2025年8月3日:パート2
21時過ぎ。夜の散歩の途中で、ファーストフードの店に立ち寄った。熱い紅茶でリラックスしながら、本日2本目のブログを書く。
昨日と今日で、県議会の全ての会派の「ほぼ全員」の県議に、電話かメールで連絡を入れた。7月末(31日)の「三選出馬表明」を報告した上で、こう伝えた。
「選挙まであと2年ありますが、知事の公務には一切、手を抜かずに頑張ります!!引き続きご指導のほど、よろしくお願いします!!」
この作業の過程で、「ぜひ力を貸してください!」とお願いした相手もいたし、「切磋琢磨していきましょう!」と話した県議もいた。
電話する際に、県議の名簿は全く見なかった。メモもしなかった。頭に浮かんだ各地域の県議の顔を1人1人思い出しながら、次々に電話をかけた!!
最後に、各会派ごとに所属議員の記憶を頭の中で整理し、漏れがないかどうかを確認した!!
簡単に見えて、結構、スゴいことだと感じた。この6年間、あらゆる場面で、県議会と真摯に向き合い、1人1人の県議の質問にも、真剣に耳を傾けて来たからこそ出来ることだと感じた。(ふう)
いつも言っているように、県議会は2元民主制の県政を担う両輪の1つだ。県議会の了承を得られなければ、知事がどんなに素晴らしい予算を編成しようと、どれほどいい政策を立案しようと、実現することは出来ない!!
そもそも、県議会の最大の機能は、「知事の暴走を止めること」なのだ。したがって、知事と県議会の間には、常に健全な緊張関係がある!!どの都道府県だって、同じだと思う。
そう、知事にとって、県議会とは、時にはせめぎ合い、時には協力して、「県民にとって1つでもいいこと」を実現するためのパートナーであり、手強いライバルにもなる存在なのだ!!
特に、県議会の7割の議席を占める自民党県議団との関係は重視せざる得ないし、今後も信頼関係の維持に努めていく。誰が考えても、当然のことだ!!
もちろん、国政の与党として連立を組む公明党の県議団(3名)とも、良好な関係を築いて来た。
実は、以前から、自公以外の会派の県議にも、注目しているひとや、「一度、ゆっくり話してみたい!」と思う人たちはいた。
え?もともと、自分は、全ての県議に興味がある!!同じ時代に生きて、県政を共に担っている人々だからだ!!
が、これまでは、自民党県議団に配慮するあまり、自公以外の会派との付き合いを、出来るだけ控える方針を貫いていた。
「保守王国」と呼ばれた群馬県では、自民党県議団が常に絶対過半数を握っており、「知事と自民党県議団が合意すれば、全ての予算や事業が成立する!」という状況が続いていた。
それが県民にとっていいことかどうかは別として、知事にとって最も重要なのは、自民党県議団との交渉&調整であり、自民党とさえ握れれば、「それで予算編成も事業も完了!」という流れが、長年、ある種の政治文化(伝統?)として君臨していたのだ!!
が、この構図は、宇留賀副知事の再任問題を契機に、大きく変わった。当時の自民党執行部が、知事との直接の調整を望まず、交渉の窓口を、一気に県議会全体(全会派による全員協議会)に広げたからだ!!
誤解のないように言っておくが、こうした自民党県議団の対応を批判しているわけではない!!当時の幹事長(?)がそういう戦略を選んだという事実を指摘しているだけだ。
その結果、宇留賀副知事の再任を「1年限り」という条件で認めてもらうために、4つの会派との合意書に署名するという前例のない展開になった。
すなわち、当時の自民党県議団執行部の意志により、(期せずして)「自民党一辺倒に近い対応」から、より「全方位外交」に舵を切ることを余儀なくされたのだ!!
え?楽天的かつポジティブ思考の山本一太としては、この動きをネガティブには捉えていない!!逆に、合意文書の約束を守るために、「自公以外の会派の県議」とより柔軟に付き合わざる得ない、いや、より親しく付き合えるようになったと考えている!!(笑)
結果として、新しい時代状況をより反映した流れになった気さえする!!
もちろん、今までだって、他の会派からの要望にも、真面目に耳を傾けて来た。申し訳ないが、その姿勢は前の知事の時代と全く違うと自負している。
が、最近は、(自民党からの要望聴取が重大イベントであることは変わらないとしても)他の会派と意見交換する際も、2人の副知事を同席させたり、昼食を食べながらの懇談をやったりするようになっている!!
驚いたのは、「いろいろ言っても、最後は最大会派である自民党の意向に合わせるはずだ!」と認識されていた野党の少数会派の中に、「会派の意向がどうであろうと、知事の立場を理解し、自らの意思で行動する!」と明言する複数の県議がいたことだ!!
これには、ちょっぴり感動した!!
ご存知のように、自民党県議団は、今、政治資金の問題で揺れている。現職県議と企業関係者が逮捕された「桐生新庁舎をめぐる事件」は、まだ終わっていない!!
群馬県議会は、あの西田氏が開発中の「政治資金データベース化」プロジェクトの対象になった。場合によっては、今度の事件を契機に、地方政治の利権の巣窟としてスポットを浴びる可能性すらある!!
が、これからどんな展開が待ち受けていようと、県議会の絶対過半数を持つ自民党県議団との連携は、引き続き重視していく。友党である公明党の県議団との関係も大事にしていきたい!!
が、それに加えて、「リベラル群馬」「つる舞う」「共産党」「維新」に所属する県議の人たちとも、より本気で向き合っていくつもりだ!!
追伸:
1.次の知事選に立候補するかどうかを、真剣に悩んだことには、大きな意味があった。知事を辞めた場合の「第2の人生」のイメージを、具体的かつ本気で考えたことで、いざとなれば「知事という看板を振り捨てて、捨て身で戦える」覚悟を確認出来たからだ!!(よしっ)
漫画「ドラゴンボール」のフリーザがいたら、「あの声」で、きっとこう言われているに違いない!!
「あれ、一太さん、あなた、少し見ないうちに、随分、戦闘力が増したようですね!!ふふ、驚きました!!でも、この私には遥かに及ばない!!行きますよ!!」と。(笑)
自分で言うのも何だけど、かなり「ヤバい知事」になりつつあるんじゃないだろうか?!(笑x2)自分は大ヒット中のアニメ映画「鬼滅の刃」の猗窩座(あかざ)みたいに、進化を拒んで、消滅を選んだりしない!!(笑x3)
この「直滑降ブログ」は、相変わらず「アメブロ政治部門ランキング」のトップ常連だし、霞ヶ関や永田町、メディア関係者の間で高い視聴率を誇っている!!
加えて、過去1年間の知事会見ユーチューブで切り取られた動画は、再生10万回以上が35本、あった。総再生回数も1,650万回に達している!!
しかも、外からの圧力には絶対に屈しない!!いわゆる「偉いひと(?)」の言うことなんて聞かない!!やると決めたことは最後までやり抜く!!そりゃあ、そうだろう!!「知事を続ける」ことを目的にやっているわけではないのだから!!
そうは言っても、安全な場所で(?)支配する「悪の元凶(?)」(漫画「ワンピース」だとイム様?)に辿り着くためには、まだ時間と工夫がいる。が、いつの日か「本当の悪者に鉄槌を下せる」場面が来るかもしれない!!これも「6歳児の直感」だ!!(笑x4)
さあ、もう少し夜の街を歩いてから、家に戻ろう!!
2.今日もいいことが沢山あった。こんな欠点だらけの自分のことを、心から心配してくれるひとがいる。感謝の気持ちで一杯だ!!(ニッコリ)決して「当たり前だ」なんて思っていない!!