2023年10月12日:パート2

 23時。先ほど、久々に草津温泉のお湯に浸かった。身体がポカポカしている。肌もスベスベだ。(ニッコリ)

 コンビニで買ったお茶を飲みながら、パソコンのブログ更新画面と向き合っている。布団に入る前に、もう1本、ブログ(シリーズの続編)を書くことにしよう。

 ここからは、「何が知事の判断に影響を与えているのか?」を、丁寧に解説していく。

 知事1期目となるこの4年間、県議会との信頼関係の構築と市町村との連携には、特に力を注いで来た。

 理由は明快。知事の政策を実現するためには、県議会の議決が不可欠だ。加えて、県がどれほど立派な政策を打ち出そうと、市町村との連携が無ければ、絵に描いた餅になってしまう。そうでしょう?!

 知事として、(先ずは)自らの古巣でもあり、最も政策の近い最大会派の自民党県議団との関係を重視するのは当然だと考えている。

 そりゃあ、そうだろう。単独で県議会の安定過半数を握っている自民党の賛成が得られれば、その瞬間に予算の成立は確定する。逆に、自民党が反対すれば、どんな予算も通らないということになるのだ。

 だからこそ、歴代の知事は、予算編成の過程で、自民党の要望を聞く会議と、要望に回答する会議を設けて来た。ここでのやり取りが、予算を通すための重要なポイントとなっている。この流れは、今も変わっていない。

 こうしたプロセスに加え、山本県政になってからは、過去の知事は誰もやっていなかった「知事と自民党県議団執行部との定例懇談」(意見交換会)を実施している。

 この場で、自民党と率直な意見交換が出来るのは、とても有難い!!毎回、2人の副知事にも同席をお願いしている。

 もちろん、国政のパートナーであり、県政の与党でもある公明党県議団との連携にも、心を砕いて来たつもりだ。この4年間、公明党の提案が実現したケースは、かなりある気がする。

 更に言うと、自公を除く他の会派との関係も大切にしている。予算編成の前には、各会派からの要望を聞く機会を設け、真剣に耳を傾けている。

 実際、「リベラル群馬」や「令明」の要望がきっかけで、実現した事業もある。そのことは、先般の連合との会議でも言及した。

 結論として、(当たり前のことではあるが)地方自治のもう1つの原動力である議会の議論や要望は、知事の考え方や判断にも影響を与えるし、県政にも反映される。

 執行権を持つ知事と議決権を持つ議会が、真剣に議論を重ね、健全にせめぎ合う中で、県民にとってより良い事業や政策を練り上げていく。これが、地方自治のシステムだ。

 ちなみに、知事として、会派との関係のみならず、1人1人の県議との関係も大事にして来たことは、申し添えておきたい。例えば、自民党の場合、交渉や調整を行う相手は、幹事長を含む執行部だ。

 この原則は押さえつつも、個々の県議から「個人的に会いたい!」と言われたら、必ず時間を作っている。「この人と面会して欲しい!」と頼まれた時も、出来る限り応えるようにしている。

 加えて言うと、若手県議からSNSのメッセージが送られて来たら、必ず返事を返している。「内々に相談したい!」と言われて、(外には出さずに)相談に乗ることもある。

 これまでの知事が、こういうことをやっていたとは到底、思えない!!

 県と市町村との連携についても、自分なりの努力を重ねて来たつもりだ。この件については、次回のブログ(シリーズ:その7)で触れる。

 あ、もうこんな時間(午前零時前)か!大事な連絡(電話)を忘れていた。まだ起きているか…なあ。