2024年2月19日:パート2

 14時。都内の群馬県事務所で、パソコンの電源を入れた。担当部局とのオンライン協議まで、あと30分ある。本日2本目のブログ(前橋市長選挙に関するブログの続演)を終わらせてしまおう!!

 山本一太が参議院議員に初当選したのは、37歳の時だった。以来、中央でも地元でも、いわゆる長老と呼ばれる勢力から、ずっと虐められ続けていた。脳天気な性格のお陰で、あんまり気にしなかったけど…!!(笑)

 この連載シリーズの過去のブログで、前橋市の新市長に当選した小川晶氏を、間違っても「敵対視するようなことはない!」と記した!!

 66歳の知事が、間もなく「県都の初の女性市長」に就任する41歳の小川氏に対して、ネチネチした嫌がらせや意地悪を繰り返すようなことをしたら、自分自身がずっと戦って来た旧世代の長老たちと、それこそ「同じ穴のムジナ」になってしまう!!そうでしょう?!(苦笑)

 もう一度、言っておくが、「公の発言とは裏腹に、陰でこっそり足を引っ張る」みたいな、そんなカッコ悪いことをやるつもりもない!!(キッパリ)

 県都前橋の新たなリーダーに選ばれたからには、群馬県政界の次世代エースの1人として、思う存分、活躍してもらいたい!!何度も言うが、これが知事である自分の基本スタンスだ!!

 これも過去のブログで度々、言及しているが、自分はそもそも「世代交代」論者なのだ。中央政界を離れた後も、30代、40代の政治家には注目しているし、彼らにかける期待も大きい!!

 振り返ると、若手議員と呼ばれていた頃は、同世代の仲間に声をかけて「新世代総理を創る会」なるものを立ち上げ、自民党の世代交代を強く訴えていた!!テレビの討論会等にも頻繁に出演し、過激な(?)発言を繰り返していた!!

 そうやって「目立っていた分だけ」複数の長老から睨まれ、常に圧力をかけられていた!!それはもう執拗だった!!

 例えば、当時、参院のドンと呼ばれた2人の実力者(村上正邦氏と青木幹雄氏)に対して、続け様に「正面切って逆らっていた」参院自民党の議員は、山本一太だけだった!!当時の参院を知る人なら、誰でも知っている事実だ。

 今だに政界に大きな影響力を持つ森喜朗元総理とも随分、やり合っていた。ある要人が出席した会合で、森元総理から、「私に最も逆らっている、とんでもない男です!(笑)」と紹介されたこともある。すかさず、「とても光栄です!」と言葉を返した!!

 そんな経緯もあって、党や政府のポストでは常に冷遇されていた!!が、もともと政府や党内で出世することに、あまり興味がなかった。実際、当選を重ねても「なかなか閣僚や党幹部になれなかった」ことも、あまり気に留めていなかった!!負け惜しみではなく、本当です!!(笑x3)

 ただし、あらゆる世界(政界でも経済界でも)で「組織の新陳代謝」(世代交代)は不可欠だ思う一方で、世代交代を求めるなら、ぜひ、「新世代の強み」を証明して欲しいという気持ちもある!!知事になってから、益々、その気持ちが強くなっている!!

 例えば、66歳の山本一太に「とても敵わない!」と思わせるようなグローバルな視野とか語学力、新しい感性とか、若手ならではの行動力や体力とか、自分が思いつかないような斬新な発想を、示してもらいたいと強く感じるのだ!!この件については、改めて詳しく取り上げる。

 今回のブログでは、自分より25歳も若い新市長を応援したい気持ちがあることを前提に、小川晶新市長に対して「現職の知事として、ぜひお願いしたこと」を書き残しておく!!

 前橋市民の民意で選ばれたリーダーに対して、上から目線で何かを押し付けるつもりはない!!いつも言っているように、知事と市町村長は、(立場や守備範囲は違っても)基本的に同等だと捉えている。あくまで、群馬県知事としての要望だ!!

 小川新市長にお願いしたいのは、大きく言って次の4点だ。

(1)前任の山本龍市長のもとで進められて来た主要な政策、特に県との連携事業を継続して頂きたいこと。

(2)今回の選挙で、小川候補の支援に回った共産党の主張(マイナンバーカードの普及や大型開発等に反対する姿勢)に間違っても「引っ張られ過ぎない」こと。

(3)「保守系の支持(自民党支持者の約4割)があった」からこそ、現職を破って当選出来た事実を、常に心に留めておいて欲しいこと。

(4)山本龍市長の時代に紡がれた内外の人脈、特に民間主導の開発(新しい街づくり)を支えてきた経済人の人たちを、今後も大切にしてもらいたこと。

(5)知事と前橋市長との新たな信頼関係構築に協力してもらうこと。

 あ、そろそろ協議が始まる時間だ。次回のブログで、それぞれのポイントをより詳しく説明する!!