2024年1月28日  

 日曜日の今日は、前橋市長選挙の告示日。午前7時過ぎに自宅を出て、前橋市内に設けられた現職の選対事務所に向かった。

 午前8時からの必勝祈願祭と続けて行われた現職候補の出陣式に出席!応援弁士として、次のような趣旨の激励スピーチを炸裂させた!!

 「この4年間、知事として前橋市長と対等な立場で議論を重ね、信頼関係を作り上げて来ました。その甲斐あって、今、県都前橋と県との連携は、様々な分野で進展しています!!」

 「万一、ここで市長が変わるようなことがあったら、前橋市は飛躍のための大きなチャンスを失うことになります!!県と前橋が力を合わせて進めてきた数々の事業やプロジェクトだって、どうなるか分かりません!!だからこそ、この選挙は、どうしても勝たねばならない勝負なのです!!」

 「選挙情勢は厳しいと言わざる得ません!以前として互角の戦いが続いていますが、現段階では、相手候補に僅差のリードを許している状況です。どちらが勝つか、あと1週間で全てが決まります!!」

 「こちらが1%でも気を緩めたら、目的(当選)には届きません!!が、今日、集まって頂いた方々を含む保守勢力の力を結集すれば、必ず逆転出来ると確信しています!!あらゆるデータを持っている自分が言うのだから間違いありません!!」

 「皆さん、あと1週間、力を合わせて頑張りましょう!!前橋と群馬の未来のために、山本市長の再戦を実現させましょう!!どうか力を貸してください!!」

 その後は、県選出の国会議員、県議、市議、職域団体の代表等が、次々にマイクを握った!!支援県議団を代表して登壇したのは、前橋市選出の狩野ひろし県議だった。力強い声で、こう訴えていた。

 「まさか今回の市長選で現職がここまで追い詰められるとは、思っていませんでした!!力を合わせて、現職候補を当選させましょう!!よろしくお願いします!!」

 過去のブログでも言及したが、前回(4年前)の市長選は、「保守分裂選挙」だった。狩野県議は、(現職ではなく)もう1人の保守系候補(自民党の前県議)を全面的に応援していた。

 当然、現職との間に、ある種の確執は残っているはずだ。にもかかわらず、県議本人は、(自民党県連が推薦したという事情はあるものの)今回は現職の陣営に加わってくれている!!(感謝)

 狩野県議と知事である自分とは、政治的なスタンスや手法が違う点もある。が、独自のキャラを持っている(=ある種のオーラがある)この人が、いわゆる「岩盤支持層」を持っていることは、疑いのない事実だ!!

 同県議の地元地域で相手候補に競り勝つためには、狩野県議から本気の協力を得るしかない!!実際、ここ2回の県議選でも、前橋市選出の自民党県議の中で「最も選挙が強い」(=集票力がある)のは、この人なのだ!!

 この際、候補者本人を含む現職陣営の責任者からも、狩野県議本人に対して、(改めて)支援のお願いをしておいたほうがいいと思う!!

 加えて言うと、前回の保守分裂選挙で現職と「互角に近い戦い」を繰り広げた岩上憲司 前県議にも、重ねて協力の要請をしておくべきではないか?!

  今までの経緯を考えれば、さすがに、岩上前県議が、こちらの陣営に加わるのは、難しいだろう。が、少なくとも「中立」を維持してもらえるように、頭を下げてお願いしておくのが「礼儀」というものだ!!

 過去の県議選(前橋選挙区)では、トップ当選の常連だった岩上氏の地元での存在感は健在だ!!今からでも遅くはない!!選対として、4年前には、現職候補の手強いライバルだった岩上前県議にも、誠意を持って、ちゃんと働きかけておくことが重要だ!!

 重ねて言うが、過去にどんな事情やシガラミがあろうと、応援が欲しい人には、(どんな形でも)候補者本人からお願いすべきだ!!

 前橋市の「保守勢力」が一体にならない限り、この厳しい状況を乗り越えることは出来ない!!繰り返すが、今回は「山本市政最大の危機」なのだ!!

 そう言えば、今朝の出陣式で、山本龍夫人と久々に言葉を交わした。彼女は、地元の有権者の間では、恐らく候補者本人より人気がある!いわば、山本陣営の「切り札の1つ」だ。

 その人が、こう話していた。

 「私は今、毎日、市内で数百件の挨拶回りを続けていますが、あちこちで、知事のブログの話題が出るんです!!連日、発信していただき、本当にありがとうございます!!」

 その話を聞いて、「やっぱりこのブログが放つ言霊には、インパクトがある!!頑張って書き続けよう!!」と思った。(ふう)

 現職候補である山本龍前市長が選挙に敗れた場合、知事である自分との信頼関係や、県との連携に(様々な形)で支障が生じる可能性が高い!!そうすると、どんなことが起こりうるのか?!自分が何を最も心配しているのかを、簡単に説明する!!

 今、前橋市と県は、様々な約束や合意に基づいて、大事な事業を実施している。すなわち、個々のプロジェクトや事業に関して「お互いに果たすべき役割」を決め、それに基づいて全てを進めている!!

 仮にそうした県と前橋市の間の約束や合意が変更されたり、反故にされたりしたら、多くの事業や計画は中断する!!そうなると、前橋市民を含む大勢の関係者にマイナスの影響が及ぶことになる!!

 例えば、前橋市から、「前の市長が決めたこの予算は出せなくなりました!」とか、「トップが変わったので、県とのこの合意は見直します!」みたいなことを通告されたとしよう!!

 その場合、県は市との連携が前提となっている当該の事業や計画から、手を引かざる得なくなる!!

 すでに着手されている事業はもちろん、今、計画されているプロジェクトや施設に関しても、全体を中止するか、代替地を検討せざる得ない状況に追い込まれる!!

 基本的に直球しか投げない知事が、そう言っているのだ!!選挙の結果によっては、こうした事態が十分、起こり得ることを、ぜひ前橋市民の皆さんに知って欲しいと思う!!

 あ、政界の盟友である武見敬三厚労大臣から電話が来た。次回のブログに続く。