2023年10月15日

 夕方。高崎の自宅に戻っている。

 

 例えば、見た目より経営が苦しくて追い詰められていたり、公になると都合の悪い問題を抱えた企業や組織って、よく見ているとスグに分かる!!どう考えても苦し紛れに打ち出したとしか思えない方針や行動が、目立つようになるからだ。

 

 残念ながら、そうした「苦肉の策」は大抵、失敗する。実は最も重要な「クオリティー」が低下することで、更に消費者や関係者の心が離れていく。「悪循環」とは、まさにこのことだ。

 

 どんな世界でも、「ハッタリ」は必要だろう。どこかの著名な経営者が、「うちの戦略は、『何か分からないけどあそこはスゴい』みたいに思わせつつ、他人のフンドシで相撲を取ることだ!」という趣旨のことを言っていた記憶がある。

 

 しかしながら、(どんな世界であろうと)業績や成果のデータを操作したり、誤魔化したりするのは「ルール」違反だ。これは、企業でも、組織でも、個人でも同じだと思う。こうした問題が外に漏れ始めたら、「終わりの始まり」だと考えた方がいい。

 

 改めて思う。どんな困難に直面しようと、群馬県庁は、「高い意識を持った職員に支えられた、オープンで透明な組織であり続けたい!!」と。大事なのは、物事の全体を見極める「良識」と「見識」だ。間違っても、県民から「劣化している」などと言われないように!!

 

 さて、日曜日の今日は、午後から幾つかの政務があった。

 13時前。高崎市内のある会合(昼食会)に立ち寄った。少しでも顔を出せて、とても良かったと思う!!皆、元気そうで、何よりだ!!(ニッコリ)

 14時。前橋市内で開かれた安孫子哲県議会議長の議長就任祝賀会に出席。来賓のトップバッターとして、祝辞を述べた。

 スピーチの中でも言ったが、知事である自分にとって、安孫子県議は長年に渡る盟友の1人。4年前に初めて知事選に立候補した際も、終始一貫、本気で応援してくれた。(感謝)

 その安孫子県議の議長就任祝賀会だ。喋りたいことは、山ほどあった。が、来賓祝辞は11人。主催者側から、事前に「長くても、2分でお願いしたい!」との連絡があった。

 もっと話したい気持ちを抑えつつ、出来るだけ簡潔に、歯切れ良くお祝いの言葉を炸裂させた!!

 これも祝辞の中で言及したが、安孫子県議や後援会の方々にとって、ここまで来るのは、決して平坦な道ではなかった!!苦しい選挙や試練を乗り越えて、地方自治のもう1つの主役である県議会のトップの座まで上り詰めたのだ。

 亡くなった奥様やご家族、何より苦しい時も安孫子県議を支えて来られた支持者の皆さんにとって、これほど嬉しいニュースはないと思う!!心からお祝いを申し上げたい!!

 安孫子県議、改めて議長就任、おめでとうございました!!今後とも、県議会とは、時にせめぎ合い、時に切磋琢磨し、時に協力し合って、県民にとってより良い政策を1つでも実現していきたいと考えている。

 県議会のトップである議長としてのリーダーシップ、心から期待しています!!

 挨拶の直後に、会場を出た。出来れば議長の言葉を聞きたかったが、とても大事な打ち合わせが控えていた。最後までいられなくて、ごめんなさい!!