2024年9月15日

 間もなく昼12時。高崎市内のカフェで、パソコンのキーボードを叩いている。

 日曜日の今日も、夕方から重要な政務がある。その前に、知事の電話作戦も展開しなければならない!!

 群馬県の飛躍させるための新たなプロジェクトも、次々、始動する!!公務にも政務にも、全力投票の日々が続く!!(ふう)

 昨晩から、マイケルジャクソンの「ビリージーン」の弾き語りをやるための挑戦も開始した!!(笑)が、こっちは超難関だ!!(泣)まあ、次の日本・米国中西部会議までは、あと1年ある!!

 66歳にして、やるべきこと、やりたいことが多すぎる!!1日が48時間、あったらなあ…!!(ため息)

 さて、自民党総裁選の投票日は9月27日。始まって以来の長丁場となる!!最後まで、何が起こるか分からない!!

 先週金曜日(一昨日)の知事会見でも、自民党総裁選が話題になった。ある記者から、現在の情勢分析を聞かれて、次のような趣旨の答えを返した。

 「前回(3年前)の総裁選では、河野太郎氏が地方票の5割以上を獲得して、トップでした。知事である私が先頭に立って、頑張った結果だと自負しています!!」

 「当時は、世論調査で河野氏が最も高い数字を記録しており、その雰囲気にも助けられました。が、今回は、かなり情勢が違っています。あちこちに声をかけていますが、前回に比べると、かなり厳しい状況だという認識です!!」

 「河野氏への世論の風が吹いていないことに加え、県選出のほとんどの国会議員が支持する候補を明確にしています。しかも、候補者への支持も分散している状態です!!」

 「もちろん、河野太郎候補に勝ってほしいと思ってはいますが、今の感覚だと、県内の党員選挙では、小泉進次郎氏か高市早苗氏が1位、次がコバホーク、その次が石破茂さんで、その後に河野太郎が来るみたいな流れになる可能性もあります。が、そうならないように、最後まで一生懸命、やれることをやりたいと思っています!!」

 続けて、河野氏が総理になれない場合は、小泉氏やコバホークによる「初の40代総理の誕生」を期待していること、安倍総理を応援する同志だった高市氏への思い、参院当選同期の林芳正官房長官への期待、個人的に加藤元厚労大臣が好きなこと等に言及した!!その上で、「それでも、なぜ河野太郎氏を応援するのか?」を力説した!!

 更に、こうも話した。

 「政治の緊張感を高めるために、ぜひ野党にも頑張って頂きたいと考えています。が、自民党の国会議員を24年間もやって来た立場から思うのは、やっぱり自民党は人材が豊富だと言うことです!!」

 「長年、政権の中枢にいるということもあると思いますが、人材の厚みという点では、他党の追随を許さない面があると感じています!!」

 「今回、総裁選に出馬した9人の候補者は、全員が閣僚経験者で、かつ党の要職を務めた人も少なからずいます!!すなわち、9名全員が国の舵取りに関わったことがあるということであり、9人とも『総理を務められる噐』だと思います!!」

 立憲民主党の代表選についても、感想を聞かれた。次のように答えた。

 「知事という、中央政界から離れた立場からの個人的な意見ではありますが、野田佳彦さんが代表になった場合、自民党にとっては、かなり手強い存在になる気がします。野田元総理は、保守の人たちにも響く言葉を持っているからです。」

 「例えば、安倍元総理を敬愛していた立場から言うと、野田氏の安倍元首相を追悼する演説には、心を打たれました!!野田元首相の人間性やセンスが、凝縮された演説だったと思っています!!」

 「枝野さんとは、様々な政策に関して、かなり考えが違うと感じています。私より、ずっとリベラルだと。が、枝野さんのことは、嫌いではありません。合理的に見えて、実は義理人情に厚い人だからです。」

 「若手議員の頃、枝野氏等と一緒に政治改革の論文を書いたこともありましたが、ある種の男気を持った人物。ぜひ、頑張って頂きたいと思っています!!」

 最後にこうも付け加えた。

 「これは国会議員時代から何度も発言していた政治家としての持論ですが、総選挙の際には、主力の野党が全ての小選挙区に候補者を擁立すべきだと考えています。そうなることで、政治に緊張感が生まれるからです!!」

 さて、と。午後からは、後援会の関係者に総裁選に関する「お願いの電話」をする!!旗色がいいとか悪いとか、政治的に損するとか得するとか、そういうことは関係ない!!自分の信念に従って、最後まで河野太郎氏を応援する!!それだけだ!!

追伸:先ほど、前回の総裁選挙が終わった直後(2021年の9月30日)に記したブログを読み返してみた!!なるほど、こんな風に感じていたんだなあ。ブログの末尾に掲載しておく。

<自民党総裁選の率直な感想:①〜敗れたとはいえ、必ず次に繋がる河野太郎候補の決選投票での170票>

2021年9月29日:パート2

 午前零時過ぎ。熱い紅茶を飲みながら、パソコンのキーボードを叩いている。

 15時からの定例会見では、後半に総裁選の感想を述べた。そのまま(出来るだけ正確に)掲載する。

 「本日、次の総理を決める自民党総裁選挙の開票が行われ、岸田文雄前政調会長が新総裁に選ばれました。先ほど手元に届いたメモによると、決選投票では、岸田候補が257票、河野候補が170票ということです。」

 「先ずは、新しい総裁に選ばれた岸田前政調会長にお祝いを申し上げたいと思います。もちろん個人的にも存じ上げていますが、真面目で誠実なお人柄ですし、政策にも精通された立派な方です。新しいリーダーとして、日本をしっかりと引っ張っていっていただけるものと信じています。」

 「岸田新総裁のこれまでのご発言や政治姿勢を考えれば、全く心配はしていませんが、ぜひ地方との関係を大切にしていただきたいと思います。知事の要望にも、丁寧に耳を傾けていただけるものと期待しています。」

 「今回の総裁選で、知事である私自身が全力で応援していた河野太郎行革担当大臣は、残念ながら当選することが出来ませんでした。大方の予想で河野氏が勝つと言われていた1回目の投票でも岸田候補を上回れなかったという点では、ある意味、完敗だと思います。」

 「が、それでも、決選投票で河野氏が集めた170票は、次に繋がる数字だと考えています。河野大臣には、ぜひ、捲土重来を期して、頑張っていただきたいと思います。河野氏には、今晩、電話するつもりです。改めて激励したいので。」

 少し間を置いて、こう続けた。

 「今度の選挙では、若手議員の頃からの仲間である高市早苗元総務相を応援することが出来ませんでした。高市さんには、ちょっぴり申し訳なかったと感じています。が、盟友の河野太郎が立候補した以上、他の候補者を支持する選択肢はありませんでした。」

 「それでも、総裁選での高市氏の見事な戦いぶりには感服しました。この選挙で、最も評価を上げたのが高市候補だったことは、間違いありません。実際、県内各地に70人いる山本一太後援会の会長に電話した際にも、『本当は高市候補を応援したいと思っていた』と話していた方が複数、いました。」

 「決選投票に残った河野太郎氏と同様に、高市早苗さんが、岸田政権において、政府か与党の主要ポストに起用されることは間違いないと思います。益々、活躍される姿を楽しみにしています。」

 「若手議員交流等でお世話になった野田聖子さんに対しても、お疲れ様と申し上げたい気持ちです。聖子さんが立候補したお陰で、自民党の幅広さや多様性を国民にアピール出来たことは間違いありません。テレビやネットの候補者討論会を見る度に、4人の候補者のうちの2人が女性で本当に良かった、バランスがいいと感じました。」

 「正直言うと、岸田総理と(安倍元総理や菅総理、河野太郎大臣等と比べると)それほど個人的に親しいわけではありません。が、群馬県を発展させるために、国との連携は不可欠です。新しい政権とも良好な関係を保てるよう、しっかり努力していきたいと思っています。」

 「新内閣が発足したら、早々に上京して、主要閣僚の方々にお目にかかりたいと思っています。新型コロナ対策やワクチン政策に関する群馬県の立場を丁寧に説明し、ご理解を得ておく必要があるからです。」

 ここまで一気に喋った後、ひと息ついて、さらに正直な思いを語った。それに関しては、次回のブログ(続編の②)で触れる。

 さあ、熱いお風呂に入って、いつもより早めに寝る。明日は本会議の一般質問(3日目)がある。今回は知事答弁も多い。朝早く起きて、頭を整理しておかないと。