2024年5月18日:パート2

 19時過ぎ。高崎の自宅からのブログ。

 土曜日の今日も終日、働いた!!(ふう)活動の報告をする前に、副知事続投問題に関するブログシリーズの続編を書く!!

 論破したところで、自民党県議団執行部の方針は変わらないかもしれない!!きっと理屈など、どうでもいいのかもしれない!!要は「同意人事を否決する」ための理由を探しているだけなのかもしれない!!少なくとも、自分の目にはそう映る!!

 が、それでも、執行部以外の県議の皆さんに、どうしても知っておいて欲しいことがある!!「事実」を理解してもらうことが、将来、大きな意味を持つと考えているからだ!!

 何を知ってもらいたいのか?!それは、執行部が「宇留賀副知事の再任を拒否する」根拠として掲げてくると思われる理屈に、何の根拠も論理性もないということだ!!

 「群馬県の2人の副知事の1人は、政府からの出向者でなければならない!!」という主張は、論理として成り立たないだけではない!!時代遅れの「陳腐な理屈」だ!!(キッパリ)

 県議団の偉い人の中には、「2人の副知事のうち1人を政府から派遣してもらうというのは群馬県の慣習であり、多くの県議は『政府とのパイプが途切れたら困る』という認識を共有している」などと話している人がいるらしい!!多くの県議が、(具体的な根拠もなく)本当にそんなことを信じているのだろうか?!

 そもそも、「政府に対して、2人の副知事の1人を政府から派遣してもらう」というのは、群馬県の伝統でも慣習でもない!!大澤知事の時代(12年間)がそうだったというだけだ!!

 大澤知事が就任する前の小寺知事の時代には、政府と紐付きの副知事などいなかった!!そのことで「県政に何が支障が生じた」という話は、どこからも聞いたことがない!!

 県議の皆さん、ご存知ですよね?!現時点で、47都道府県のうち、22都道県は、国から副知事を招いていないということを!!こうした地域が、「政府の紐付き副知事が不在」ということで「何か困っている」という情報も一切、耳に入ってこない!!

 例えば(具体名は出さないが)群馬県より財源が乏しく、人口減少が著しい県でも、政府から派遣された副知事がいない地域もある!!なぜ、群馬県だけが「2人の副知事のうち1人を政府の出向者に頼らなければならないのか!!」が全く理解出来ない!!残念なのは、その理由に関する論理的な説明もないことだ!!(苦笑)

 もっと言うなら、大澤県政において、政府と紐付きの副知事がいたことで、どんな「いいこと」があったのだろうか?!県議団執行部側からは、政府からの副知事の存在に関して、具体的なメリットもデメリットも、何一つ示されていない!!これでは、まともな議論が出来ない!!(ため息)県民の皆さん、そうは思いませんか?!

 加えて言うと、政府から派遣してもらっていた副知事のポストを「紐付きでない人材に変える」というのが「時代のトレンド」と言っていい!!そりゃあ、そうだろう!!地方の時代なのだ!!何でもかんでも政府に頼るのではなく、「自前で優れた人材を育てよう」という機運が高まっている!!

 例えば、北海道、三重県、熊本県の例が分かりやすい!!

<北海道> ※以前は、総務省から1名出向。2021年5月末で退任した後は、以下のプロパー副知事による3人体制に移行!!

浦本元人 (66) 公営企業管理者
浜坂真一 (59) 総合政策部長
三橋剛 (58) 総合政策部長

<三重県> ※過去には、総務省から1名出向。少なくとも鈴木前知事が就任した2015年以前から、プロパー副知事の2人体制になっている!!

服部浩(64) 危機管理統括監
野呂幸利(60) 危機管理統括監

<熊本県> ※元々は総務省から1名出向。総務省出身の現知事が副知事を退任し、知事に就任した後は、プロパーの副知事2名の体制に移行!!

竹内信義(61) 農林水産部長
亀崎直隆(61) 土木部長

 当然のことながら、東京都は代々、国からの副知事など受け入れていない!政治的な特殊事情はあると思うが、岩手県も2013年以降は、プロパー副知事2名の体制だ!!

 秋田県も、現在は、副知事は2名ともプロパーになっている。かつては経産省から派遣された副知事もいたが、2021年からは、出向を切っている!!

 結論として言うと、どの都道府県でも、ひも付き副知事がいなくなったことで、何のマイナスも発生していないということだ!!

 最後に(何度も言ってきたことだが)、山本一太が知事を続けている限り、政府とのパイプが強化されることはあっても、弱まることなどあり得ない!!すなわち、宇留賀副知事が経産省を退職したことで、群馬県が国との連携に関して困ることは何もない!!(断言)ちゃんと、行動で証明しているではないか!!

 今回の副知事人事をめぐる動きは、世の中にオープンになっている!!普通の人には理解出来ない「身内の理論」をかざして、強引に否決に持っていくつもりだと思うが、それは世の中の常識と地方の自民党組織の認識との乖離を、改めて浮き彫りにすることに繋がる!!多くの国民(県民)は、こう思うはずだ!!

 「やっぱり、自民党は地方でも国民の感覚とかけ離れているんだな!!」と。

 あ、お湯が沸いた。熱いミルクティーを一杯飲んだら、無理のない筋トレをやる!!この続きは、次回のブログで!!

 

 

      <政府派遣の副知事がいない都道府県マップ>

 

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