2024年5月15日

 午前7時。眠い目を擦りながら、パソコンのキーボードを叩いている!!

 昨日の読売新聞(群馬版)に、宇留賀副知事の続投に関する記事が掲載された。記事のタイトルは「宇留賀副知事の再任めぐり溝」というもの。

 今朝、もう一度、読み返してみたが、事実をかなり正確に捉えていると思う!!自民党県議団と知事の間の「対決」ではなく、「溝」と記していることも!!

 お互いに「対決」を避けたい(何とか落とし所を見つけたい)気持ちは持っていると信じている!!

 最も気になったのは、最後の次の件だ。

 「ただ、全議席の3分の2を占める自民では、再任に理解の声がある一方、『霞ヶ関からの出向者でなくなれば国とのパイプが途絶える』『在任期間が長過ぎる』との慎重論が根強い。」

 「『知事が宇留賀氏を自身の後継にする布石では』といぶかしむ向きもある。知事も宇留賀氏も否定するが、憶測は絶えない。」

 

 なるほど、これだけ丁寧に説明しているのに、まだこんなことを言っている人がいるんだな!!(ため息)

 

 もう一度、冷静に言うが、宇留賀副知事が「霞ヶ関からの出向者」でなくなっても、国とのパイプは途絶えない!!もしそうでないなら、具体的に「どう途絶えるのか?」を教えて欲しい!!(苦笑)

 ちなみに、温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録推進運動に関しては、今回も複数の主要閣僚や党幹部とアポを取った。これは、「宇留賀副知事が経産省から出向しているから」ではない!!全て、知事である自分自身の人脈だ!!

 え?もちろん、政府のトップセールスは、宇留賀副知事のサポートのお陰で、効果が倍増している!!そのことも、過去のブログで記した!!

 この「政府からの副知事がいなくなると、国とのパイプが断絶する」というのは、ほとんど「嫌がらせ」に近い理屈だと感じている!!(ため息)

 宇留賀副知事を再任した場合に「在任期間が長くなり過ぎる!」という理屈も、よく分からない!!ざっと過去の例を調べてみたが、副知事を2期以上、務めた人は結構、いる!!

・高橋邦雄さん(出納長・副知事合わせて11年6か月)
・小寺弘之さん(副知事3期で8年9か月)
・高山昇さん(副知事2期で8年)
・茂原璋男さん(副知事2期で8年)

 まさか、「国から出向した副知事は4年まで!」みたいなルールでも出来たのだろうか?!だとしても、この理屈には、全く論理性がない!!(苦笑)

 例えば、大澤前知事の時代には、総務省からの副知事が「ほぼ2年ごと」に交代していた。が、それは派遣先の人事の事情だ!!「政府からの出向」を途切れさせないためにやっていたに過ぎない!!

 自分の記憶が正しければ、1年で本省に戻った副知事もいた。任期1年の副知事に、どんな仕事が出来るというのだろうか?「とにかく、役所からの出向が途切れたら困る!!」みたいな卑屈な姿勢だ!!これだと、政府から見下されても仕方がない!!

 

 副知事人事の件で総理官邸を訪問した時のことが、頭を過った。安倍総理(当時)が、こんなことを言っていたのを、よく憶えている!!

 

 「あのね、一太さん。役所が副知事として地方に送る人材には、SからDまでの段階があるんだよ!!」と。

 

 「知事が宇留賀副知事の再任を求めているのは、宇留賀氏を自身の後継に据えたい意図があるからだ!」という憶測に関しては、過去のブログでも否定した!!

 

 念の為に、もう一度、言っておくが、自分は(知事として)「誰かを自分の後釜に据えよう」などとは、全く考えていない!!そもそも、次の知事は「県民が選挙で選ぶ」のだ!!そうでしょう?!

 自分に「後継の知事を決める」力などないし、そんなつもりも全くない!!(断言)どうやったら、信じてもらえるのだろうか?!誓約書でも書けばいいのかなあ???(苦笑)

 そもそも、副知事は「知事の補佐役」であって、民意で選ばれた知事とは違う!!副知事を置くことによって、知事がより多くの仕事を出来ると考えるなら、(その人物によほどの問題でもない限り)知事が提出する「同意人事」に(快く)賛成してくれるのが普通だ!!自分のこの感覚は、間違っているだろうか?!

 なぜ、宇留賀副知事の再任を求めているのか?!それは、過去4年間、新型コロナと戦いながらも、必死で進めて来た群馬を活性化させる「数々の事業」(群馬モデル)を最後までやり遂げたいと、強く願っているからだ!!

 

 本気でそう思っていなければ、睡眠時間を削って「過去最長のブログシリーズ」を掲載したり、自民党県議全員に面会したりするわけがない!!

 知事の立場からすると、今、あちこちから引っ張りだこの宇留賀副知事を手放すことで、群馬県が被るマイナスは計り知れない!!考えつくだけで、幾つかの重要な計画が停滞する!!

 先ず、高崎市と連携して進めている「堤が岡飛行場跡地」を舞台にした壮大な構想の実現は、間違いなく「勢い」を失う!!伊勢崎市への投資を決めてくれた信越化学工業の第2、第3の投資を呼び込むことは出来なくなるかもしれない!!

 加えて言うと、年間、約30億円を新たに稼ぎ出す水力発電のプロジェクトも、最後の詰めがやりにくくなる!!再生可能エネルギーの収益を活用して林業を再生させるという独自のプランも、見直さざる得なくなるだろう!!

 山本一太は、決して、他人に無理なことをお願いしない主義だ!!が、(ご迷惑でないなら)高崎市長にも、伊勢崎市長にも、ぜひ宇留賀副知事の再任を後押しして頂きたいと考えている!!

 自民党県議団の皆さん、宇留賀副知事の再任に、ぜひ力を貸してください!!心からのお願いです!!

 さあ、納豆ご飯の朝食を作らないと!!あ、納豆が終わっている!!今朝は卵かけご飯だな!!