2023年9月5日

 夕方。少し前に知事室に戻った。夜の会食に向かう前に、急いでブログを更新する。

 本日は、午前8時30分に高崎の自宅を出発。午前9時15分。人事関係の打ち合わせ。続けて午前9時30分から、庁議に出席した。

 今日の庁議では、警察庁の人事で群馬県を離れる小笠原県警本部長から、離任にあたっての挨拶があった。

 過去のブログでも触れたが、小笠原本部長には、この1年、県民の安心と安全を守るために、本当に頑張って頂いた。特に、県が初開催した「G7デジタル大臣会合」を成功裡に開催出来たのは、県警の全面的な支援があったからだ。改めて、心から感謝を申し上げたい!!

 午前10時30分。今回が5回目となる(毎年恒例の)「若手職員による政策プレゼン」がスタート。昼食を挟んで、16時30分まで、それぞれの意思でこの重要な行事にエントリーしてくれた8つのチームが、次々と政策提案を行った。1人1人から「熱」を感じた。

 毎回、部局横断の若手職員チームが登場することが多いが、今回は、ベテラン職員中心のチームもあった。この点でも、昨年より進歩している!!(ニッコリ)

 県庁広場の活用から、デジタル人材や起業家の育成、警察のデジタル化、地域コミュニティーの活性化、多文化共生の推進等に至るまで、幅広いテーマについて議論を交わした。どれも県にとって、重要な課題ばかりだ。

 特に感銘を受けたのは、全てのチームの政策プレゼンのレベルが高かったこと。毎年、確実に進化している!!新しい発見や驚きもあり、とても勉強になった。参加者の皆さん、長時間、お疲れ様でした!!

 今回も、2名の外部有識者が同席。群馬県が日頃からお世話になっている2人の若手起業家に、毎回、鋭い指摘やコメントをもらった。議論の活性化に大いに貢献してもらった。(感謝)

 この政策プレゼンは、「オープンで風通しのいい県庁」の実現を目指す山本県政にとって、象徴的なプログラムと言える!もともとは、前知事の時代に発案された企画だが、内容も雰囲気も全く違う。

 当時、各部局の代表としてプレゼンをやらされた若手職員は、毎回、出席していた県庁幹部から、ボコボコにやり込められていたとのこと。(苦笑)職員の間では「公開処刑」と呼ばれていたらしい。冒頭だけ(?)知事が出席することはあっても、ほとんど発言することはなかったと聞いた。

 4年前、自分が知事に就任してからは、企画の中身がガラッと変わった。最大の違いは、丸一日かけて議論する仕組みになったこと。毎回、2人の副知事や4人の部長、政策アドバイザー等は最初から最後まで出席。毎年、各チームとの中身の濃い議論が展開されている。

 加えて言うと、昨年度、提案された5件に関しては、全て何らかの形で事業化•予算化されている。これも重要なポイントだ。

 今年度も、複数の面白い提案があった。早速、関係部局に対して「実現に向けた検討」を指示する!!