2023年10月1日

 20時30分。温かいミルクティーを飲みながら、パソコンのブログ更新画面に向かっている。

 本日は久々の完全休養。ただし、昨晩はあまり眠れなかった。布団に入る前に、音楽を聴いたのがマズかった。今晩は寝る前に音楽を聴いたり、映像を見たりするのはやめておこう!!

 忙しくて手をつけていなかった雑用が、かなり進んだ。(ふう)65歳にして、何となく「新しい領域に一歩を踏み出す」みたいな感覚に囚われている。細かいことは(面倒なので)言わない。(笑)

 それはそうと、少し前に、宇佐美メディア戦略アドバイザーと電話で話をした。昨日、今日と県庁で開催された「ぐんまちゃん30周年記念 ご当地キャラカーニバル」には、2日間で約3万人の人々が来場したらしい。(驚)

 前回のブログでも触れたが、初日の昨日も大盛況だった。

 群馬県庁に、県内外からこれだけの人が集まるって、スゴいことだ!!初の企画だったことを考えても、イベントは大成功だったと言える。(ニッコリ)担当職員の皆さん、お疲れ様でした!!(感謝)

 さて、今回は、この機会に、ぜひ書き残しておきたい大事な話がある。

 ひとことで言うと、「政治家 山本一太には、『外に漏れると都合が悪い秘密』(=必死で隠そうとしている事実)などというものは、(基本的に)ない!!」ということだ。

 仮にあるとすれば、ほとんどは、(自身が隠したいと思っているからではなく)関係者に迷惑をかけないように、あえて言わないようにしているケースだろう。

 もちろん、仕事とプライベートは、きちっと分けて捉えられるべきものだ。いくら公人(政治家)だからと言って、プライバシー(人権)はある。仕事以外のことまで(何でもかんでも)公表する必要がないことは、言うまでもない!

 が、それはそうとしても、日頃から「知事というポストは『全人格をかけた勝負』だ!」などと明言している数少ない(?)政治家として、常に心がけていることがある。

 それは、何らかの形で仕事(公務)に関わる場合や、同志である県庁職員や秘書たちに知らせておく方がいいと思った時は、「私生活に関する(普通の政治家なら恐らく外には出さない)情報も、彼らと共有する」という姿勢だ。

 そうすることが必要だと感じた際には、その「プライバシーに関わる情報」を、会見やブログ、メディアのインタビュー取材で発信するようなことがなくても、定例の庁議で幹部たちに報告したり、後援会幹部の集会で伝えたりしている。

 これって、恐らく他の首長や議員は、意識してやっていないと思うな。

 過去のブログでも何度か書いたが、その人が隠したいと思っている(又は本人が誰も知らないと思い込んでいる)「都合の悪いこと」は、大抵、周りの人たちに知られている。夜の宴会では話題になっても、本人の前で、口に出して言わないだけだ。そういうものだと思っていたほうがいい!

 だからこそ、他人に知られるとカッコ悪いエピソードや、恥ずかしい失敗も、出来るだけ包み隠さず発信するように心がけている。この姿勢は、政治という権力闘争の世界では、特に重要な鉄則だと考えている。

 読者の皆さんは、かつて、日本でも(安倍元総理を含む)大勢の政治関係者を夢中にさせていた米国の政治ドラマ「ハウス•オブ•カーズ」を憶えてらっしゃるでしょうか?!

  このドラマの中で、窮地に陥った議員へのアドバイスとして囁かれるお馴染みのセリフがあった。「どんな過去の過ちも全て正直に話してくれ!どんな状況にあっても、正直こそ、最良の戦略だ!」というヤツだ。

 もともと、(いつも言っているように)山本一太は欠点だらけの人間だ。ワガママだし、不器用だし、感情的だし、人格者にはほど遠い。(苦笑)

 当然、これまでの65年間の人生の中で、仕事でも私生活でも、何度も愚かな失敗を犯した。どちからと言えば、脳天気で、楽観的な性格ではあるが、知事になった今も、日々、小さな挫折と反省を繰り返して生きている。

 が、最初から「自らの不完全さ」を認識しているために、必要以上に背伸びしたり、自分をカッコ良く見せる必要がない。もしかすると、ここは、政治家としての強みではないかと思ったりする。

 あらゆる場面で、常に自分が立派な人間であるかのように振る舞っている(本性はイメージと全く違う)政治家を見る度に、スゴく白けるし、苦しそうにも見えてしまう。

 もちろん、これでも政治家だ。情報管理が必要な場合には、漏らさない努力はする。幸運なことに、信頼する地元秘書たちからも、県庁幹部からも、本当に重要な情報が外に漏れたことはない!

 

 ただし、過去のブログでも触れたように、周りに心の弱い人間が1人でもいれば、情報のコントロールは難しくなる。精神的に脆い人間は、秘密を自分だけで抱えきれないからだ。

 そういうタイプの人には、(たとえそうしなければならない場合であっても)100%の本心は伝えないようにしている。

 よく喋る知事だけに、パッと見ると、お喋りに見える(?)かもしれない。が、実は身内にも親友にも話していないことが結構、ある。信頼する人から「誰にも言わないで欲しい!」と頼まれたら、その約束を違えるようなことはしない!!実は、見た目より慎重で、かつ生真面目なんです!!(笑)

 まあ、情報を秘匿出来る人間とそうでない人間を見極めることが大事なのは、どの世界でも同じだろう。

 ちなみに、不都合な情報を隠蔽しないということは、すなわち情報公開に人一倍、力を注いでいるということでもある。

 山本一太が、政治家(知事)として、どのくらい真面目に情報発信の努力をしているか?!それは、20年以上、毎日、書き続けているこのブログを読んで貰えば、一目瞭然だ。

 例えば、10年前の今日、何をしていたのかは、過去のブログを読めばすぐに分かる。何しろ、過去20年以上に渡って、このブログで「週末も含む毎日の出来事」を、ずっと書き続けている。

 知事としての4年間、どんな日々を過ごして来たのかも、出来る限り正確に記して来たつもりだ。

 皆さん、ちょっと考えてみてください。自らの政治活動をここまでオープンにしている政治家、他にいますか?!少なくとも自分の周辺には、見当たらない!

 先日、あるマスコミ関係者から、こう言われた。

 「知事、少し前のブログで、最新の人間ドック検診のことを書かれてましたよね?腫瘍マーカーの数字が基準値を超えていたので、念の為のMRI検査をしたことや、結果として問題が無かったという記述もあったと記憶しています。実はちょっと驚きました。」

 「知事は、毎年の人間ドックの診断結果も、かなり具体的に公表していますね。健康問題が、それこそ政治生命に直結する政界で、ここまで情報を公開している人って、なかなかいないと感じます!」と。

 あ、お湯が沸いた。2杯目の紅茶を淹れる。今度は新しいカモミールティーを試してみよう。

 ブログが長編になりそうなので、休憩を入れる。この続きは、その2で。