2023年10月2日

 午前10時。大きく深呼吸をして、パソコンの前に座った。

 今日はテレワークの月曜日。朝から活動している。担当部局とのオンライン協議もあるが、夕方には県庁に出勤する。町村会からの要望を受けるためだ。

 休憩も兼ねて、前回のブログの続編を書く。

 もちろん、地元の支持者の方々は、自分のことを本気で心配してくれている。少し痩せただけで、「体調は大丈夫なのか?ちゃんと休んでるのか?」と声をかけてくれる。いつも言っているように、上州人は、親切で温かい人たちなのだ。

 そうかと思うと、心配そうな顔をして、「知事、健康は大丈夫なんですか?」みたいな探りを入れて来る人たちもいる。

 ご期待を裏切って申し訳ないが(笑)、今のところ、知事はとても元気だ!!もちろん、様々な老化現象はある。

 過去のブログでは、64歳になってから発現した蕁麻疹に悩まされていることを打ち明けた。まだメガネやコンタクトは必要ないが、視力と聴力が衰えていることも。

 それでも、65歳にしては、身体も心も若い方だと自負している。最新の人間ドックの診断結果が、そのことを証明している。

 胃腸の内視鏡も、超音波検査も、特に問題無し。血液や尿検査の数値も、ほとんど基準値に収まっている。念のために受けた先日のMRI検査でも、悪い所見は認められなかった。

 例えば、自分が知っている40代、50代の政治家でも、実は「65歳の知事より健康状態の劣っている」人たちは、周りに大勢いる気がする。健康を維持する努力を、真面目にやっていないように見えるからだ。

 加えて言うと、政治家 山本一太は(見た目より)慎重だ。国会議員時代から、日々の行動には随分、注意を払っている。

 例えば、理由もなく誰かにご馳走になったりしない。何かの席に招待されることがあったら、逆にこちらも席を設けたりして、常にバランスを取るように気を付けている。特に知事(首長)になってからは、割り勘の会食がほとんどだ。

 国会議員時代も今も、政治資金の運用には、細心の注意を払っている。公私の活動は、かなり厳格に分けて対応している。亡父の時代から20年以上、東京で秘書を務めてくれていた女性に聞けば、「どれだけ厳密にやっていたか?」を分かってもらえるだろう。

 そう言えば、現職の大臣だった時代、大物の先輩政治家から誘われた会合で、閣僚としての職務に関係する業者から手渡されたギフトを、翌日に返したこともあった。その場では受け取らないと、先輩議員に失礼だと思ったからだ。

 しかしながら、内心、「政治家としてあれだけの要職を歴任しているのに、何と不注意な人物だろう。ずっとこんなこと、やって来たのかなあ?」と思った。「こんな席だと分かっていたら、行かなかったのに!」とも。

 幸か不幸か、お酒もタバコもやらないので、「酔い潰れる」みたいなことはない!考えて見たら、(これも残念ながら)キャバクラを含む風俗関係の店(?)に立ち寄ったことが一度もない!!

 え?それが悪いことだなんて全く思っていない。が、昔から、風俗関係の場所には興味がない。個人の趣向の問題だ。

 そう言えば、若手議員の頃に、よく料亭に行った。初当選した直後、小泉元総理が最初に戦った自民党総裁選挙に巻き込まれた。数年、先輩だった荒井広幸 衆院議員と自分が、若手応援団の中核だった。その頃は、よく先輩議員に誘われて、料亭に集まった。

 当時は、作戦会議の場所が赤坂の料亭だった。それが、30年近く前の派閥文化だった。が、そうした席で、恥ずかしい振る舞いをした記憶は一切、ない!

 ましてや、知事が1ヶ月に何度も、自宅から直接、知事車で「向島の料亭」に行くとか、同行した職員を6時間も待たせるなんて、あり得ないことだ!!(笑)

 やはり若手議員の頃、先輩のお招きで、何度か銀座のクラブにも足を運んだ。今、思い出したが、同僚議員と行ったことも1度くらいは、あったか気がする。何にせよ、数えるほどしかない。そもそも、自分には、そんな資金力がないもの!(苦笑)

 親しいメディア人たちと様々な情報交換をする中で、銀座という空間が、事情を知らないでハマったりすると、極めて危険な地域であることだけは、直感的に分かった。(笑x2)これ以上、詳しいことは書かない。

 料亭だろうが、カラオケスナックだろうが、どんな場所でも、誤解を受けるような写真は撮らせないように気をつけている。更に言うと、何か不自然なことがあった時は、ブログに記録しておくことにしている。「旧統一教会」の問題では、その習慣が役に立った。

 人間は、自らの活動領域以外の場所に行くと、つい気が緩む。それが国外だったら尚更だ。が、(前述したように)本人が隠したい振る舞いは、大抵、外に漏れている。

 そりゃあ、そうだろう。そこに同行した誰かが、周りに「あの人は、あんな趣味の悪い所に出入りしている」などと面白おかしく話すからだ。こちらから聞いてもいないのに!(苦笑)

 こんなこともあった。アジアの某国で、ある会食に出席していた通訳が、たまたま知り合いだった。その人が、そこにいた議員の行動をつぶさに教えてくれた。それを聞きながら、「なるほど、どこにいても油断は出来ないんだな!」と思った。

 何度も言うが、山本一太は欠点だらけの人間だ。これまでの人生で、何度も恥ずかしい失敗をしている。が、強みも弱みも出来るだけ曝け出して、正直に、真っ直ぐ生きようと努力している。

 そして、(前回のブログでも触れたように)どんなに隠したい都合の悪いことでも、「実は多くの人に知られている」という覚悟を持ちつつ、政治家を続けている。そのことだけは、ちゃんと書き残しておきたい。

 あ、電話がかかって来た。この続きは次回のブログ(その3)で。いよいよ、この短いシリーズの核心に入る。