2024年2月19日:パート4

 20時過ぎ。今晩は久々の外食。ハンバーグ定食を食べ終わった後、紅茶を注文した。食休みをしながら、ブログの続編に取り掛かった。

 あ、そうだ。食べた直後に運動しないと!!まあ、たまには、いいか!!軽い運動の代わりに、ブログを書くことに集中する!!

 さて、シリーズその⑩のブログで、「新市長には、12年間の山本市政で培われた内外の人脈を繋ぎ止めて欲しい!」という趣旨のことを記した。加えて、「知事との信頼関係の醸成に協力して欲しい!」とも!!

 繰り返すが、前橋市で展開されている「民間主導の開発事業」(斬新な街づくりの構想)は、全国の注目を浴びている!!特にこのプロジェクトの中核になっているのは、前橋市出身の田中仁 JINSホールディングス取締役CEOを中核とする前橋経済界の有志の経営者たちだ!!

 どんな世界でも、新しいことをやれば、必ず反発を招く。県政もそうだ。新しい前橋市の街づくりは、外から見ている限り、プラス面しか感じられない!!明らかに前橋市の存在感や発信力を高めているからだ!!が、それでも、異論を唱えたり、反対する人はいるはずだ。

 実際、市議会にも、経営者の中にも、市民の中にも、不満を持つ一部の人たちはいると聞いている!!

 しかしながら、自分が知る限り、経営者として大きな成功を収めている田中仁氏のようなグローバルな起業家が、ここまで私財と時間を投入して、故郷の発展のために力を注いでいる例は、ほとんど見たことがない!!

 この人物(ジンさん)の持つ「熱」が、普通なら、なかなか地方都市には集まらない一流の人材を呼び寄せている!その田中氏が創設した「イノベーションアワード」も素晴らしい企画だ!!

 事実、この事業のお陰で、「群馬県の起業率が上昇した」と言われているのだから!!(ニッコリ)

 例えば、慶應大学で長年、ベンチャー起業家の育成に携わって来られた國領二郎教授や、元Apple本社の副社長で、日本通信代表取締役の福田尚久 前橋工科大学理事長、先進的な教育で有名な前橋国際大学の大森昭生学長等も、前橋市の街づくりの挑戦に「すっかり巻き込まれている」感がある!!

 毎年、前橋商工会議所の新年祝賀会に出席する度に、知事として挨拶のマイクを握る。その時の決まり文句は、「県都前橋は人材の宝庫!特に経済界は、老•壮•青に優秀な経営者の方々が揃っている!!」という言葉だ。

 事実、前橋商工会議所の会頭である金子昌彦社長が、全県の商工会議所連合会のトップを務めている!!それもそのはず。金子氏が経営するカネコ種苗は、この分野で全国屈指の上場企業なのだ!!

 ちなみに、金子会頭には、参議院議員の時代から、山本一太の経済後援会の代表を引き受けて頂いている!!(感謝)

 前橋経済界には、他の分野でも全国トップシェアを達成していたり、グローバルな事業を展開している経営者がいる。他方で、地元に根差した家業を、代々、守り続けている社長もいる!!若手経営者の人たちも、勉強熱心で元気だ!!

 今月の前橋市長選挙では、経済界を含め、市内のほぼ全ての職域団体が「現職の市長を応援する」形を取った。首長選挙では自然な流れと言える!!

 小川新市長としては、自らがメンバーとして活動している前橋青年会議所(JC)の仲間である若手経営者の人たちの意見を尊重したいと考えているかもしれない!!長年、力を注いで来た福祉や教育関連の人たちからの要望も、しっかり受け止めたらいいと思う!!

 が、それに加えて、前橋経済界のメインストリームや、新しい街づくりに関わっている気鋭の経営者の人たちとの関係は、絶対に大事にすべきだ!!県議と首長は全く違う!県都前橋の市長は、前橋全体のリーダーなのだ!!

 これは、お願いというより、先輩首長としてのアドバイスです!!

 万一、市長が代わったことで、田中仁社長や福田理事長を含む知恵も力もある人たちが、「こんな状況では、とても付き合っていられない!」と前橋に愛想を尽かすようなことがあったとしよう!!

 その時は、群馬県全体のアドバイザーとして、改めてスカウトさせてもらうつもりでいる!!知事である自分が三顧の礼を尽くし、前橋市ではなく、県全体の施策に協力してもらう!!

 そりゃあ、そうだろう!!仮に前橋市のラスボスである市長が、自分たちの進める事業に無関心だとしたら、知事である山本一太と一緒に物事を進めた方が、ずっと面白いし、やり甲斐がある!!そうでしょう?!(笑)

 そうなると、新市長との相談なしに、「前橋市で、どんどん新しいプロジェクトが展開される」みたいな状況が生まれるかもしれない!!

 もちろん、(半分)冗談だ!!(笑x2)そんな信義に反するようなことはやらないので、ご心配なく!!だいいち、県都前橋市の発展は、群馬全体の発展に繋がる。この方々には、「ずっと前橋のために頑張って頂きたい!」と心から願っている。

 繰り返すが、市長になった後、小川さんには、前橋経済界の主流派はもちろん、最先端のデジタル戦略や街づくりに関する知識と実績を持つ、全国レベルの経営者の人たちとの関係をぜひ、大事にして欲しいと思う!!

 何度も言っているように、自分は不器用な性格だ。4年間、苦しいことも共に乗り越えてきた現職市長が落選したのだから、新しい市長に「すっと乗り換える」みたいなことは出来ないし、やりたくない!!

 が、そうは言っても、幾つかの重要な事業に関して、前橋市の新しいトップに「県との合意や約束に基づく事業は継続する」という方針を、出来るだけ早期に確認する必要があることも事実だ!!

 理由は明快。連携の継続が困難だと判断した場合、直ちに代替地や他の選択肢を考え始めなければならないからだ!!

 残念ながら「そんな状況」に陥った時は、逡巡なく路線を転換する!!それだけは明確に言っておきたい!!

 小川晶さんが新市長に正式に就任したら、出来るだけ早く前橋市役所(市長室)を訪問するつもりだ!!前橋市との新たな信頼関係を構築するプロセスを一刻も早く始めたいと考えている!!

 次回のブログ(シリーズ最終回)では、前橋市長選挙で得た幾つかの重要な教訓と、今後、知事としてそのレッスンをどう生かしていくつもりなのかを示したい!!