2024年2月29日:パート2

 22時30分。高崎の自宅にいる。最新のニュースをYouTubeでチェックした後、パソコンの前に座った。熱いハーブティーを飲みながら、本日2本目のブログを書く。

  13時。自民党県議団5役が来訪。小児医療センターの移転問題に関して、要望を受けた。少し厳しい注文もあった!!

 担当部局が、かなり長い時間をかけて、丁寧に調整を行なって来たイシューだ。よく頑張ってくれたと思う。(感謝)発表のタイミングや根回しも、よく相談した上で実施した。全て知事である自分の責任でやったことだ!!

 が、県議の人たちの視点や説明を聞きながら、これまで十分に考えが及ばなかった点、配慮が足りなかった面もあると気づいた。そのことは率直に認め、県議団執行部にお詫びをした。

 「なるほど、そこらへんの視点は少し抜け落ちていた気がします!!ごめんなさい!!」と。

 県議会の最大会派で、議会の安定過半数を握っている自民党県議団との関係は、もちろん重要だ。これからも信頼関係を大事にしていく。こうやって、お互いに率直に言いたいことを言い合える雰囲気があるのも、とても有り難い!!

 今回の小児医療センターの移転によって影響を受ける地域の住民の皆さんの心配はよく分かる!引き続き、説明努力を尽くすと同時に、そうした地域からの要望にも真摯に向き合い、出来る限りの対応を検討したいと考えている!!

 が、上記のことを断った上で、次のことだけは書き残しておきたい。

 様々な角度から協議を重ねて来たが、「県民全体の利益(幸福)」を考えたら、群馬大学病院の隣接地区に移転することが、(どう考えても)最良の選択肢だ!!そのことを確信している!!

 そして、(たとえ全員が満足する答えがなかったとしても)誰かが早期に決断しなくてはならない!!ずっとそう思っていた。

 今後の展開によっては、県民の皆さんに向けて、「移転を決めた詳細な理由や経緯」を直接、発信する必要があると感じている!!場合によっては、新たなブログシリーズを掲載することになるだろう!!

 最後は「民意」の後押しを得ることで、壁を突破する!!それが民主主義の本質だ。そうでしょう?!

 14時からは、数週間ぶりの定例会見に出席。『こどもデマンド渋川』の実証運行開始」について発表した。

  群馬県では、デジタルにより地域課題を解決する取組の1つとして、昨年3月から次世代交通サービス「GunMaaS」をスタートさせている!!

 GunMaaSに関しては、「デジタル田園都市国家構想実現会議」や、アジア最大規模のIT技術の国際展示会「CEATEC(シーテック)」などの場でも、知事である自分が先頭に立って、PRを重ねて来た。全国的にも、非常に注目されているプロジェクトだ。

 利用登録者数は、2月25日時点で、当初の目標の9,000人を大きく上回る11,188人となっている。このサービスをご利用頂いている大勢の方々に、改めて感謝を申し上げたい!!

 こうした流れの中、今般、渋川市と連携し、GunMaaSを活用した「新たなサービス」実証運行を始めることとなった。

 明日(3月1日)から開始される「こどもデマンド渋川」(こども向けタクシー)がそれだ。

 「こどもデマンド渋川」は、塾や習い事、放課後児童クラブへの移動や、部活動の地域移行に伴う移動など、「こどもの移動」に関する課題に対応するためのサービスだ。

 このサービスを実証運行し、更には本格的な展開を広げることで、こどもの送迎に伴う家族の負担の軽減や、送迎出来ないために今までは諦めていた習い事など、こどもの課外活動の選択肢を広げられると考えている!!

 今回の「こどもデマンド渋川」の実証運行期間は、3月1日から31日までの1か月間とした。

 乗降エリアは渋川市内となるが、利用対象者は渋川市外も含む「県内にお住まいの18歳未満の方」とする。運賃は1回あたり500円。1か月間、何度も利用できるサブスク運賃は、3,000円となる。

 配車予約は、GunMaaSアプリから行う仕組み。事前に決済まで完了するので、タクシー車内での料金のやり取りはない!

 加えて、こどもの安全・安心を考慮し、乗車・降車をLINEやメールでご家族に通知する仕組みも取り入れている。

 なお、利用にあたっては、事前にマイナンバーカードと交通系ICカードを登録する必要がある。詳しくは、GunMaaS公式ホームページをご覧ください!!
 
 今後の本格的な導入に向けて、実証の結果を分析すると同時に、利用ニーズに応じたサービスの改善も実施していく。その上で、将来的には、周辺市町村にも展開にも広げていきたいと考えている!!

 「こどもデマンド渋川」は、部活動の地域移行に伴う移動手段の問題や、教育機会の格差、自転車事故の増加といった社会課題を、DXを取り入れた新たな交通サービスによって解決しようとする試みだ。

 渋川市や交通事業者と連携することで、画期的なサービスの実証運行が出来ると信じている!!

 誰もが自由に、快適に移動できる社会の構築に向けて、今後も群馬県の「飽くなき挑戦」は続く!!

 あ、アコギの練習をする時間だ。今晩のブログはここまで!!

追伸:
1.定例会見の冒頭、4日間の一般質問の内容を簡潔に紹介した。記者会見でこれをやっている知事、全国でも多分、自分しかいないと思う!!知事として「県議会の議論を真剣に受け止めている」証拠だ!!

2.15時15分から、32階の動画•放送スタジオ「tsulunos」で、上毛新聞のポッドキャストを収録した。様々な話題について、自然体で語らせてもらった!!

 若手記者たちとの四方山話は、結構、楽しかった!!(ニッコリ)気がつくと(予定の)1時間を経過!ちょっと自由に喋り過ぎたかも!!(反省)余分な発言は、カットしてくださいね!!(笑)

 

 

<こどもデマンド渋川の実証運行を発表!>

 

 

<定例会見で一般質問の内容に言及!>

 

<上毛新聞ポッドキャストに出演!>