2025年8月10日
15時過ぎ。大きく深呼吸をして、パソコンの前に座った。
日曜日の今日は、午前7時45分に高崎の自宅を出発。知事車で草津町に向かった。午前10時から町内のセレモニーホールで開かれた「県防災ヘリコプター墜落事故殉職者追悼式」に参列した。
知事として追悼の辞を読み、献花を行った。式典が終了した後、マスコミの囲み取材を受けた。直後に同じ場所で、遺族会の代表の方々4名と懇談。知事への要望を伺った。
早いもので、あの悲惨な事故から7年が経つ。毎年、追悼式で顔を合わせるお子さんたちも随分、大きくなった。それでも、最愛のひとを失った遺族の方々の時間は、あの日で止まったままなのだと思う。
昨年と同様、追悼式の最初に、遺族代表の方が哀悼の言葉を述べた。その言葉を聞きながら、今さらながらに胸が痛んだ。
「たとえ何年経っても、最愛の人々を失ったご遺族の悲しみが癒えることはない!」と改めて感じたからだ。
県が果たすべき責任は、こうした悲惨な事故が2度と起きないよう、様々な角度から運行の安全確保を図る対策を徹底することに尽きる!!
加えて、この悲劇の記憶を深く胸に刻み、風化させない努力を積み上げていくことも大事だと考えている。
6年前の知事就任以来、県としても、出来るだけ遺族の方々の気持ちに寄り添い、行政として「可能な限りの対応」を行なって来たつもりでいる。
が、ご遺族の間に「県の対応や姿勢に対するご不満」があるとすれば、その点は、申し訳なく感じている。全ての責任は、知事である自分にある。山本一太の「不徳の致すところ」としか言いようがない。
引き続き、ご遺族の皆さんの要望に真摯に耳を傾け、担当部局とも協力しながら、行政として可能なことを、1つでも前に進めていくための努力を続けたい。
あ、電話がかかって来た。この続きは、次回のブログで。
