2024年1月21日:パート2

 21時。熱いハーブティーが美味しい。「ストレスを軽減させる」って書いてあるけど、ホントかなあ?

 大きく深呼吸をして、前橋市長選挙に関するブログシリーズの続編(その⑬)を書いてしまおう。

 前々回のブログ(その⑪)で、「市政における不祥事が続けて発生したのは、山本龍市長に責任がある。前橋市役所のコンプライアンスの欠如については大いに反省し、不正を防止するための、もっと強力な措置を講ずるべきだ!」と記した。

 が、同時に、「行政のトップとしての管理責任や任命責任はあるとしても、山本市長自身は、過去、発生した収賄や談合事件には一切、関わっていない!!本人は極めてクリーンな政治家だ!」とも指摘した。

 このブログでは、もう1つ、大事なことを書き残しておきたい。それは、「この4年間、現職市長を無理やり交代させなければならないような『大きな失政』は見当たらない!」という事実だ。

 それどころか、過去4年間に、現職市長のもとで推進されて来た先進的なデジタル政策や民間主導の街づくりによって、前橋市は内外の注目を集めている!!さらに言うと、群馬県との連携が強化されたことで、新しい事業の芽も、次々と生まれつつある!!

 にもかかわらず、(今の選挙の現状を見る限り)3期目の山本龍市長が打ち出し、実現させて来た斬新な施策や目に見えるはずの成果が、前橋市民に十分、伝わっていない!!そのことが、とても残念だ!!(ため息)

 「首長」の仕事は難しい。知事である自分も、同じ悩みを抱えている。知事として成し遂げて来たこと、県が目指していることを「県民の皆さんに正確に理解してもらう」のは、決して簡単なことではない!!

 それこそ、血が滲むような(?)努力が必要だ!!だからこそ、今年度も来年度も、県の未来構想を直接、県民の皆さんに説明するための「知事の全県行脚」を、継続して行うつもりでいる!!

 「過去4年間の山本市政に大きな失政が見当たらない」ことに加え、もう1つ、前橋市民の皆さんに伝えておきたいことがある!!

 それは、知事である自分も山本市長も、3年に渡って続いた「コロナとの戦い」を、必死の思いで乗り越えて来たということだ!!

 これは、知事と前橋市長に限ったことではない!コロナ禍で苦労していた全ての市町村長に言えることだと思う。ましてや、県都である前橋の市長は、特に大変だったと推察する。きっと自分と同じように、龍ちゃんだって、眠れぬ日が続いていたはずだ!!

 次々に襲って来る感染拡大の波の中で、前橋市内でも感染者が急増する時期があった。その度に、知事と市長は、電話等で頻繁に連絡を取り合っていた。

 その頃、前橋市役所で面会した山本市長は、(寝不足で)目を真っ赤にしながら、懸命に踏ん張っていた!!

 この重圧と苦しみは、あのコロナ禍で首長を経験した人にしか分からない!!日々、「県民の命に関わる判断」を迫られる状況だったからだ!!

 何しろ、初期の段階では、ウイルスの正体も十分、解明されていなかった。この「得体の知れない脅威」から、県民(市民)の命と健康を守るために、知事である自分だって、死に物狂いで飛び回っていた!!

 例えば、内外の慎重意見を押し除けて、(全国で最も早く)Gメッセ群馬に大型接種会場を設置した。当時の河野太郎デジタル担当大臣と何度も直談判して、県民のためのワクチンを確保した!!

 結果として、Gメッセは全国で最も成功した(=稼働率の高い)大型接種会場となった。山本市長も(高崎市長と同じくらい)Gメッセの役割を評価し、喜んでくれた!!あの時の市長の表情は、今も忘れられない!!

 来月の前橋市長選挙で「まだ心を決めていない市民」の方がいるとしたら、ぜひ、「この4年間、山本龍市長に目立った失政がない」こと、それより何より、「コロナ禍で前橋市民を守るために、現市長が先頭に立って奮闘していた」ことを、知っておいて欲しい!!

 市民の皆さんが、「コロナ対策のために奔走していた市長」の姿に、ほんの少しでも思いを致してもらえたら、こんなに嬉しいことはありません!!

 さて、相手候補は、現市長の多選を批判し、(自分が当選したら)「任期を3期までとする」と主張している。これはこれで1つの考え方だ。ケチをつけるつもりはない!!

 山本龍市長が「老害になっている」とは決して思わないが、確かに「多選の弊害」というのは起こりうる。しかも、政治家の引き際が難しいのも事実だ!!

 

 ただし、「私は(オレは)多選の首長にはならない!」みたいな、全国の知事選や市長選でよく使われる「この種の公約」は、実質的には、ほとんど意味がない!!

 

 少なくとも、自分はそう捉えている!!なぜなら、ほとんど守られた試しがないからだ!!(苦笑)

 

 群馬県内の過去の首長選挙を振り返ってみよう。かなり前まで遡っても、「自分は2期までしかやらない!」とか、「当選しても3期で交代する!」などという約束を口にしながら、当選を果たした政治家は大勢いる!!

 記憶を辿ってみたが、この公約(口約束)は、ほぼ全て反故にされていること分かった!!

 自分が知る限り、この種の約束を守ったのは、石原条元みどり市長だけだ!!彼は「十分な余力を残しつつ」3期で勇退した。

 

 そもそも、こんな基本的な約束を守るのは当然だと思うが、「さすがは石原条だな!」と感じた。

 次回のブログ(その⑭)では、「多選批判」に関する自分の考えを述べる!!