2023年11月12日

 間もなく21時。少し前に、サンノゼのホテルに戻った。

 あれ? 部屋が全て昨日のままだ。ハウスキーピングが入っていない。急いでフロントデスクに電話して、ミネラルウォーターのボトルと、新しいタオルを持って来てくれるように頼んだ。

 忘れたのか?!それともわざとなのか?!これも米国の文化なのか?!「すぐに持って来る」はずの水とタオルも、まだ届かない。まあ、これも予想の範囲内だ。

 幸運なことに、ハウスキーピングが1日くらい入らなくても、全く気にならない性格だ。部屋は広くて、居心地がいい!日本の旅館やホテルではあり得ない現象だけど、特に怒ってもいない。
 
 が、それでも、草津温泉の老舗旅館に生まれた日本人として、ホテルのマネーシャーには、手紙できちんとクレームを入れておこうと思う。それが相手のためでもある!!

 さて、日曜日の今日は、かなり余裕のある日程だった。スコットランドでの濃密な活動で、(知らず知らずのうちに)疲労が溜まっていた。ちょうどいいバランスだ。(ふう)

 午前10時30分にホテルを出発。サンフランシスコに向かう途中で、気さくなベトナム料理の店に立ち寄り、少し早めのランチを済ませた。

 その後、サンフランシスコの市中で「Waymo(完全自動運転車)」の乗車体験をする予定だった。が、APECの開催で台数が減少していることに加え、数ヶ月前からの予約が必要な状態になっていることが判明!試乗は断念した。(残念)

 代わりに、市内の交差点で、4台のWaymoの走行を観察した。

 スゴい!本当に運転席に人がいない!!(驚)規制の厳しい日本だったら、絶対に出来ない実証実験(?)だ。

 サンフランシスコ市内から、シリコンバレーに移動。数ヶ月前にオープンしたばかりのGoogleの新社屋で、高崎市長一行と合流した。数日前に米国入りしていた富岡市長は、とても元気そうだった。

 富岡市長と共に視察したGoogleの新たな社屋「Google Bay View」は、BIG(Bjarke Ingels Group)とヘザウィック・スタジオ(Heatherwick Studio)が共同で設計した最新の建築物だ。斬新かつ未来志向のデザインに感動!!

 その後は、群馬県と高崎市の合同チームで、スタンフォード大学のキャンパスを視察!同大学に留学していた宇留賀副知事の案内で、あちこちの施設を見て回った。敷地の広大さと、斬新な発想を生む様々なシステムに圧倒された!!

 サンフランシスコやシリコンバレーには、過去、何度か来ている。が、スタンフォード大学のキャンパスに入るのは初めてだった。

 ふうむ。自分が留学していた東海岸のジョージタウン大学とは、全く雰囲気が違う。自由な西海岸の空気と、米国の底力を強く感じた。さすがは全米屈指の名門大学だけのことはある!あらゆる意味で、素晴らしい学校だ!!(感銘)

 

 多くの起業家を惹きつけ、イノベーションが生まれる地域を構築するためには、世界に通用する大学の存在が欠かせない!この点では、富岡市長と認識が一致した。

 

 群馬県も、そろそろ本気で「世界の研究者や企業を呼び込める新しい大学」の創設を考えるべき時に来ている気がする!!

 

 夜は、パラアルト近郊の老舗レストランへ。群馬県訪問団のメンバー全員で、夕食を食べた。米国の状況や、今後の県の地域外交等について意見を交わした。とても楽しい時間だった!!

 嬉しかったのは、普段はなかなか話す機会のない若手職員との交流が出来たこと。年内には、必ず2度目の「フラット•ギャザリング」(知事を含む幹部と職員の交流会)をやりたいと思う。

 明日の出発は午前8時。シリコンバレーにある複数の企業を訪問する!!今夜も十分な睡眠を取っておかないと!!

 

<シリコンバレーのGoogle新社屋を視察>

 

<高崎市長とスタンフォード大学を訪問>