2023年10月29日

 21時30分。自宅からのブログ。

 本日の早朝、成田空港に到着した。飛行時間は約5時間30分。高崎に戻ったのは、午前10時だった。(ふう)

 帰りの深夜便では、(頭が興奮していたせいか)機内で一睡も出来なかった。が、その代わりに、温かいミルクティーを飲みながら、最新の映画を見ることが出来た。これも、長距離フライトの醍醐味の1つだ。

 

 空の旅は、帰りも快適だった。そもそも眠れなかったので、当初は食べる予定のなかった朝食(洋食)も、食べることにした。これが、とても美味しかった。(ニッコリ)


 ベトナムから戻った今日は、機中泊の睡眠負債を埋め合わせるため、午後から何度か仮眠を取った。お陰で、かなり頭がスッキリした。熱いお茶を飲みながら、パソコンのブログ更新画面に向き合っている。

 この5日間は、ベトナム出張に全神経を集中させていた。この間にも、世界では色々なことが起こっていたようだ。

 

 先ほど、最新のNBCニュースを見て、イスラエル地上軍のガザ侵攻が始まっていることを知った。米国では、また銃の乱射事件があったらしい!(ため息)

 

 それはともかく、3回目となるベトナム訪問は、当初の目標を全て達成した。とても有意義な出張だった。今回の訪越を成功させるために頑張ってくれた県職員の人たちに、心から感謝したい!!皆さん、本当にお疲れ様でした!!

 異例とも言うべきチョン首相との会談や、ズン計画投資大臣との意見交換、県内企業訪問団の活動等に関しては、改めて詳しく述懐する。

 代わりに、帰国後1本目となるこのブログでは、久々にシリーズ連載「知事の弱み(?)を握ろうと躍起になっている人たちへの親切な忠告」の続編(その11)を書いてしまうことにする。

 前回の掲載(その10)の中で、「将(知事)を射んとすればまず馬(知事の本当の側近たち)を射よ!」という諺に言及した。

 その上で、「たとえ側近に取り入ったとしても、それで知事を籠絡することは出来ない!」とも記した。

 幸運なことに、知事である山本一太の周りには、私利私欲で動くようなタイプの人間がいない!すなわち、自分たちの役職を利用して悪事を働いたり、私腹を肥そうとしたりする人間は、ただの1人も見当たらないということだ!!

 そもそも、この確信がなかったら、知事として、県の将来に大きく関わるような大事な任務を、安心して任せられるはずがない!!そうでしょう?!

 2人の副知事はもちろんのこと、知事直属の2人のアドバイザーからの意見やアドバイスには、どんな時も真剣に耳を傾けるようにしている。

 

 加えて言うと、県庁各部局の幹部や首席補佐官、秘書課長等にも、100%の信頼を置いている。繰り返すが、だからこそ、この人たちに「枢要なポスト」への就任をお願いしたのだ。

 今の県のトップマネージメントには、「お天道様の下で出来ないことはやらない!」という知事の基本哲学が浸透している。あらゆる意味で、「陰で何かをコソコソ勧められる」ような雰囲気はない!!

 更に言うと、上述した県庁の幹部から、重要な情報が漏れたことは、ただの一度もない!!

 実際、過去4年間に、影響力のある幹部職員が、知事に隠れて何かを進めたり、暴走したりしたことも皆無だ。

 え?心から信頼している人たちに対して、細かいことまで指示したり、いちいち口を挟んだりしない!!

 最も大事なのは、知事と県の幹部が大きな方向性(目標)を共有していること。それさえあれば、(逐一、知事に指示を仰がなくても)個々の判断やイニシャティブで、率先して色々なことに取り組んでもらって構わない!逆に、有り難いことだと思っている。

 ただし、重要な施策や事業に関しては、県のトップとして、その都度、必ず報告を受けている。そりゃあ、そうだろう。最後は知事の判断がなければ、物事は決まらない!!県としての最終的な決断は、県民の民意で選ばれた「知事」が行うしかないのだから!!

 少し前の話になるが、ある県の知事が、一時期、「生え抜きの副知事の影響力が、大きくなり過ぎて困っている!」と周りに相談していたらしい。

 関係者からの情報を集めてみると、その知事の存在感(影響力)を低下させた2つの要因が、すぐに浮かび上がって来た。

 1つ目は、知事と関係部局との協議があまりに少なかったこと。すなわち、県のトップである知事が、1つ1つの事業や施策の政策決定プロセスに十分、関与していなかったことだ。

 知事が中身を知らなければ、当然、事業の内容を熟知した副知事や担当部長の影響力が増すことになる。

 2つ目は、知事に話が上がる前に、副知事や古参の県議を含む一部の人々の間で、事業や施策の内容、予算規模が実質的に決まってしまう構図が存在したことだ。

 その県の某業界の事業者の話によれば、その当時、「県庁には5人の知事がいる!」と囁かれていたそうだ。(苦笑)

 改めて言っておくが、山本県政において、「副知事や部長の影響力が過度に大きくなる!」とか、「副知事や部長が、知事の知らないところで暴走する!」などということは、絶対に起こり得ない!!そう断言出来る理由は幾つかある。

 第1に、(前述したように)そもそも、役職を利用して自分自身の利益を図ろうなどという感覚の幹部がいないこと。

 第2に、県の主要な事業や政策を決定するプロセスにおいて、知事が常に主導的な役割を果たしていることだ。

 例えば、予算協議の知事ヒアリングでは、毎回、何十時間もかけて、担当部局との議論を重ねる。2人の副知事と総務部長(財政課)の同席のもと、各部長と1つ1つの事業や予算に関して、徹底的に話し合っている。

 他の地方自治体に比べて群馬県の政策決定が迅速なのは、こうしたプロセスの中で、知事が(2人の副知事の意見にも耳を傾けつつ)「決められるものは、その場で即断即決する」という手法が定着しているからだ。

 したがって、「知事の判断を求める前に、ある事業や施策の予算規模や中身が実質的に決められる」などということはあり得ない!!だいいち、知事として、そんなことは断じて許さない!!

 ましてや、山本一太が知事である限り、No.2が「知事の知らないところで汚職をやって逮捕される!」とか、「側近がルールを踏み外して世間から糾弾される!」とかいう事態は、断じて起こり得ない!!

 いや、4年前に知事に就任した瞬間から、県庁幹部によるこの種の不祥事は、絶対に起こさないと決意している!!そりゃあ、そうだ。そんことを許せば、県の信頼を失墜させるだけでなく、関わった職員自身の人生まで、台無しにしてしまう!!

 以上、「信頼する県庁の側近たち」を籠絡しても、それだけで知事は落とせない理由を解説した。だいいち、知事が信頼している人たちは、悪の誘惑(?)に負けて、自分を裏切ったりしない!!(笑)

 気がついたら、かなり長文のブログになっている。まだ眠気が取れない。少し外の冷たい風に当たって来よう!!

 この続きは、次回のブログシリーズ(その12)で。もう少し最後の点を深掘りしておきたい。