2023年12月29日

 22時過ぎ。今日も終日、リラックスして過ごした。友人たちと食事をしたり、ネットで最新のコンテンツをチェックしたり、読書をしたり、アコギの弾き語りをやったり、散歩しながら来年の計画を練ったりした。

 普段はなかなか見られない風景にも出会った!!(感動)

 これから「無理のない自重の筋トレ」をやる。が、その前に、サッとブログを更新してしまおう。

 先週22日(金)、群馬テレビの取締役会が、武井和夫社長の解任を決定した。取締役会に出席した副知事の報告によれば、解職の議案は、「14人賛成、1人反対」で議決されたそうだ。

 当日の会議には、社内から4人、社外から11人のメンバーが参加したとのこと。社内取締役4人を含め、9割以上の出席者が解任動議に賛成したことになる。この事実が、今回の騒動の全てを物語っていると言っていい!!

 先ず結論から言うと、(知事として)「取締役会の判断は妥当」と考えている。今度の前社長の解任をめぐる動きの背景には、群馬テレビの社員の人たちの強い危機感があった。いや、悲壮な覚悟と言ったほうが正確だろう!!

 武井氏は、「少しでも黒字を出す」ことに執着するあまり、性急かつ強引に業務の内製化を進めたり、自分の意にそぐわない社員の配置替えなどの頻繁な人事異動を乱発していたと聞いている。

 こうしたトップの行動を目の当たりにして、社員の間には、「どう考えも異常事態!これでは、メディアとしての責任を果たせない!」「このままだと、会社の存続もままならない!」という不安や不満が蔓延していたそうだ。優秀な社員の離職も、相次いでいたらしい!!

 そもそも、マスコミに報道された武井氏の数々の発言、例えば、「有料の契約を結んでいない自治体やスポンサーでない企業への取材は必要ない!」とか、「(制作費が高額過ぎる)ニュースは、NHK前橋放送局に行ってもらえばいい!」「ニュースなんて1つも流さなくていい!」などという言葉には、衝撃を受けた!!「到底、庇い切れるようなものではない!」と感じていた。(ため息)

 

 公共の電波を使う放送局としての「報道の公平性」や、市民の知る権利への奉仕といった「報道の責任」を軽視していると批判されるのは当然だ!!

 

 実際、防災情報発信の契約がないことを理由に、「取材に行く必要はない!」などと名指しされた市町村の首長も、不快感を露わにしていた!!群馬テレビの実情を知る複数の有力県議からも、懸念の声が寄せられていた!!

 

 そう、今回のTVドラマのような解職劇は、社内外の取締役が、「武井氏の経営姿勢では、失った県域放送局としての信頼を取り戻せない!」と思い悩んだ末の苦渋の決断だった!!すなわち、群馬テレビの早急な立て直しのためには、やむを得ない動きだったと捉えている!!

 

 そのことは、上述した動議への投票結果に最も良く現れている!!

 群馬テレビの新しい経営陣には、早急に労使関係の改善と経営の立て直しに取り組んでいただきたいと思う。「報道の公平性」や「報道の責任」という原則を貫くと同時に、質の高い報道を提供することで、一刻も早く、失われた社内外からの信頼を取り戻してもらいたい!!多くの県民がそう願っているはずだ!!

 ちなみに、群馬テレビ労働組合から群馬県労働委員会に対して、不当労働行為の救済が申し立てられている件については、誠意を持って解決に向けて取り組んでいただきたい!!

 群馬テレビが今後、県域放送局として「どのように健全な経営を維持していくのか?」「そのためにどんな理念のもとで、いかなる戦略を展開していくのか?」は、最も重要なポイントだと思う!!

 

 群テレの主要な株主である県としても、新しい体制における経営方針と改革への取り組みを、引き続き注視していきたいと考えている!!

 さあ、運動の時間だ!!

追伸:新しいシリーズの掲載、もう少し待ってください!!(ペコリ)

https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/394864?page=2

https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20231222/1060016028.html