2024年5月20日:パート2

 21時。高崎の自宅にいる。クリームパスタの夕食を済ませ、最新のニュースやメキシコの実情に関するYouTube動画を見た。気がつくと、もうこんな時間だ。(ふう)急いで、ブログを更新する!!

 夕方。新しい自民党県議団執行部(5名の県議)が来訪。井下泰伸 幹事長は留任。県議団団長から政調会長に昇格した穂積昌信県議を除く3名が、新たな執行部の役員に就任した!!

 新たな3名のメンバーは、前執行部の時代に、幹事長不在の中で幹事長代行として奮闘していた伊藤清 総務会長、町議会議長まで務め、地方政治を熟知した森昌彦 県議団団長、新進気鋭の高井俊一郎 筆頭副幹事長だ。

 これはこれで、バランスのいい実力派の布陣だ!!ぜひ、頑張って頂きたいと思う!!

 新執行部との詳しいやり取りには触れない!!が、自分の方からは、副知事再任問題に関する知事としての考え方を、改めて説明させてもらった!!まとめて言うと、次のような主張だ!!

(1)知事として、宇留賀副知事の続投が群馬県と県民のためになると確信している!!その理由は山ほどあるし、具体的な根拠も(執行部との会議やブログ、会見等を通じて)内外に詳細に発信している!!

(2)逆に、自民党県議団が「宇留賀副知事再任のための同意人事に反対する」理由が、どう考えても理解出来ない!!県議団の中にも、色々な意見の人がいるのは知っているが、何度、考えても、理屈が通らない!!すなわち、否決の『大義名分』はないと捉えている!!

(3)けっして自民党県議団との対決を望んでいるわけではない!!が、納得出来る理由がない限り、宇留賀副知事再任のための同意人事を撤回することは出来ない!!

 井下幹事長は、これまで様々な場面で、「副知事人事への県議団の方針は未定だが、自民党県議団としては、今後も山本県政を支える姿勢で動いていく!!」という趣旨の発言をしている!!この点に関しては、感謝を申し上げたい!!

 ただし、(申し訳ないが)こちらのスタンスは違う!!万一、宇留賀副知事の再任が否決された場合は、これまでの自民党県議団への対応を見直せざる得ないと考えている!!

 え?「県議会との連携」を放棄するようなことはしない!!が、何もせずに「引き下がる」などということは、あり得ない!!(キッパリ)

 今週の金曜日、副知事再任のための同意人事が県議会本会議で否決されたとしよう!!その後の展開はどうなるだろうか?!

 先ず、知事と自民党県議団との関係が悪化することは間違いない!!両者の間に、初めて「対決の構図」が生まれる!!そうなると、知事と県議団は、ことあるごとに、頻繁に衝突するようになる!!県政の混乱や停滞は、避けられないものになるだろう!!

 当然のことながら、知事として「やりたい」と思う政策や事業は、なかなか前に進まなくなる!!このことは、覚悟しなければならない!!

 そりゃあ、そうだろう!!議決機関である県議会から、県の政策や予算の中身に関して、ことあるごとにクレームを付けられたり、嫌がらせや妨害を受けることになるのだ!!

 が、こちらも、黙って見ているようなことはしない!!ありとあらゆる手段を駆使して、県議団に反撃する!!知事になって初めて知った県政の不健全なカラクリや、地方政治の不透明な体質や利権構造に、(今まで以上の覚悟で)鋭く切り込んでいくつもりだ!!

 県議団との交渉決裂後の知事の発信や行動は、恐らく県議会の活動に少なからぬ影響を及ぼすことになる!!実際に、従来の政治活動が難しくなる県議も出てくる気がする!!

 この点に関しては、もう「キャンキャン吠える」ようなことはしない!!細かいことも言わない!!知事としての決意を、淡々と(かつ着実に)行動で示していく!!それだけのことだ!!

 知事と、県議会の最大会派である自民党県議団との対決がエスカレートした場合、保守王国と呼ばれる群馬県でも、すでに世間から厳しい目で見られている自民党のイメージは更に悪化するはずだ!!これも避けられない流れだと感じている!!

 知事と自民党県議団との交渉の決裂は、次回の総選挙や今後の県内の首長選挙においても、自民党の公認候補や推薦候補に「マイナスに働く」可能性が高い!!

 そうなった時、喜ぶのはマスコミと野党(自公を除く国政政党)だけだ!!

 念の為に言っておくが、ここで言う「野党」には、県議会の自民党と公明党を除く他の会派(リベラルや令明等)は、含まれていない!!知事の視点から見ると、国政と県政は次元が違う!!なぜ、そう捉えているのかは、改めて(近いうちに)解説する!!

 何れにせよ、知事と県議団の双方が、実は「副知事人事をめぐる交渉の決裂は、お互いを不幸にする!」と、よく分かっている!!実際、双方にとって、いいことは何もない!!(ため息)

 が、そうは言っても、県議団側から「普通の県民が納得するような明確な理由」が示されない限り、この問題での撤退はあり得ない!!自分は、そう考えている!!

 仮に「理屈も大義名分もない要求」を呑んだら、それこそ、「群馬県政のレベル」を疑われてしまう!!かつ、県議団側から知事に対して、理屈の通らない要求を「際限なく突きつけられてしまう」みたいな流れになりかねない!!そうでしょう?!

 ダメだ、眠くて、これ以上は書けそうもない!!頭をシャッキとさせるために、自宅の部屋で「バーベルを使った軽い筋トレ」をやる!!