2025年7月30日
午前7時30分。大きく深呼吸をして、パソコンの電源を入れた。
これまでの大きな流れを振り返ると、自民党は結局、両院議員総会で多数の議員の賛同を得て、(強引にも)「総裁選の前倒し」を決める気がする!!
とはいえ、最後までどうなるかは分からない!!政治にも、時として「計算違いのドラマ」が起こりうるからだ。
が、どんな展開になろうと、自分たちの民意で選んだ「総理への敬意」は、忘れないで欲しい!!
石破政権にも「様々な形」で助けて頂いた群馬県の知事として、そのことだけは、「かつての同僚」の皆さんに、よくお願いしておきたい!!
ただし、(過去のブログでも言及したが)国民の政治不信を増幅させた「政治とカネの問題」に根本的に切り込まない限り、新総裁が選ばれたとしても、次の総選挙で(最初から)逆風に晒されることになるだろう!!
国民の人気が高い政治家に「顔」を変えるだけでは、決して国民の自民党に対する信頼は、戻って来ない!!自分は一貫して、そう考えている。
それはそうと、自他共に認める「選挙研究家」として、ぜひ、検証してみたいことがある。
それは、今、「石破おろし」に躍起になっている議員の人たちの行動が、その人たちの「次の選挙」で、本当にプラスに働くかどうかという点だ!!
世論の支持が低迷し、2度の国政選挙で敗北を喫した石破総理を、(彼らなりの大義名分があったとしても)「無理やりに引きずりおろす」みたいな振る舞いは、果たして、国民(有権者)の喝采を巻き起こすだろうか?!
何度も言っているように、党内から石破総理退陣の声が沸き起こるのは、当然だと思う!!しかしながら、今回、倒閣(?)の急先鋒みたいに見られることは、決してプラスには働かないと感じている!!
永田町と距離があるからこそ見える風景や、自分自身の感覚が正しく事実を反映しているのかどうか?!すなわち、現時点で退陣騒動のど真ん中で目立っている人たちが、次の選挙で本当に有権者の支持を得られるのか?!いや、本当に当選出来るのか?!
そのことを、ぜひ見極めたいと考えている!!
読者の皆さん、私のこの「研究課題」を、ぜひ忘れないでおいてください!!次の総選挙の後に、必ず取り上げるつもりです。
選挙と言えば、先の参院選群馬選挙区は、大激戦だった。自民党の清水まさと参院議員(現職)にとっては、体力的にも、精神的にも、本当に苦しい戦いだったに違いない!!
NHKの出口調査の数字を見て、本人が「いったんは敗北を覚悟した!」というのも本音だと思う。
が、(知事会見でも触れたが)清水参院議員は、この厳しい試練に耐え、強敵との接戦を勝ち抜いたことで、間違いなく進化し、成長しているはずだ!!
何度も言うが、投票日の前日に開かれた決起大会での決意表明は、とても心に響いた!!
清水氏は、そもそも派手なパフォーマンスが出来るタイプではない。最後の演説も淡々としていた。そこにいる聴衆を沸かせるようなインパクトは感じなかった!!
が、何度も遊説と演説を繰り返して来ただけに、言葉に無駄がなかった。中身にも説得力があった。この6年間、真面目に仕事に取り組んで来たことを感じさせる内容だった。
清水氏の言葉を聞きながら、「何とか競り勝って欲しい!」と心から思った。
ずっと言って来たように、人間は困難に立ち向かう中で成長する。競争があって初めて進化する。だからこそ、国会議員時代から、ずっとこう主張して来た。
「最大野党は、全ての衆院の小選挙区と参院の地方区に候補者を立てるべきだ!!」と。「そうじゃなかったら、有権者に政策の選択肢がないではないか!」と。
「そうすることで政治に本物の緊張感が生まれ、政治家のレベルが上がる!」とも!!
参院選の後の知事会見で、「参院選で躍進を遂げた参政党の最大の勝因は、神谷代表が47都道府県全てに候補者を擁立したことだ!」と強調した。
「ここは自民党の岩盤だから!」とか、「どうせ立てても勝てないから!」とか、そんな言い訳をせずに、全都道府県での擁立を決めたからこそ、有権者は参政党の本気度を感じたのだと申し上げた。
その考えが正しかったことは、その後、具体的なデータで証明された!!友人たちは、「やっぱり、6歳児の直感は侮れないな!(笑)」と驚いている。
今朝の地元紙(上毛新聞)の一面に、「立憲民主党群馬県連の会長が(次期衆院選では)県内全5小選挙区での候補者擁立を目指す考えを示した」という(ちっちゃな)記事を見つけた。
とてもいい流れだと感じた。この「直滑降ブログ」や、会見での知事の発信も、少しは影響を与えているだろうか?!(いや、それはないだろう!(笑))
どうせなら、今回、保守王国の参院選でも大健闘を見せた「参政党」にも、ぜひ「県内5つの小選挙区」全てに候補者を立てて欲しいと思っている!!
追伸:もちろん、次の参院選にも、県内のあらゆる首長選にも、「強敵の出現」を期待している!!「事実上の信任投票」みたいな構図はダメだ!!
え?自分自身が次の知事選に出るかどうかは、まだ決めていない。後援会幹部の皆さんの意見を集約し、世論調査の数字を分析し、健診のデータをよく眺めてから、明日までに判断する!!