2024年2月11日:パート2

 間もなく22時。来週のベトナム交流祭のオープニングセレモニーで、知事本人がベトナムのお正月(テト)の歌を歌うというサプライズ企画(?)がある!!

 ベトナム人なら誰でも知っているというテトの歌の歌詞を憶える前に、本日2本目のブログ(前橋市長選挙に関する続編)を終わらせておきたい。

 それにしても、ベトナム語の発音はスゴく難しい!!(ふう)本当に歌えるようになるだろうか?!「一難去ってまた一難」という感じだ!!(ため息)

 さて、いかなる選挙においても、手強い相手との勝負に競り勝つためには、冷静な分析が必要だ。ふわっとしたムードや巷の噂には流されず、具体的な数字(データ)に基づいた戦略を練らなければならない!!

 言い方を変えると、自分と相手の「等身大の実力」を見極め、現実を直視することが(勝つために)不可欠ということだ!!

 例えば、前回のブログで、「小川晶前県議は人気がある!」と書いた。が、過去のブログでも指摘したように、今回の市長選で「ブームを起こす」ほどの勢いは無かった!!

 投票率が前回に比べて4%近く低下したことが、「選挙が見た目より盛り上がっていなかった」何よりの証拠だ!!

 同じブログの中で、昨年4月の県議選で「小川前県議が前橋地区で初めてトップ当選を飾った」事実も記した。が、小川氏の得票数は14,691票。その前(2019年)の選挙での得票(14,885票)とほぼ同じだ。

 これに対して、同じ選挙(2019年)に出馬していた岩上憲司 元県議の得票はトップの16,387票。岩上氏は、2015年の県議選でも、やはり17,481票でトップ当選を果たしている。  

 ちなみに、この時(2015年)2番目の得票数は、小川氏の16,211票だった。

 結論として、小川さんが昨年の県議選で最多得票を得ることが出来たのは、トップ当選の常連だった岩上元県議がいなかったからということになる!!

 こうした数値(データ)を把握していたからこそ、(今なら言ってもいいと思うが)選挙戦の告示前に、岩上元県議に会い、現職候補への支援をお願いしたのだ!!

 ちなみに、岩上氏は、「少なくとも中立を保つ」ことを約束してくれた!!(感謝)

 加えて言うと、知事である自分が把握していた世論データの中で、常に注目していたのは、地域ごとの情勢だった。数字だけ見ると、市内のかなり多くの地域で、現職が競り負けていた!!

 「あれ、ここもこんな感じなのか?現職が強いはずなのに!」と思った。

 が、その中で、現職が最も新人候補を引き離していたのが、桂萱地区だった。そう、前回の保守分裂選挙で、岩上候補を応援した狩野浩志候補の地元だ!!

 このことも(今なら)書いて構わないと思うが、選挙告示前に開かれた令和6年度当初予算に関する知事と自民党との意見交換会で、前橋市長選挙の話題が出た。いや、話が出たというより、知事である自分の方から持ち出したというのが正確だ。

 知事として、出席議員からの全ての質問に答えた後、会議を閉じる前に、前橋市長選挙の情勢に言及した。「戦況は極めて厳しい!力を合わせて頑張りましょう!!」と訴えた。

 そう言いながら、この会議に出席していた狩野県議に、こう呼びかけた。

 「狩野さん、地元の桂萱地区は、岩盤支持者を持つ狩野県議の力が無ければ、勝てません!!頼りにしているので、お願いしますね!!」

 腕に包帯を巻いて出席していた狩野県議は、少し驚いた様子で(苦笑いしながら)「いや、オレは骨折しちゃって大変なんだ!!」などと答えていた。

 が、選挙では、自民党県連が推薦した山本龍候補を、ちゃんと応援してくれた!!(感謝)そのことだけは、このブログに書き残しておく!!

 改めて言っておくが、山本一太の発言や行動、このブログで放つ言霊には、どれもちゃんと意味があるのだ!!

 ね?皆さん、いい加減に見えて、実は結構、深く考えているでしょう?!少しは、見直してもらえましたか?!(笑)

 次回のブログ(その⑦)では、新人として現職に挑んだ小川氏の陣営の「巧みな戦略」について分析する!!

 あ、お湯が沸いた。熱い紅茶を飲みながら、最新のニュースをチェックする時間だ。