2025年9月15日

 月曜日の朝。「短い夏休み(秋休み?)」の2日目。眠い目をこすりながら、パソコンのキーボードを動かしている。

 昨晩、名古屋のIGアリーナでボクシングの世界タイトルマッチを、Leminoの独占無料生配信で観戦した。コンテンツ研究家で、かつ長年のボクシングファンでもある自分が、何ヶ月も待ち続けていた試合だった。

 スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥選手にとって、4団体王座の5度目の防衛戦!!相手は、過去最強の相手と見做されていたウズベクスタンのムロジョン・アフマダリエフ選手だった。

 結果は、井上チャンピオンの12ラウンドをフルに戦い抜いての判定勝利。3−0の圧勝だった。6年ぶりの判定決着とはいえ、ある意味、KO勝ちより、インパクトのある結末だった!!(ふう)

 井上陣営が最も警戒していたアフマダリエフ選手のパワーを完全に封殺した。異常なまでの集中力とスピードで、最初から最後まで、付け入るスキを与えなかった。相手の長所をつぶし、終始、試合をコントロールしていた!!

 パワー、スピード、技術、ファイトIQ、どれをとっても「コンプリートボクサー」(完璧な戦士)であることを証明した。いつものような派手なKOシーンはなくても、ボクシングの深みや醍醐味を十二分に堪能した。ボクシングファンにとっては、贅沢な空間だった!!

 試合後の会見で、大橋会長が言った次の言葉が、昨晩のドラマの全てを物語っている。

 「KOというのがボクシングの一番の魅力ではあるが、判定でもここまで魅せられるボクサーになった。そのことを今日、確信した。井上尚弥の試合としては、ここ何年かの中で一番、良かったと思う!!」

 試合直後にリング上で行われた勝者インタビューで、井上選手が、アリーナを埋め尽くしたファンに向かって、「ね、アウトボクシングもちゃんといけるでしょう?!」と語りかける場面があった。

 が、格闘技YouTuberの細川バレンタイン氏の分析によると、あれはアウトボクシングではなく、より正確には「ヒット&アウェイ」と呼ぶべきものだそうだ。すなわち、「打たせずに打つ」というボクシングの究極形ということか!!

 昨晩、試合後にアップされた様々な専門家やボクシングYouTuberたちが、同じ趣旨の発言をしている。

 「井上尚弥にあれをやられたら、誰も太刀打ちできなくなる!!」と。

 全く同感だ。もともと「9割のKO率」を誇るハードパンチャーに、こんな油断もスキもない戦法(=全集中の呼吸戦略?)を取られたら、相手はなす術がない!!そうでしょう?!

 そう考えると、昨晩、ボクサー井上尚弥は「新たな高み」(無敵の存在?)に到達したのかもしれない。何れにせよ、多彩な能力とIQの高さ、引き出しの多さには、滅茶苦茶、感動した!!

 年末(12月)に予定されているはずのサウジアラビアでの防衛戦は、指名挑戦者のピカソ選手。この戦いさえクリアーすれば、来年5月には、東京ドームでの「中谷潤人選手との頂上対決」が待ち受けている!!

 無敗の日本人ボクサー同士の「世紀の一戦」が、また1つ、実現に向けて前進した。考えただけでも、ワクワクする!!

 さあ、外の空気を吸って、目に太陽の光を入れて来ないと!!

追伸:大ファンである井上選手のボクシングの試合を見て興奮したせいか、昨晩はあまり眠れなかった。あとで「昼寝」をして、体調を整えるつもりだ。

 やっと意識を失ったと思ったら、早朝に目が覚めた。ハッと気がついて、MLBのドジャース対ジャイアンツの試合を見た。

 お目当ての大谷翔平選手は、6打数一安打。ドジャースが勝ち越しを決めたのは嬉しかったが、大谷選手の待望の50号は不発に終わった。(ガクッ)

 他方、ナリーグの本塁打王を争うフィリーズのシュワーバー選手は52号を放って、再び3本差!!残り試合を考えると、昨年に続く大谷選手のホームランキングは難しいかもしれない、な。(ため息)少なくとも、2年連続50本の記録は達成して欲しい!!

 いや、まだ分からない!!我らがスーパースター、大谷翔平だもの!!逆転の本塁打王獲得を信じて、最後まで応援することにしよう!!

 過去のブログでも触れたが、全盛期の大谷翔平選手と井上尚弥選手と同じ時代を共有出来ている!!スポーツファンとして、これ以上に幸運なことがあるだろうか?!(ニッコリx100)