田達夫氏が再選されたことにも、心を撫で下ろした。(ふう)

 更に言うと、5区で常に安定した地盤を誇る小渕優子氏が、前回より票を伸ばし、余裕の得票率69%(前回は62%)で勝ち抜いたことも、嬉しかった。

 が、将来的に、ここも楽観を許さない情勢だ。地元でもほとんど知られていない30代の参政党候補が、3割以上の得票をあげているからだ。かつての群馬県なら、優子さんが8割以上の得票率をマークしていてもおかしくない状況だった。そうは思いませんか?

 2度目の高市旋風が起こるかどうか分からない次回の衆院選では、最も安定した5区でさえ、新たな強敵の出現で「思った以上に差を詰められる」流れになりかねないということだ。

 全国の小選挙区の結果を分析してみると、高市総理の個人的な人気で(選挙区にもよるが)、少なくとも10ポイントは票が上乗せされたと分析している。

 そうじゃなかったら、鉄壁の地盤を誇って来たあの岡田克也氏や枝野幸男氏、安住淳氏が負けるはずがない!そうでしょう?!

 つまり、自民党へのブースター効果があるかどうか分からない次回の選挙では、同党が大きく得票数と議席数を減らすことも十分、あり得るということだ。

 そう考えると、保守王国と呼ばれて来た群馬県の有権者の意識は、「やっぱり変わっている!」と見るべきではないか?

 ちょっぴり心配なのは、高市旋風のお陰で相当のボーナスをもらっているはずの2区(井野俊郎氏)と4区(福田達夫氏)の得票率が、50%前半に留まったことだ。

 「なぜそうなったのか?」をよく分析し、今から対策を打ったほうがいい!そうじゃないと、次は思わぬ苦戦を強いられるかもしれない!

 特に、今度の選挙において、4区で復活当選を果たした参政党の青木ひとみ氏はただものではない。生体エネルギーの高さとメンタルの強さを感じる。6歳児の直感が、「いつか(何かの舞台で)台風の目になるかもしれない!」と叫んでいる。(笑)

 これも会見で指摘したことだが、選挙の材料(コンテンツ)が「あっという間に摩耗する」傾向が強まっている。その時々の情勢や有権者の意識に応じてイシューを絞り込み、ネットも最大限活用しながら、訴えていかないと、有権者の支持が得られない時代になっている。

 すなわち、「過去の成功体験は通用しない!」ということだ。

 例えば、1区最大の票田である前橋市での山本一太の過去3回の全県選挙(参議院選挙と2度の知事選)での得票率は、全て7割を超えている。が、これは、来夏の知事選では、全く参考にならない!(ふう)

 ましてや前橋市長選挙等の影響を考え合わせると、今の自分の県都前橋での集票能力は「せいぜい50%くらい?」かもしれない。(ため息)

 改めて、自分自身に言い聞かせた。「ここから、初心に返って地元の有権者の気持ちをキャッチするアンテナを磨かねばならない!時代に合わせた政策を見極め、無党派層に響く戦略を展開しない限り、来夏の知事選で生き残ることは出来ない!」と。